緊急でないが重要なこと


10月1日に消費税率が10%に引き上げられて、一ヶ月とちょっとが
経ちました。美容室を回っていても、聞こえてくる声は、「ヒマ」
ばかり。美容室がヒマならば、美容メーカー、ディーラーも、もち
ろんヒマなわけで。

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2014年4月に消費税率8%に引き上げ。

2019年10月に消費税率10%に引き上げ。


今後も消費税率の引き上げは、あるともないとも・・・


未来の事は誰にも分からないし、過去がどうだったかをいくら悔や
んでも何にもなりません。


大事なことは、今を基準に考えて、「これから先、どのようにして
いきたいか
」をハッキリとさせることです



営業マンにしろ、美容室にしろ、現状の売上に対して、何らかしら
不満や不安を抱えているもの。


今の状況を苦しいと嘆く人に私が必ず質問するのが、「3年前の売
上と比べてどうですか?」です。


この3年という数字には、とくに根拠はありません。

大体の方が、3年前の方が売上は良かったと言います。


次に質問するのが、「その3年前に何を考えていましたか?」です。


殆どの人は、「覚えていない」と言いますが、間違いなく、今と同
じで、「厳しい」「苦しい」と言っていたはずです。


「厳しい」「苦しい」と思ったならば、その時点で“良くなるよう
に”努力をしたり、何らかしらの対策を取るべき
です。


ところが、人間そうは簡単にはいかずに、ダラダラと何もしないま
まに、時間だけが無情に過ぎ去っていきます。



経済状況を肌で感じられる人は、そういないと思います。


たとえば、日本のバブル期(1985年~1991年)に、「今まさに経済は
バブルだ!」と実感しながら過ごした人間がどれだけいたのでしょ
うか?


時が過ぎてから、「そうか“あの時が実はバブル”だったのか」と
振り返ることができるだけです。


その時々、その瞬間で気づける人などいるはずもありません。


未来予知能力など誰も持ち合わせているわけもなく、出来ることは
ほんとにシンプルで、今以上良くなるように毎日努力を積み重ねる
しか他ありません



お店がヒマになってから初めてお店の事やお客の事を考えるでは、
あまりにも遅すぎる
のではないでしょうか?



人間は、日々の活動を知らず知らずのうちに優先順位をつけて活動
しています。


人間の活動は、「重要度」と「緊急度」で分けることができると言
われています。


緊急度は「すぐに対応を迫られるかどうか」、重要度は「人生の目
的や価値観にとって重要かどうか」を示しています。


この事は、ご存知の方も多いと思いますが、スティーブン・R・コ
ヴィー博士による世界的ベストセラー『7つの習慣』(「完訳 7
つの習慣 人格主義の回復」)によるものです。





時間には限りがあります。

その限りある時間のなかで、なにを優先して取り組むべきか。

行動の優先順位を見きわめ、優先順位の高い行動により多くの時間
をさくことが必要となります。


自分自身の人生を充実させ、成功させるには、「緊急でないが重要
なこと
」にリソースをさきつづけなければならない



コヴィー博士は、「緊急でないが重要なこと」の重要性を、以下の
ように説明しています。


『「緊急でないが重要なこと」とは、効果的なパーソナル・マネジ
 メントの鍵を握る領域である。

 「緊急でないが重要なこと」とは、人間関係を育てる、自分のミ
 ッション・ステートメントを書く、長期的な計画を立てる、身体
 を鍛える、予防メンテナンスを怠らない、準備する


 こうした活動はやらなければいけないとわかっていても、緊急で
 はないから、ついつい後回しにしてしまうことばかりだ。

 効果的な生き方のできる人は、これらの活動に時間をかけている
 のである。』



私は、お店の運営にしろ、営業マンにしろ、生き方にしろ、まさに
緊急でないが重要なこと」にいかに取り組むか
だと思うのです。


今まさにお店の売上が低迷しているわけではないけれども、将来の
ことを考えるなら、いまから行動し、それを継続しなければならな
いのです




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