フリーランス美容師
「ファストサロン」「メンテナンスサロン」「シェアサロン」以上
3つの美容室の形態について、当ブログで取り上げました。知らな
い人からすると、「美容室は美容室でしょ!?」で終わりなのです
が、美容室の形態も時代の流れで変化しているのです。
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まあ、言ってしまえば、言い方が違うだけなんですがね。
○○サロンといってもやっている技術の内容は、どこも同じ。
それこそ、低料金のお店でも一般的な個人経営の美容室でも、実は
まったく同じです。
ここにきて、美容室というよりは、美容師の働き方の変化が顕著に
なってきているようで。
以前の記事「変わればいいのに変えられない」でも取り上げました
が、『美容師が「業務委託契約」で働く美容室が増加』しています。
その背景については、私なりの考察を書きましたので、そちらの記
事を是非読んでみて下さい。
そして、今回は、「フリーランス美容師」について以下の記事から。
フリーランス美容師という人生の選択
以下引用。
(前略)フリーランス美容師を可能にさせた背景には、SNSの普
及とシェアサロンの拡大があります。
理美容店と客との関係は「店と客」が基本ですが、「人と人」を結
び付けるSNSはその基本関係を変えるものです。
技術者はSNSを通じて自分の作品や得意とする技術を発信し、そ
れを見て興味を持った人は、発信者とコンタクトをとり、客になる
可能性があります。
理美容店という場所を介して成り立っていた「店と客」の関係にか
わり、SNSがその役割を果たています。
SNSで結びついた技術者と客の場所を提供するのがシェアサロン
です。
理美容の技術者は届け出た店で仕事をするのが当たり前でしたが、
シェアサロンはその常識を覆しました。
あらかじめ登録しておけば、どこにでも出かけて仕事をすることが
できます。フリーランス美容師の広がりは、シェアサロンの急増に
後押しされています。
フリーランス美容師の広がりは、SNSとシェアサロンの存在に支
えられていますが、別の背景として、美容業界の現状も大きな要因
としてあげられます。
サロン企業に勤めても将来の生活に展望が描けない美容師さんは多
い。一般企業並みに勤務年数を重ねれば、それに応じて給与が上昇
する保証はありません。
ある年齢で頭打ち、減額するのが現状です。ならば独立開業になり
ますが、店を構えるには多額の資金が必要です。
その資金を手当することが難しい。たとえ資金を手当てできたとし
ても、負債をかかえて失敗する恐れが多分にあります。
資金を必要としないフリーランスという働き方は、負債をかかえる
恐れがないだけでも大きなメリットがあるといえます。
また、店の規模に見合ったスタッフを確保するのが難しい現状では、
所有する美容店をシェアサロンとして貸し出すことを選ぶ経営者が
少なからずいます。
美容業界の現状は、店舗過剰です。フリーランス美容師の広がりの
背景には、美容業界の飽和状態があるといえます。(後略)
以上引用。
これに対して私は以下のツイート。
お客が、お店に通うというよりも、そのお店に「いる人がいるから通う」が、美容室が本来やらなければいけなかったこと。
— arusara (@arusara_jp) October 2, 2019
フリーランス美容師という人生の選択 https://t.co/zBIbi1NyT7
『お客が、お店に通うというよりも、そのお店に「いる人がいるか
ら通う」が、美容室が本来やらなければいけなかったこと。』
フリーランスといえば、何か聞こえがいいのですが、これは美容室
では昔からあって、「面貸し」といわれるもの。
面とは美容室にある「鏡」のことです。
お店側も雇えないけど、「どうせ、お客もあんまり来店しないから、
空いている鏡を使っていいよ」ってな感じです。
昔は、独立前に店舗が完成するまでに少しの間だけ、という感じが
主流でしたが、今では、ちょっとの間ではなくて、誰かの店舗を利
用するのが当たり前になってきているようです。
いわゆる、シェアリングエコノミーなのでしょう。
時代とともに、形はどんどん変化していきます。
フリーランス自体の是非など私からすれば、どうでもよくて、どん
な働き方をするにせよ、そこに必ずつきまとうのは、“稼げるかど
うか”です。
もっといえば、お客を獲得できるか。
紹介記事の後半にもありますが、フリーランス美容師の広がりは、
現在の美容業界の取り巻く厳しい経営状況が背景にあるのは言うま
でもありません。
日本の経済状況がどうにせよ、繁盛店にならないところは、結局は
お店は潰れるしかないのです(残念ですが・・・)。
時代とともに形は変わりますが、本質的な中身は変わることはあり
ません。
つまり、お客を来店させる集客に力を注ぎ、そして、失客させない
ように、ありとあらゆる工夫を行う。
今までも、そして、これからも、「集客と失客」という問題を解き
続けるしかないのです。
世の中の流れ、経済、科学、歴史等をちゃんと掴み、自分なりの考
え方を持ち合わせていなければ、世の中のあらゆる情報に踊らされ
るだけです。
そうならないためにも以下の二冊はお勧めです。
「ライフ・シフト 100年時代の人生戦略」
堀江貴文さん「僕たちはもう働かなくていい」
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