状況把握 医療編
日本人の平均寿命は、男性・女性ともに80歳を超えています。
いわゆる、健康寿命となると、10年位の開きででます。
つまり、寝たきりの期間が、10年はあるということ。
健康寿命とは、WHOが2000年にこの言葉を公表しました。
「平均寿命から要介護状態(自立した生活ができない)
の期間を引いた数が健康寿命」
とのこと。
2010年での日本人の健康寿命が、男性70.42歳、女性73.62歳
寿命が延びるということから、いかに健康で生活の質を落とさずに、
長生きできるかが課題となってきています。
とはいえ、日本人の平均寿命が延びたのは1950年代からだそうです。
日本の戦後の経済成長とともに、約30歳も寿命が延びてきました。
寿命が延びたのには、様々な背景が考えられますが、
今回は、死因に着目しようと思います。
明治・大正時代(1890年~1920年)
死因のトップは、肺炎。次に、胃腸炎。そして、結核となっていました。
いわゆる、感染症というやつですね。
現在の医療でいうと”治療”で解決できるということになります。
ところが、2015年になると・・・
死因のトップは、がん(悪性新生物)。次に、心疾患。そして、肺炎。
癌に関しては、約3割の死因となっています。
つまりは、生活習慣に起因するものが多くなり、
現在の死因は、治療から完治が難しいものばかりで、厄介なことに、
治らないから、医療費だけがドンドン上昇する結果になっています。
ですので、”治療”から”予防”という考えが非常に大事になってくるわけです。
世界的にみても、病気の治療から予防にシフトしていることは、確実です。
人生の目的自体が、健康ではないはず。
しかし、健康は、第一条件です。
知らないより知っておいたほうがいいと思います。
もっと、詳しく知りたい方は、以下の本がお勧めです。
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