差別化したければ勉強するしかない
これからの時代、科学リテラシー上げていくことは疑いようのない
事実だと思います。美容業界では、基礎的な高校の物理・化学・生
物を理解していない人間があまりにも多いというのが実情です。当
然、美容室は、美容メーカーにいいようにカモにされています。
人気ブログランキングに参加しています。
応援クリックお願いします。
しかし、当の本人達は全く気づいていない。
それどころか、美容メーカー、ディーラーの営業マンから、「先生、
先生」と言われて、自分が凄く偉くなったような錯覚を起こしてい
ます。
高校程度の物理・化学を理解してないので、まったく意味のないも
のを信じきっています。
たとえば、pH(ペーハー)、つまり水素イオン濃度のことですが、
まったく意味わからずに使っていたりします。
科学を普通に理解している人からすると、理解できないかもしれま
せんが、美容業界では、酸化、還元、そして、酸性、アルカリ性が
ゴチャゴチャになっています。
ゴチャゴチャというより、言葉だけの世界。
pHで語られるのが、酸性、アルカリ性だと知らない人がほとんど
です。
そのくせ、シャンプーは弱酸性がいいだの、髪の毛のpHはどうだ
のと言ってきます。
まあ、この手の話を挙げたらキリがないのですが、やはり基礎知識
や教養はある程度は必要でしょう。
基礎知識・教養とは何かというと、高校の教科書レベルの知識・教
養を指します。
最低限の基礎知識・教養を身に付けていないと、理解できるものも
理解できません。
理解力といいますが、理解力の土台をつくるための基礎知識・教養
を身に付ける必要があるのです。
世の中には、基礎的な知識・教養がなくては理解できない情報がた
くさんあります。
新聞ひとつとってみても、高校の教科書レベルの知識・教養がある
のとないのとでは、理解のレベルもスピードも大きく異なります。
あえて比べる必要はないのですが、美容業界は、他の業界と比べて、
あまりにも基礎知識・教養が身に付いていません。
パーマ液の成分は知りたがりますが、成分の性質や特徴をじっくり
勉強することはしません。
現在の美容室の流行は、技術の“安売り”です。
美容室を営業で回ると聞こえてくるのは、「単価を上げたい」「付
加価値を付けたい」「差別化をはかりたい」といったもの。
お店の売上を伸ばすために必死なのは理解できますが、それに伴っ
た「努力はどうなのか?」と疑問に思うばかりです。
差別化を考えるとき、“周りと違うことをやる”のが差別化だと殆
どの方はそう思うかもしれません。
確かに、そうかもしれませんが、簡単に出来てしまうのは、簡単に
マネされるだけです。
簡単に真似されないためにはどうすべきか?
それは「基本の徹底」から差別化が生まれるのです。
簡単にいえば、「勉強」ですね。
もっとも簡単な差別化の方法は、「勉強」です。
勉強は、誰でも出来る簡単なことですが、誰もやらないこと。
勉強自体は、とくに難しいことではなくて、面倒臭いことです。
誰だって、「何かしら勉強しないとなぁ~」とは思うものの、実際
には勉強しない。
自分自身の基礎力というか実力を上げるようにしなければ、今まで
以上になることはないのです。
勉強という準備をしていなければ、チャンスが来てもモノにはでき
ないでしょう。
何故ならば、勉強していないので、実力が伴っていないからです。
厳しい美容業界といっても、安定して売上を出しているところは沢
山あります。
そこに共通するのは、「勉強している」ということです。
何も特別変わったことは一切しておらず、ごく当たり前の事を日々
淡々とやっているだけなのです。
本来であれば、「勉強すべきこと」を後回しにした“ツケ”が、今
の美容業界の厳しい現状を招いているのではないでしょうか。
以下の三冊は何から勉強したらいいか分からない人にはお勧めです。
落合陽一さん「0才から100才まで学び続けなくてはならない時代
を生きる 学ぶ人と育てる人のための教科書」
伊藤穣一さん「教養としてのテクノロジー」
池内了さん「科学は、どこまで進化しているか」
人気ブログランキングに参加しています。
応援クリックお願いします。
【関連記事】
「目標の具体性をあげろ」
「人気者になるにはどうしたらいい??」
「無知はもっと高くつく 」
コメント