言語化とは言葉にして話す能力
営業マンの商売道具とは何か?それは「言葉」にほかならない。自
分の頭で思考したことを言葉に置き換え、そしてそれを相手に伝え
ていく。これを「セールストーク」といいます。セールストークの
本質は、相手に(商品の)価値をいかに伝えられるかです。
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私は、美容室向けに勉強会をやっています。
勉強会では、資料等は一切使いません。
使うのは、自分の頭と「言葉」のみです。
ですから、事前に準備(勉強)しなければなりません。
言葉を使って、相手に説明し、理解してもらい、そして納得しても
らう。
この言葉ですが、人間は普段はとくに何も考えずに無意識で言葉を
発しています。
相手にこちらの意図するところを正確に伝えるには、こちらが正確
に言葉を選び、そして伝えなければ伝わるものも伝わりません。
話すだけ話して、相手が何か怪訝そうな表情になっているならば、
それは、こちらの話す内容が全く伝わっていないか理解していない
かです。
私も「何で分からないかなぁ~?」と相手の理解度のなさなのだろ
うと考えていました。
確かに、学術的な内容ならば、ある程度の基礎知識を身に付けてお
かなければ理解できないものもあります。
ですが、それ以外の事はある程度は理解できるものです。
理解できるものなのに、相手に説明するとなると相手が理解出来な
い場合がある。
それは、自分では理解しているものの、理解したものを言葉にちゃ
んと置き換えられていないのかもしれません。
よく、「この人何言っているのかよく分からない」っていう人いま
すよね。
口下手とも違うし、話が下手とかでもありません。
それは、自分で思考したものを相手に伝わるように言葉に置き換え
られていないのです。
「言語化」という言葉があります。
言語化とは言葉にして話す能力のこと。
営業という仕事では言語化は、今後、激しく求められます。
これからの世の中は機械化・自動化が進むことでしょう。
コミュニケーションが必要な仕事は、ますますコミュニケーション
能力を問われることでしょう。
人と人がコミュニケーションをとるということは、言葉によって意
思疎通をはかるということです。
この言語化が必須になることは言うに及ばず。
簡単な会話ならば誰でもできます。
中身のある会話となるとそうはいきません。
自分の思考した頭だけの内容を言葉にして相手に伝えなければ、意
味がありません。
言語化という言葉にして話す能力を鍛えるにはどうすればいいでし
ょうか?
落合陽一さんの「0才から100才まで学び続けなくてはならない時
代を生きる 学ぶ人と育てる人のための教科書」には、以下のよう
に書かれています。
以下引用。
ロジカルな言語能力を鍛える習慣
具体的には、子供に対しても自分自身についても、次のようなこと
を意識しながらコミュニケーションをとるとよいと僕は考えていま
す。
・情報伝達の正確性が求められている時にいい加減な日本語を話す
ことを許さない。
・擬音語などのニュアンスで話しかけられたら言語を駆使したロジ
カルな質問を返す。
・きれいな文字かどうかよりも意味不明な文章を書かないことを心
がける。
・新聞の論説などアカデミック・ライティングで書かれた文章に数
多く触れる。
ロジカルな文章を読むことができないと、ロジカルな文章を書くこ
とができません。
論理構造や主語が明確に書かれた文章を読み、その構造をできるだ
け把握できるようにしましょう。
新聞の社説以外にも、日本語で書かれた論文はアカデミック・ライ
ティングのお手本にお薦めです。
同時に言語的な能力として身につけたいのは、自分の頭で考えを深
め、それを言語化、つまり言葉にして話す能力です。
インターネットで調べたことや、誰かに聞いた話をコピペしたり又
聞きした知識をそのまま話すだけでは、その能力を高めることはで
きません。
「解釈」と「構築」のための訓練が必要なのです。
調べたり聞いたりしたことについて、自分なりの思考をプラスし、
抽象的なこともできるだけわかりやすく言語化する習慣をつけると
よいでしょう。
これは知的生産者として思考を続けるために必要な習慣の一つです。
以上引用。
言葉を話して相手にきちんと伝わるようにするには、ただ話せばい
いわけでもなく、情熱的に話せばいいわけでもなく、言語化、即ち、
言葉にして話す能力が大切だということです。
自分の思考にしろ、感情にしろ、それらを言葉にして話すことを日
頃から意識的に取り組まなければなりません。
とくに営業マンならば。
落合陽一さんのお薦めの本。
「日本再興戦略」
「10年後の仕事図鑑」
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