オトナ女性の美容意識
美容室に対するニーズがどこにあるのか?それは、「来店するお客」
にあります。今までは(実際には今もですが)、美容師のニーズに
応えるような商品ばかりを美容メーカー、ディーラーは販売してき
ました。
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パーマのニーズが減少し、技術の低料金化が進む美容業界を考えた
時に、これからは、原点に立ち返り、来店するお客をいかに満足さ
せるかを考えなければなりません。
美容室は、お客が満足する技術を身に付け、それを売るためには、
何が必要なのかを考えて、実践するしかありません。
美容ディーラーやメーカーは、来店するお客に喜ばれる(美容師に
ではなく)美容室をつくり、そのお店が伸びるために、何が必要な
のかを考え、実践するのみです。
美容メーカー、ディーラーと美容室との付き合い方が、いかにある
べきかを、営業マンは改めて考えなければなりません。
本質はいたってシンプルで、いかに「お客に支持される美容室」に
なるか、または、つくれるかということです。
そのために、冒頭で書いたニーズを把握しなければなりません。
ということで、以下の記事。
多くの美容メニューは20代前半までに体験
以下引用。
令和時代のオトナ女性~美容意識・行動調査
「ホットペッパービューティーアカデミー」(リクルートライフス
タイル)は、「令和時代のオトナ女性~美容意識・行動調査」の結
果を2019年10月2日発表。
30代、40代の女性はヘアカラー(白髪染めを除く)やヘアトリート
メントなど多くの美容サロンメニューを20代前半までに体験してい
ることがわかった。
ネイルや脱毛などの美容メニューは、美容サロンでの体験年齢より
やや高くなってから体験している。
調査は、20~69歳女性2,500人を対象にした美容意識調査。
以下、30代、40代の女性に絞り込んでの回答になるが、
「30代、40代女性が今、興味ある施術や美容法は?」(複数回答)
1位 シミ治療(シミ取り)・肝斑・毛穴治療: 313人
2位 歯のホワイトニング: 296人
3位 ヘッドスパ: 274人
4位 痩身: 237人
5位 シワ・たるみ治療: 209人
で、ヘッドスパのニーズが高い。
「30代、40代女性がサロンの接客に求めることは?」(複数回答)
1位 技術が上手: 713人
2位 プロとしての提案・アドバイスをくれる: 459人
3位 静かに過ごさせてくれる: 431人
4位 接客が上手: 266人
5位 こちらから要望したときだけ、
お勧めや提案をしてくれる:264人
だった。
1位の「技術」は、設問の趣旨とは違うようだが、それだけ技術に
関心があるということだろう。
以上引用。
これに対して私は以下のツイート。
パーマが入ってない・・・これが現実。
— arusara (@arusara_jp) October 2, 2019
多くの美容メニューは20代前半までに体験 https://t.co/ekHeEkfBHR
『パーマが入ってない・・・これが現実。』
20年前であれば、美容メーカーの美容室向けの新商品といえば、パ
ーマ液が中心でした。パーマのニーズが落ちはじめ、パーマ液の出
荷量が減少。
今では、新商品といえば、カラー剤やトリートメント剤が中心。
しかし、「パーマのニーズがあり過ぎた」ために、今でも、美容室
では、パーマに固執している部分があります。
お客のニーズを掴む努力ではなく、ただ自分たちのニーズを満たす
ためにやっているようにしか私の目には映りません。
記事にあるように、興味ある施術や美容法にパーマが入っていない
ことに、いい加減に気づかなければなりません。
もちろん、ヘアカラーもです。
それから、設問の「サロンの接客に求めることは?」は、ちょっと
頓珍漢なような気がします。
頓珍漢な質問に対しては、頓珍漢な答えしか返ってこない。
接客に求めることで、「技術が上手い」もないでしょう!?
大事なことは、何をもってお客が「技術が上手い」と感じるかどう
かです。
つまり、お客が「満足できるヘアスタイルにしてもらえる」ことな
のではないでしょうか。
以下の西野亮廣さんの二冊の著書は、お店を運営されている方であ
れば是非読むべきだと思います。
現状、何かで行き詰っていると感じるならば、何らかしらのヒント
があると思います。
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