無理矢理にでも頭を使う


頭を使っている人のほうが、そうでない人より健康寿命どころか、
寿命そのものも長くなるということが、研究結果として出てきてい
るようです。ただ、若いころ勉強が出来たとか頑張ったということ
は、寿命には殆ど関係がないようです。

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頭を使うことが、運動よりも長生きの、そして健康寿命にとっては
必要なのかもしれません。


体のみならず、頭つまり“脳の老化対策”も重要な位置づけになっ
てくることでしょう。


単純な記憶力や情報処理能力は、若い人に有利です。


逆に、年齢とともに上昇する知性として「認知的成熟度」と呼ばれ
るものがあります


これは、あいまいさに耐える能力、たとえば、白か黒以外のグレー
を認められる能力のことを言います。

ひとつの物事に対して答えをひとつに決めず、いくつかの“答えを
考えられる”ということ



子どものころは具体的な概念しか理解できませんが、成長するにし
たがって抽象的な概念もわかるようになります。

これこそ認知的成熟度が増しているということです。


ただ残念なのが、50歳前後になるとこの認知的成熟度も退行傾向
あるといいます。

つまり、思考の老化現象に他なりません。言い換えれば、思考の柔
軟性がなくなっていくのです。


但し、50歳前後と書きましたが、人それぞれで、思考の老化・停止
といったものは、実際には年齢は関係ありません



では、思考の老化とは何なのか?


今までの経験を優先するようになることです。


経験的に成功した方法に囚われてしまい、新しい方法を考えようと
しなくなる
のです。


営業でもそうで、今まで通用していた方法が、突然、通用しなくな
ります。

営業で勝つためには、相手のニーズの見極めがすべてであり、相手
のニーズを徹底的に探ることが鉄則
です。

ところが、営業経験が長くなると、どうしても自分の今までやって
きたやり方に自分でも気づかないうちに固執してしまうもの。


本来ならば、そこで一旦立ち止まり、「何故、営業が上手くいかな
いのか?」を考えなければならないのですが、思考が固定されてし
まって、柔軟に対処できなくなるのです。


ならば、思考をいつまでも柔軟に保つためにはどうすべきか?


私の答えは、「モチベーションの問題」だと思います。


結局は、歳をとるとどうしても頭を使ったり、新しい事を始めたり
するのが億劫になります。


モチベーションが下がっていく理由は、


 ・感情コントロール能力の低下~前頭葉の委縮

 ・男性ホルモンの分泌の低下



と言われています。


30歳を過ぎたあたりから、身体が成長から老化へシフトして、それ
が50代に突入すると顕著になります



私がとくに注目するのが、脳の「前頭葉の萎縮」です。


前頭葉とは、感情のコントール、意欲、創造性を司ると部位。


前頭葉が萎縮しないようにするには?


冒頭に書きましたが、これは「頭を使う」しかないようです。


ちょっとした学びだったり、興味を持ったり、刺激を受けたりして、
今までにない感情が働くようになる。


若い頃は、意識しなくても初めて目にするものばかりで、見るもの
すべてが刺激的。

歳を取ると“知ること自体”が億劫になって、新しいことをやるの
が辛くなり、いつの間にか、“心が鈍く”なっていく・・・


これは、自然の流れなのかもしれません。


しかし、健康で長生きしたければ、“無理矢理”にでも、頭(脳)
を使わなければなりません



本日の内容は、和田秀樹さん「50歳からの勉強法」を参考にさせて
もらっています。


何をモチベーション(動機づけ)にしたらいいのか?を知りたい方
は、お勧めの一冊です。






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