消費増税前に押さえておきたいポイント
連日、消費増税に関連する記事があり、すべてを把握することは、
出来ないのですが、個人的に「消費増税前に押さえておきたいポイ
ント」として、関連記事を紹介してみようと思います。
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早速ですが、以下の記事(9月24日付)。
消費増税まで1週間 9月と10月またいだら税率は?
以下引用。
消費税率の引き上げまであと1週間になりました。税率が10%に切
り替わるタイミングは業界や企業ごとに異なることから、各社はホ
ームページなどで注意を呼びかけています。
消費税率は10月1日の午前0時に8%から10%に引き上げられます
が、各企業の売り上げの計上方法によって実際に税率が切り替わる
タイミングは異なります。
ネット通販 注文時点?出荷時点?配達時点?
商品が出荷された時点での税率を適用するケースが多く、9月中に
注文しても商品の出荷が10月に入ると10%の税率が適用されること
になります。
このうち楽天は「8%で注文を完了したあとでも増税分が後から請
求されることがある」としてホームページ上で利用者に注意を促し
ています。
郵便 投かん時点?配達時点?
はがきや手紙の料金が値上げされる郵便では、郵便物をポストに投
かんする場合、10月1日の最初の回収分までは前日に差し出された
と見なし、値上げ前の料金になり、1日の2回目の回収から値上げ
後の料金が適用されます。
公共料金 月をまたいだら?
電気やガスの料金は、月々の料金を計算する期間が月をまたぐ場合
は、法律に基づいた「経過措置」が適用され、9月を含む期間の分
は税率が8%のまま据え置かれます。
携帯電話 通話開始時点?終了時点?
例えばNTTドコモとauでは通話が終了した時点での消費税率が
適用されるため、9月30日に通話を始め10月1日に終了した場合、
10%の税率が適用されるということです。
外食 10月1日未明に閉店したら?
ファミリーレストランのうちガスト、ジョナサン、ロイヤルホスト
では10月1日未明に閉店する店の場合、閉店までは引き上げ前の
8%の税率が適用されます。
以上引用。
ちなみに、我社と取引のある、美容器具メーカーは、今月注文が殺
到しており、今月注文受付分をすべて今月中に発送できないそうで。
但し、注文を受けた日付での税率で処理するとのことでした。
ということを、取引のある美容室に伝えたところ、数軒から注文を
頂きました。ありがとうございました。
次は、三橋貴明さんのブログより「ポイント還元制度」に関する記
事をどうぞ。
消費税増税というショックドクトリン
以下引用。
さて、消費税増税まで一週間となりましたが、皆様、複雑怪奇なポ
イント還元制度は理解されていますか?
10月1日から、消費税率は事実上「五種類」になるのでございま
すよ。
税率が一番低いのが、キャッシュレス対応店で、食品(軽減税率対
商品)をキャッシュレスで買った場合で、現在の消費税8%の内、
5%が還元されるため、税率3%。
何と、事実上の消費税減税になります。
逆に、キャッシュレス未対応店(及び百貨店・大手―スーパー)で、
食品以外を現金で買った場合、消費税率10%が丸々乗ってきます。
キャッシュレス対応のポイント還元も、FC系(コンビニなど)と
それ以外で分かれています。コンビニで食品をキャッシュレスで買
った場合、消費税率8%から2%還元され、税率6%です。
但し、イートインで食べる場合は、消費税率10%から2%還元で、
8%。
つまりは、税率が3%、5%、6%、8%、10%と、五種類。
こんなもの、本当に運用できるのでしょうか。(後略)
以上引用。
運用できないでしょうね・・・
現場で働くスタッフが、ただただ大変でしょう。
今回の消費増税のややこしいところは、『消費税増税とキャッシュ
レス決済のポイント還元制度』がセットになっている部分です。
税率の複雑さに加え、ポイント還元措置が来年6月末で終了。
来年7月1日から、消費税は全国民に対し、8%(食品、新聞)、
10%に「再増税」されることになります。
キャッシュレスのポイント還元制度は、「キャッシュレスに投資で
きる小売店」と「キャッシュレスでの決済ができる消費者」に有利
な制度です。
しかし、それも9ヵ月のみ。
最後に、吉野家の記事。
吉野家、増税後に牛丼10%引き
期間限定で、利用減防ぐ
以下引用。
吉野家は24日、消費税増税後の10月1日から15日までの期間限定で、
牛丼・牛皿全品の本体価格を10%割り引くキャンペーンを実施する
と発表した。
増税後の利用減を防ぐのが狙いで、持ち帰りにも適用する。
期間中に牛丼(並盛)を店内で食べた場合、本来は消費税10%込み
で387円になるが、40円安くなる。
吉野家はキャッシュレス決済のポイント還元制度への参加を見送っ
た経緯もあり、キャンペーンを企画した。
消費税対応を巡って、吉野家は本体価格を据え置き、標準税率10%
が適用される店内飲食と、軽減税率8%の持ち帰りとで税込み価格
が異なる。
以上引用。
吉野家は「キャッシュレス決済のポイント還元制度への参加を見送
った」とのこと。
私としては、ここが最大のポイントのような気がします。
前述したように、「ポイント還元制度」も9ヵ月限定。
キャッシュレス決済に投資するよりも、キャンペーン等を駆使して
お店を盛り上げていくことにしたのでしょうか。
ちなみに、すき家は、軽減税率制度への対応として、店内飲食と持
ち帰りの場合での税込価格を統一すると発表しています。
以下の中野剛志さんの二冊の著書は、経済を勉強したい方にとって
は是非読むべきだと思います。
目からウロコが落ちる 奇跡の経済教室【基礎知識編】
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【関連記事】
「キャッシュレス化の是非ではなく」
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