営業は実際に足を運ぶだけ
先日、いつものように美容室に訪問し、「ああじゃないこうじゃな
い・・」とオーナーと適当に会話していたら、一人の若い女性がお
店に入って来ました。何となく営業とも違うし、何だろうと思いつ
つ、他のスタッフが対応しておりました。
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数分して、その女性は退出したのですが、オーナーが「何?」とス
タッフに尋ねると、資料を渡されて見てみると・・
ご存知の方もいるかもしれませんが、「さばえめがね館」。
お店に行ったことはありませんが、店舗展開されている眼鏡屋さん。
私の勝手な思い込みですが、眼鏡屋ですから、実際に店舗に来店し
たお客相手が中心で、あるとすればお得意様のお宅訪問。
そして、ネット通販をやっているんだろうと思っていました。
早速、「さばえめがね館」のホームページを覗いてみると、とくに
目新しいこともなく、普通にSNSもやっていたりして、可もなく不
可もなくという感じ。
何が言いたいのかというと、眼鏡屋さんが営業で店舗を回っている
のが、結構いい意味でショックでした。
どちらかというと、“待ち”の商売だと思っていたので。
お店を知ってもらうには、やはり広告で、今の時代であれば、ネッ
トやSNSを駆使するでしょうが、以前であれば、新聞広告、折り込
みチラシ、そして、お宅へのポスティング。
それが、実際に店舗に飛び込んで、営業らしきことはしてはいませ
んでしたが、お店の紹介と割引券のようなものを置いて帰っていき
ました。
お店に置いていった“モノ(資料や割引券等)”を見せてもらいま
したが、ポスティングでよく入っているようなモノと同じでした。
それを、わざわざお店に飛び込み、そして直接渡す。
この差って物凄く大きいと思います。
そして、これって中々できません。
殆どが、ポスティングして終わりです。
「見せられたな」と思いました。
私は、未だに新規飛び込み営業をやっています。
「SNSを駆使してやればいいのに」なんて思うかもしれませんが、
美容室自体が意外にSNSをやっていなかったりします。
やっていても、どことなく中途半端。
電話してアポを取ろうとしても、断られるので、どうせ断られるな
ら、直接お店に行った方がいい。
美容室が言うには、最近は、美容ディーラーも飛び込み営業は、殆
ど来ないそうで、来るとしたら、paypayやリクルートらしい。
デジタルの時代ですが、意外にアナログ的なアプローチが効果的な
のかなと思ったりもします。
ですが、デジタルとかアナログとかは、実は本質的な問題ではなく
て、SNSを使おうが営業が上手くいかないヤツは上手くいかないし、
飛び込み営業はナンセンスと言えど、決めるヤツは決めてくる。
何をツールとして使うかも大事なのかもしれませんが、“何を”よ
りも、“誰が”やるかの方が比べられないくらい大事だと思います。
美容室に来店した若い女性が凄いとは思いません。
「会社から言われて来てるんだろうな」っていうのが丸わかりでし
たから。
私が感心したのが、その会社の営業姿勢です。
ポスティングで済むところをわざわざ直接足を運ばせて、人の口で
しっかりと説明をさせる。
営業について、私も何とも分かった感じで色々と当ブログで書いて
おりますが、実際に営業で決めようと思えばどうするか?
「相手から嫌われないように、いかに行き続けるか」
これだけです。
セールストークがとか雰囲気とかそんなものは関係ありません。
殆どの人間が途中で行かなくなります。
断られてからが営業といいますが、正にその通りで、断られれば行
かなくなります。
だから、営業で決めるには行くしかありません。
まあ、今回の女性の場合、営業ではないようなので、行き続ける必
要はないのでしょうが、他の店舗では、ポスティング、広告を中心
にやっているはずなので、他との差別化は可能だと思います。
但し、やり続ければ・・・
営業、販売、接客で悩んでいるなら、日本で一番モノを売っていた
であろう髙田明さんの「伝えることから始めよう」を読むことをお
勧めします。
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【関連記事】
「ルートセールス」
「飛び込み営業 その1」
「飛び込み営業 その2」
「飛び込み営業 その3」
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