若返りの薬
これからは死ぬことよりも、生きることが重要になる時代だ。イモ
ータル(不死)が無理でも、「非死」の時代は間もなく来るんじゃ
ないかと僕は考えている。事故で死ぬことは依然としてあるかもし
れないが、やがて技術的には病気や老衰で死ななくなる将来が実現
される。(堀江貴文さん「健康の結論」より)
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「やがて技術的には病気や老衰で死ななくなる将来」とは?
「健康の結論」の中で、堀江さんは以下のように述べている。
以下引用。
T細胞という「免疫の司令塔」のような細胞があるが、T細胞は思
春期に急速に委縮していずれなくなる胸腺という臓器で作られる。
そのためT細胞が老化すれば体にどんどんガタがきてしまう。
しかし今ではマウスレベルでは胸腺が再生できるようになっている
し、やがて人間でもips細胞を使って再生できるようになると思う。
以上引用。
どうやら「胸腺」という臓器がキーワードらしい。
歳を取ると、なくなってしまう臓器が「胸腺」。
しかも、免疫の司令塔。
以下はその胸腺に関する記事。
「若返りの薬」の実現につながるか?
人間のエピジェネティック時計を“巻き戻せる”という研究結果
以下引用。
免疫細胞をつくる「胸腺」と呼ばれる臓器に、まるで時間を巻き戻
したかのような老化の逆転が見られた──。
ヒトの男性に成長ホルモンと2種の糖尿病薬をサプリメントとして
投与した結果、胸腺の機能回復およびエピジェネティックな老化を
“逆転”させることに初めて成功したという論文が、このほど発表
された。
非常に小規模で対照群も含まれないため大規模な研究による検証が
必要だが、加齢に大きく影響される胸腺の回復とエピジェネティッ
ク時計の“逆転”は、注目すべき結果と言える。
この数年、科学者たちは「老化」を生物医学的に改善するために、
試験管内や動物モデルを使った実験を盛んに続けてきた。
人は加齢に伴いさまざまな病気を経験するようになる。
だが、最新の科学技術を駆使して老化に抗い、加齢性疾患の影響を
受けずに健康に歳を重ねることは可能なのだろうか?
今回の研究に参加した少人数の男性に聞いたなら、誰もが「イエス」
と答えることだろう。
少なくとも加齢の影響がてきめんに現れることが知られている「胸
腺」と呼ばれる免疫細胞をつくる臓器には、まるで時間を巻き戻し
たかのような老化の逆転が見られたからだ。
しかもエピジェネティクス(DNAの配列変化によらない遺伝子発現
を制御伝達するシステムとその学術分野)をベースとした“遺伝子
時計”も、この治験による“若返り”を示していたのである。(後
略)
以上引用。
これに対して私は以下のツイート。
そもそもなんで、歳取ると、胸腺でT細胞が造られなくなんのかね?
— arusara (@arusara_jp) September 23, 2019
「若返りの薬」の実現につながるか? 人間のエピジェネティック時計を“巻き戻せる”という研究結果 @wired_jp https://t.co/2b54Xc7JYp
『そもそもなんで、歳取ると、胸腺でT細胞が造られなくなんのか
ね?』
これ、私、間違ってますね。
正しくは、「歳取ると、何故、胸腺がなくなるのか?」です。
胸腺がなくなるわけだから、そこで作られるT細胞もなくなる。
T細胞といえば、キラーT細胞やヘルパーT細胞。
どれも、人間の免疫に欠かせない細胞。
T細胞が作られなくなるので、免疫も弱まり、体も疲れやすくなる。
運動によって、体力強化を計ったとしても、細胞レベルでは、歳を
取ると確実になくなっていく細胞もあり、しかも、様々な機能を持
つ細胞も老化により、機能を発揮できなくなる。
この記事では、老化の逆転、若返りの研究結果が出たということ。
美容業界でいうところの見た目の若返りとは、それこそ“わけ”が
違いますね。
このような研究が進めば、不死ではなく、非死の時代が、堀江さん
のいうように訪れる日もそう遠くないのかなと。
医療、健康関連には以下の三冊は、お勧めです。
堀江貴文さん「むだ死にしない技術」
津川友介さん「世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事」
「がん」はなぜできるのか そのメカニズムからゲノム医療まで
国立がん研究センター研究所
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