変えられるのは自分と自分の未来だけ


キリスト教社会で古くから口承されてきた「ニーバーの祈り」とい
うものがあります。
『神よ、願わくばわたしに、変えることのできない物事を受け入れ
 る落ち着きと、変えることのできる物事を変える勇気と、その違
 いを常に見分ける知恵とをさずけたまえ』

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私は、この言葉が好きでたまりません。


どうしても人間は、自分の力では変えることの出来ないものにスポ
ットを当てしまい、自分が本当にヤルベキ事から逃げようとするも
のです。


「変えられるもの」と「変えられないもの」を見極め、自分が変え
ることのできる物事を変える勇気
を持ちたい
ものです。


更にもうひとつ大好きな言葉があって、


過去と他人は変えられない。しかし、今ここから始まる未来と自
 分は変えられる



これは、アドラーを源流とする人間性心理学に属するエリック・バ
ーンの言葉です。


そもそも自分自身も変えきれないのに、他人を変えるとは、なんて
おこがましい・・・ってことを気づかせてくれた言葉でした。


営業をしていると、相手はこちらの思うようには動いてくれません
し、理解も示してくれません。


「解からざるを解からせるのが営業」とはいえど、常に私はどこか
で、何か変だよな?って思っていました。


どうしても私の場合は、相手を解からせようというか解ってもらお
うとして、時にはお世辞を言ったり、時には高圧的になったりと、
見かけ上相手に合わせて営業をしていました。


しかし、そのどれもが空回りするばかりで、どうしたものか?と、
いつもすっきりしない状態で営業を続けていました。


そもそも解からせようとする時点で、こちらの意のままに相手を動
かそうとしていて、自分中心の営業でしかありません



このような営業ばかりしていると、殆どの場合、相手を責めるよう
になってしまいます。


「なんで解ってくれないのか?」「こんなに説明しているのに?」
「この人なんか変だな?」等々相手を責める、相手のせいにばかり
していました。


こちら営業スタイルを変えることなく、相手が変わることをずっと
望んでいた営業でした。


つまりは、変えることの出来ない“他人”を必死で変えようとして
いたのです。


エリック・バーンの言葉を知ってからは、本当の意味で「相手中心
や相手の立場になって考える」という意味が腑に落ちました



いくら相手に非があったとしても「今、自分にできること」だけに
集中すること。


もしも相手に解ってほしい、気づいてほしいことがあるならば、解
からない、気づかない相手を責めるのではなく、自分の伝え方を変
えるようにする



自分の言葉が説得力を持つように、相手から信頼される努力をすべ
きなのです



つまり、自分自身が変わる努力をするかどうかです。




「ニーバーの祈り」は、「嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラ
ー」の教え」から引用しました。




エリック・バーンの言葉は、「アルフレッド・アドラー人生に革命
が起きる100の言葉」より引用しました。





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