ミクロとマクロ


デフレとは、需要が不足し、供給が過剰になること、つまりモノが
売れない状態です。モノが売れない状態が続くのですから、企業は
赤字が続き、最悪の場合は倒産します。当然、モノやサービスを安
く売るところがドンドン出てきます。

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2000年代に入って美容業界でも安売り、低料金の店が増えました。


お客としては、安売り合戦はむしろ大歓迎と言いたいところ。

ところが、激しいコスト削減の挙句、材料も安いものに切り替えら
れてしまい、結果としてお客の髪も傷むことになります。

髪をキレイにする為に美容室に行ったのに、髪を傷めることをやっ
てしまっているのでは本末転倒。


こうやって考えると、安売り合戦は、巡り巡ってお客にとっては、
結果的に髪を傷めてしまうので、「損」なのです



お客は一見すると得をしているようでも、長い目でみていくと損す
ることになる。

お店側も、技術料金が安くなるので、一人当たりの技術者の売り上
げは相対的に下がることに。

当然、スタッフの給料が増えることはありません。


美容業界全体で、流行する安売り。

一ヶ所が安売りで儲けることができても、それはミクロの話


全体として、マクロでみるとと現状の美容業界は?


美容室の軒数の増加に反比例して、全体の売上が減少傾向

安売りをする美容室が増えれば増えるほどに、美容室に落とされる
お金が減っていく



となると、美容業界に携わる人間に入る、所得は減る・・・

まさに悪循環。


ミクロでは合理的でも、それが合成されるとマクロでは・・・


ということで、以下の記事を紹介します。


合成の誤謬という亡国の呪いを打ち払う


以下引用。


(前略)


政治とは常にマクロです。

政治とは「国家」がいかなる行政(あるいは「行政サービス」)を
生産するかであり、個人の話ではありません。

さらには、政治とは予算というよりは「リソース(ケルトン教授式
に言えば)配分」の問題であり、全員が平等に公正に恩恵を受ける
政策は存在し得ません。

日本の場合は、財政的な予算制約はありませんが、供給能力、リソ
ースの制限があります。


制限がある以上、供給能力は「特定の国民」にのみ使われます。

もっとも、国民経済は繋がっており、「誰かの支出が、誰かの所得」
であるため、政府の「不公平な行政サービスの生産」により、所得
拡大や安全保障強化、市場拡大といった恩恵は、最終的には全国民
に行き渡るのかも知れません。

もちろん、行き渡らないかも知れません。

それを、「できる限り至るように」主張し、国会で予算化し、行政
を動かすことができる人物が、本物の「政治家」なのでしょう。

さて、ミクロとマクロの違いですが、重大な問題は「ミクロの合理
的な行為が、合成されるとマクロで災厄をもたらす」ケースが少な
くないことです。すなわち、合成の誤謬です



(中略)


国民経済は繋がっている

一人一人にとっては合理的な「節約」が、マクロに合成されると
「全体の所得縮小」をもたらす


特に、97年、14年のデータから明らかな通り、消費税増税は
「実質で生産=所得」を減らしてしまいます。

理由は簡単で、我々が「実質で消費を減らす」ためです。(後略)


以上引用。


上記は、消費、節約の話。個人レベルでは、合理的かもしれないが、
それが国民全体で行われるとどうなるか?


お金は人間でいうところの血液とはよく言ったもので、循環しなけ
れば、身体が不調をきたします。


経済でお金が回らないは、人間の身体の血液循環が悪いに等しく、
人間ならば血行不全であらゆる病気を引き起こします



現在の日本では、デフレにより、お金の回りがよくなく、経済が淀
んでいるとも言えます。



記事中の『ミクロとマクロの違いですが、重大な問題は「ミクロの
合理的な行為が、合成されるとマクロで災厄をもたらす」ケースが
少なくない
ことです。すなわち、合成の誤謬です。』



美容業界も、正しくこれ。

ミクロでは合理的な行為(技術の安売り)が、合成されるとマクロ
で災厄(美容業界の売り上げ減少)をもたらす



「合成の誤謬(ごびゅう)」・・・初めて知りました。




以下の中野剛志さんの二冊の著書は、経済を勉強したい方にとって
は是非読むべきだと思います。


目からウロコが落ちる 奇跡の経済教室【基礎知識編】






全国民が読んだら歴史が変わる奇跡の経済教室【戦略編】






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