むだ死にしない技術


健康、医療、予防医療に興味があったので「むだ死にしない技術」
というタイトルが気になり、この本を手に取りました。
ご存知、堀江貴文さんの著書であります。


この本ですが、以下のような定義から入っていきます。

【むだ死に】とは・・・

『予防できる手段があるにもかかわらず、何の手も打たずに病気に
 かかって命をおとしてしまうこと。

 あるいは、知識不足や怠慢から検診や治療をせずに健康を害し、
 生活の質(QOL)を損なうこと。

 本書でいう「むだ死にしない技術」とは、現代社会を生き抜くた
 めの生存戦略。

 それは、最新の「予防医療」にもとづいた知見である。』


私自身も医療、予防医療に関しては、全くといっていいほど、無知
でありました。

胃がんの99%がピロリ菌感染が原因」であると、本書でも紹介さ
 れていました。

感染症と癌の結びつきは、殆どの人間はその事実すら知らないよう
な気がします。

以前の記事「あるひ突然やってくる」で紹介した、ある美容室のオ
ーナーさんですが、ピロリ菌の検査もしたともいっておりました。

幸いピロリ菌の感染はなかったようです。

健康であるときは、特に意識していませんが、病気は、ある日突然
やってくるので、備えておかねばなりません。

「私は割と身体は丈夫だから」という“過信”が一番よくないのか
もしれません。

医療、健康に関する情報と知識不足は致命傷になりかねません

テレビをつけると、医療や健康番組が、とにかく多い。

あの手の番組は「健康に良い食品だの成分だのという内容」ばかり
で、本当に必要な情報や知識があるのかと疑問に思うばかりです。

私には、お医者さん、よいしょ番組に見えてしまいます。

テレビ番組の鵜呑みが一番怖いです。

「最新の医療」や「最先端医療技術」が怪しくて仕方ありません。

新しければいい話ではないはずです。

医療と美容は、もちろん違いますが、美容特集で毛髪に関すること
がテレビでたまに取り上げられます。

実際に携わっている人間(美容メーカーの営業マンです)としては、
「えっ、そんなレベルなの?」「いつの時代の話?」と思うことが
多々あります。

しかも、その番組が、“最新の技術で分かった新事実”というから、
見ているこっちは、たまったもんじゃありません。

だからといって、美容と医療を同じだとは、言えませんが、テレビ
ってそんなもんでしょ!?

情報は偏らないように、テレビに限らずあらゆるモノで、色々と見
たり聞いたりしています。


あまり本の内容とは関係ないことばかり書いてしまいましたが、
「むだ死にしない技術」は知らない情報が満載でした。


堀江貴文さん曰く、「この本が伝えたいのは「健康法」ではなく、
あくまでも「健康」に対する考え方であって、医療リテラシーを上
げることや「健康論」である
」とのこと。

予防医療を考えるなら是非読んでみて下さい。


堀江貴文さん「むだ死にしない技術」