顧客満足には何が必要か
先日の記事「いきなり!ステーキと鳥貴族は長くないビジネス!?」
でも書きましたが、お客が来店する理由が“安い”だけでは、これ
からは厳しくなるわけですから、お客をどのように楽しませるかと
いうエンタメの要素がこれからは、重要な課題になると思います。
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確かに、値段の安さは、お客側からするとお店や商品を選択する重
要な要素ではあります。
お店側が単に“安さ”だけに頼るのは、かなり危険な行為です。
値段の安さではなく、本来は、来店するお客がいかに満足してもら
うかが大事なところのはず。
「顧客満足」というもの。
では何をもって、顧客を満足させるのか?
永井孝尚さん「なんで、その価格で売れちゃうの?」
行動経済学でわかる「値づけの科学」
こちらの本から、その答えのヒントになるようなものをご紹介。
以下引用。
アマゾンは価格破壊者のイメージが強い。
しかし実際には、アマゾンが最重視するのは価格ではなく顧客満足
だ。
アマゾンの創業者ジェフ・ベゾスはこのようにいっている。
「わが社よりも5%安く売るところが出てきても、何の心配もいら
ない。私が気にしているのは、わが社よりも優れた経験を提供す
る企業が現れることである」
この考え方は、アマゾンの様々なサービスで首尾一貫している。
アマゾンにとって低価格は、あくまで顧客満足の中の一つ。
だからアマゾンは強いのだ。
価格勝負だけでは、いつか必ず、より安い価格で売るライバルが出
てくる。
小売業では百貨店が強かったが、ディスカウントストアが価格破壊
を起こした。
その後、アマゾンが出てきて価格破壊を仕掛けて、急速にシェアを
伸ばしている。
たとえ価格破壊で有利に立っても、技術は進化するので、より安い
ライバルが必ず現れる。
だから「価格」だけで安心してはいけない。
価値も追求し続けるべきなのだ。
(中略)
徹底的に低コストを追求することで、よりものを安く提供すること
は、世の中にとって大きな価値がある。
しかし安さ勝負だけでは、いつかは限界が来る。
常に価値を高めることも、あわせて考えていくべきなのである。
以上引用。
「わが社よりも5%安く売るところが出てきても、何の心配もいら
ない。私が気にしているのは、わが社よりも優れた経験を提供す
る企業が現れることである」
顧客満足には、安さではなく、「経験の提供」
そこでしか味わえない楽しさ、経験、体験、つまりエンタメ的な要
素が、顧客満足には重要ということ。
そして、お店(商品も含めて)の価値を常に高める努力。
ならば、この「価値を高める」はどうすればいいのか?
これについては、過去記事「セールストークの本質とは?」で丁寧
に書きましたので、こちらを読んでみて下さい。
永井孝尚さん「これ、いったいどうやったら売れるんですか?」
身近な疑問からはじめるマーケティング
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