利用客からの需要がないという言い訳
10月からの消費税増税に際しては、キャッシュレス決済(クレジッ
トカード、電子マネー、QRコード決済など)で支払った場合に、
購入額の最大5%のポイントが付与されます。ただし、9ヶ月間の
みですが。
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9ヶ月間限定であるため、目的が「消費税導入」による消費縮小へ
の対応、ではないことが分かりますが、それはいいとして・・・
今回のキャッシュレス化の流れは、消費税増税というショックを利
用し、キャッシュレス決済を普及させているように、個人的には思
うわけです。
ただ、使ってみれば分かりますが、キャッシュレス決済は、ほんと
便利です。
今回は、単純に、利用する側の便利さに焦点を絞って、以下の記事
を読んでもらいたのです。
キャッシュレス化 美容業42.5%、理容業32.2%が対応
以下引用。
消費税増税を控えキャッシュレス化がすすめられているなか、今年
6月時点で美容業は42.5%、理容業は32.2%がキャッシュレス化に
対応していることが、2019年9月12日発表された。
調査したのは日本政策金融公庫。
決済手段は、美容業は「クレジットカードのみ」が48%で最多、次
いで「クレジットカードとスマートフォンのアプリ決済」が22%だ
った。
理容業は「スマートフォンのアプリ決済のみ」が49%だった。次い
で「クレジットカードのみ」の19%だった。
また今後のキャッシュレス決済の導入方針を尋ねたところ、「新た
に導入する」と回答したのは美容業11.9%、理容業15.9%だった。
「増税後も導入する予定なし」は美容業52.3%、理容業57.6%と両
業とも半数を超えた。
導入しない理由(複数回答)は、「決済手段の手数料等の経費負担
の増加」が理容業で最多、「利用客からの需要がない」が美容業で
最多だった。
このほか「新たな機器への対応に抵抗がある」、「売り上げ増加が
見込めない」などが両業で多い回答だった。
【調査概要】
調査時点:2019年6月
調査方法:面接
調査対象:生衛業3290企業(うち美容業463企業、理容業422企業)
以上引用。
これに対して私は以下のツイート。
周りの店舗がやり出さないと、やらない業界ですから・・・
— arusara (@arusara_jp) September 15, 2019
キャッシュレス化 美容業42.5%、理容業32.2%が対応 https://t.co/Qaj4lzeiW4
『周りの店舗がやり出さないと、やらない業界ですから・・・』
もちろん、キャッシュレス化を店舗側で用意する大変さや、お金の
面についても理解しているつもりです。
ただ、利用するお客としては、「あると便利だな」を用意している
お店へ足を運ぶものです。
記事を読んで、私がいちばん危惧するのが、キャッシュレス化を導
入しない理由で、「利用客からの需要がない」が美容業で最多とい
う部分。
「利用客からの需要がない」ってどういうこと?
こういうモノの見方だから、お店が繁盛しないと思うのです。
「自分の店のお客」という狭い視野でしか物事を見れない、象徴的
な言葉だと感じます。
美容室を営業で回ると、この言葉を何回も聞きます。
たとえば、ヘッドスパだったり、フェイシャルだったり、美容室で
は、新しいメニューが出てきても、「うちにはそんなのをするお客
はいない」という返事しか返ってこない。
お客のニーズだとか、そんなものはどうでもよくて、自分の好きな
ものだったり、儲かりそうなものにしか飛びつこうとしません。
お客のニーズよりも、自分の欲を優先する業界が、美容業界です。
だから、程なくして、周りがキャッシュレス化を進めると、慌てて
導入するだろうと私は予測しています。
そうい業界です。
逆に言うと、大多数の美容室がそうなので、お客のニーズに敏感な
所は、繁盛していますよね。
以下の西野亮廣さんの二冊の著書は、お店を運営されている方であ
れば是非読むべきだと思います。
現状、何かで行き詰っていると感じるならば、何らかしらのヒント
があると思います。
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