いい加減パーマへの依存はやめよう


「ヘアカラー専門店」「カット専門店」「メンテナンスサロン」に
共通することといえば、技術メニューに“パーマ”がないことです。
「だから何?」と思われるかもしれませんが、美容室はそもそもパ
ーマ屋なんです。

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最近は、パーマ屋である美容室が、パーマ以外の技術メニューで出
店するお店が増えています。

ヘアカラー専門店の国内1号店は、確か2008年頃だったような・・


今から、10年以上前ですが、その頃も既にパーマのニーズは落ち込
んでいました。


街を歩くと、仕事柄、ヘアースタイルや髪の質や色ツヤなどを無意
識のうちに見てしまいます。


とにかく、パーマをかけている人が少ない

驚くのが、ご年配の方々でも、最近では少なくなってきている。

以前はパーマをかけていたであろう人ですら、ヘアカラーのみにな
っていたりします。


美容室の高単価メニューといえば、本来はパーマです。

そのパーマが出なくなると、お店の経営は厳しくなるばかり。

このパーマに関して私が面白いなあ、と思う事が、田舎に行けば行
くほど、パーマをかけている人が多くなる
ことです。

だから、ちょっと田舎の美容室の方が、都市部の美容室よりも断然
パーマが出ます



皮肉なことに、都市部の洒落た美容室よりも、単価は高いはずです。


こんな事を言うと決まって反論してくる人は、「でも今は、ヘアカ
ラーが出てるから」というのがあります。


ハイハイ、確かにですね。


言いたい気持ちは分からなくもないです。


パーマの価格帯が6~7000円に対して、ヘアカラーは、5~6000円
といったところでしょうか?(低料金美容室はもちろん除きます)


価格差で言えば、あまり変わらない。

しかも、ヘアカラーの方が作業量はパーマに比べると、やや短くて
済みます。

いわゆる、ヘアカラーの方がコスパはいいかもしれません。


ただ、ヘアカラーの最大の問題点は、ホームカラーの存在です


パーマに比べると、美容室でやる理由が見つけにくいのです。


ちなみに、美容室で、ホームカラーと美容室でのヘアカラーについ
ての違いを、しっかりと説明されて、しかも納得した方がどれだけ
いるのでしょうか?


美容室側は、もちろん「ちゃんと説明している」というかもしれま
せんが、現実問題として、ホームカラーの出荷量の方が遥かに多い
のです。

だから、美容室の仕事の中心は、カットになってしまっています。

更に、美容室の流行は、今や“技術の安売り”です


ハッキリ言って、パーマは時代のニーズから外れて、完全に飽きら
れて
しまっています




パーマネントが-8.1%


以下引用。


2019年第3四半期家計調査

総務省は2019年11月8日、2019年第3四半期(7月~9月)の家計
調査を発表した。

前年同期比でパーマネントが-8.1%と落ち込んだほかは、前年を
上回った。


理容は平均価格(平均支払い料金)が微増、利用回数も増えて前年
同期比3.6%上昇した。

縮小を続けるパーマネントだが、今年に入ってからも3期連続して
前年同期比を下回った。

平均支払料金は上昇しているものの利用回数の減少に歯止めがかか
らない。

ヘアカットは平均支払料金はわずかに下がったが、利用回数が増え
て前年同期比4.5%の増となった。

「他の理美容代」(*)は前年同期比13.4%と好調だった。

(*)ヘアカラー、メイク、着付、なでつけセット、フェイシャル
などのほか、ネイル、エステティックなどが含まれる。


以上引用。


これに対して私は以下のツイート。





何を今更・・・って感じ。パーマをかけてもらうのは手段なのに、
 それ自体が目的となった結果でしょう。本来、スタイルを販売し
 ないといけないのに。



美容室が本来売るべき商品は、「ヘアースタイル」です

カット、パーマ、ヘアカラーはあくまでも、スタイルを造る手段で
しかありません。


目的は、お客の希望する「ヘアースタイル」を造り、そして提供す
ること。


個別の技術メニューに囚われず、そして、時代の美容のニーズを掴
む努力をやれば、パーマに依存しなくても
、まだまだ美容室は伸び
ると私は確信しています




以下の西野亮廣さんの二冊の著書は、お店を運営されている方であ
れば是非読むべきだと思います。

現状、何かで行き詰っていると感じるならば、何らかしらのヒント
があると思います。


「革命のファンファーレ 現代のお金と広告」




「新・魔法のコンパス」





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