常識を疑ってみる
今年のノーベル化学賞がリチウムイオン電池を開発した旭化成名誉
フェローの吉野彰氏に決まりました。いつも感じることですが、こ
うのような偉大な成果を出す方々は、世間一般の常識を疑い、誰も
見ようとしなかった真実を見つめ、そこに可能性を見い出したのだ
ろうなと。
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常識を疑ってみる
本当に価値あるものも、ビジネスを飛躍させるチャンスも、世間が
気づいていない常識の反対側にあることが多いようです。
そこを正しく見定める力をつけない限り、ノーベル賞のような偉大
な成果を出すことも、ビジネスで大きな成功を収めることも難しい
でしょう。
そもそも、世間でいう「常識」の、99%は“仮説”にすぎないとい
う説があります。
それどころか常識といわれるものの中には、真実とは違っているも
のさえあります。
たとえば、「ネズミはチーズが大好き」というイメージが世間には
あるようです。
しかし実際には、ネズミは嗅覚が発達しているため、チーズのよう
な発酵臭の強い食べ物は大の苦手であり、口にするどころか、避け
る傾向すらあります。
なのに、何故「ネズミはチーズが大好きだ」と信じているかといえ
ば、やはりメディアなどによる“刷り込み”によるところが大きい
と私は思います。
ですから、常識は必ずしも、真実をあらわしているわけではありま
せん。
世間一般の常識を疑い、誰も見ようとしなかった真実を見つめ、そ
こに可能性を見いだすのが成功者といえます。
たとえば、画期的な発明品をつくったけれど、まったく売れなかっ
たとします。
するとメディアは、「そもそもそんな商品にニーズはない」「もっ
とよく消費者のニーズを調べるべきだ」と、企業を批判します。
その数年後、別の会社がほとんど同じ商品を発売したら、普通、こ
れが売れると考えるでしょうか?
アップル社が「iPod」を開発したときがまさにこの状況でした。
普通なら、「前に他社が失敗しているからムリだ」と考えるところ
を、スティーブ・ジョブズは「これは素晴らしい商品だ」と派手に
宣伝し、見事に大ヒット商品に変えました。
もしも、スティーブ・ジョブズがメディアのいうことを鵜呑みにし
ていたら、このヒットはあり得なかったでしょう。
常識の99%が仮説にすぎないとすれば、世の中の90%の凡人、すな
わち成功できない人たちは、たった1%しか解明されていない真実
の中で富を奪い合っているようなものです。
しかし、たった10%の成功者たちは、むしろ残り99%の真実を探索
しながら自由にビジネスを展開しているということです。
彼らが莫大な富を得られるのは、当然といえば当然です。
常識にとらわれない自由な視点を持つには?
まずは、今、自分の周りを取り巻く世界で、当たり前だと思ってい
ることを疑ってみる。
そして、これから自分に出会う未知なるものに対して、他人の言葉
や、自分の経験に基づく先入観のフィルターをかけないこと。
普段から習慣にしていること、会社で当たり前のようにしているこ
とについて、一つひとつ「なぜやっているのか?」「本当にそれが
正しいのか?」と疑ってみる。
そんな小さな積み重ねから、先入観にとらわれないようになってい
くのではないでしょうか。
普段からの意識付けの連続、意識の連続が無意識となり、それを習
慣と呼びます。
常識を疑うには、常識を疑う習慣を身に付けるしかありません。
堀江貴文さんの「疑う力」は、読まれたでしょうか?
常識を疑う力を持とう。ウソをウソと見破る力を養おう。
人と同じことをやっていたら損するだけだ。
ファクトに行き着くためには、自分自身の頭を使って「なぜ」「ど
うして」と思考を続けるよりほかない。
「常識」の99%はウソである。
常識を疑う力をつけたい人にはお勧めです。
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