大阪の非常識な理容室


職種といった言葉がもはや機能していないのでは?と思えるほど、
現代は、仕事の内容が細分化されているように感じます。仕事の内
容が細分化される一方で、総合的に仕事を進める動きも同時に感じ
られます。

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たとえば、美容室の話ですが、昔はパーマ屋と呼ばれており、パー
マが中心でした。

今では、パーマ、カット、ヘアカラーの技術を提供するところが美
容室のイメージでしょうか。


仕事の細分化が進んだ例としては、カット専門店、ヘアカラー専門
店、カットとヘアカラー専門店。


逆に総合的な仕事を進めるという意味では、トータルビューティー
サロンが挙げられます。

つまり、パーマ、カット、ヘアカラーは当然として、マツエク、ネ
イル、ヘッドスパ、エステティック(美容室はフェイシャルが中
心)、それから最近では、リラクゼーション等々。


細分化にしろ、総合的にしろ、あくまでもお客のニーズに合わせた
展開でなければ、まったく意味がありません



企業側、お店側の理屈で、「儲かりそうだから」では、お客の支持
は集められないでしょうし、ましてやそこで働くスタッフの心も掴
めない
でしょう



顧客満足度を上げることと、スタッフの満足度も上げていく取り組
みは、こと理美容業界では、今後更に、重要になると思います。


スタッフの満足度を上げるものとして、やはり“給料”は外せない
要素。


ということで、以下の記事を紹介。


"年収700万が当たり前"大阪の非常識な理容室


以下引用。


平均年収が296万円の理美容業界で、「年収700万を当たり前にす
る」という目標に挑戦している理容室がある。

どうやって高い報酬を支払っているのか。大阪市内で理容室を展開
する「ギークマン」の田中社長に聞いた――。


1カ月の平均報酬額は53万2528円


「こんなにもらっていいんですか?」「働かせてくれてありがと
う」。スタッフがそう言って喜んでくれるのが、何よりもうれしい
――。

そう話すのは、大阪市中央区本町で理容室「Barber the GM(以下、
GM)」を運営するギークマン代表取締役CEO・田中慎也氏だ。
厚生労働省の調査によると、理容師の平均年収は約296万円。

同社は「700万円を当たり前の年収にする」という目標を掲げてい
る。


近年、美容業界では、サロンが美容師を正社員として雇用する代わ
りに業務委託契約を結び、必要な場所や施術設備を貸し出して対価
をもらう「面貸し」がはやっている。

同社はこれを参考に理容師と業務委託契約を結んでいるのだ。

1号店オープンから1年半後の2019年8月、GMで働く理容師の1
カ月の平均報酬額は53万2528円、最高報酬額は70万3454円だった。

このペースでいくと平均年収の2.6倍、年収780万円のスタッフが
誕生するという。

いったいなぜこのような高い報酬を支払うことができるのか?
(後略)


以上引用。


これに対して私は以下のツイート。





社長が他業種だからこそです。理容師、美容師の発想じゃないか
 ら。ただ、この現象は、あくまでも局所的だと思う。マクロでみ
 ると、理美容業界は、従来メニューは、安売りだから、今後も過
 当競争が続く。但し、新たなニーズを掴むことができれば、話は
 別。



理美容室で働く方々は、ほんと一生懸命に働いています。

印象としては、とにかく美容・理容の仕事が好きなんだなぁ~と。


しかし、お世辞にも給料面では、良いとは言えません。

ミクロでみると、お店の売上も好調で、給料も抜群に良い、という
ところはあります。

ですが、技術の安売りが流行しているので、理美容室全体では、お
店の売上もイマイチで、給料もイマイチといったところが現実
です。


私は、「業界全体で底上げをしなければ」みたいなことを言うつも
りは、毛頭ありません。


ですが、記事にあるような理容室、もちろん美容室も含めて、今後
沢山登場してもらいたいとは思います。


私個人としては、とくに美容室の場合、美容のニーズは絶大なので、
ニーズを掴むことに徹していければ、まだまだ伸びる
余地は十分に
あると考えています



つまり、美容室の展開が、時代の変化に合わなくなってきていると
いうことです。


今までのやり方で通用しなくなってきているので、改めて美容室の
在り方から造りまでを、時代の変化に合わせて最適化していく時期
のような気がしています




時代の変化に最適化したいならば、以下の三冊がお勧めです。


堀江貴文さん「僕たちはもう働かなくていい」




堀江貴文さん落合陽一さん「10年後の仕事図鑑」




「ライフ・シフト 100年時代の人生戦略」





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