進歩と退歩
自分が変化したならば、そして、変化することを決意したならば、
全てが変わってくるはずです。個人であれば、日常生活、仕事に向
かう姿勢、その結果もすべて。お店であれば、もちろん売上。
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自分が変わることで、売上がすぐに上がってくれればいいのですが、
必ずしもそうはならない。
時として、売上が下がることだってあります。
では、何故売上が下がってしまうのか?
これは、一時的なもだと私は思います。
つまり、お客が、こちらの変化に対応できない場合、当然離れてい
きます(失客)。
私も離れていきました。
売上は下がります。
焦ります。
動揺します。
しかし、この時に大事な事は“ブレナイ”ことだと思うのです。
何故、変わろうと思ったのか?
何故、行動を起こしたのか?
ブレナイためにも、これを改めて自問自答しなければなりません。
誰だって、調子の良いときは、
「感謝しかありません」
「お客さんのおかげです」
とか、言ったりします。
本当の意味で、その人が“試される”のは、どうしようもなく売上
が落ち込んだときだと思います。
二進も三進もいかないときこそ、ブレずに、ただひたすら淡々とや
れるかどうか。
感謝がどうのこうの言う人間に限って、上手くいかなくなると、他
人のせいにしてきます。
自分を他人に認めさせるとか、他人から良く思われたいなどと考え
ているうちは、上手くいかないし、変化できないでしょう。
つまり、自分の為だけの人(自分中心)に他人はついてきません。
人によっては、波風立てたくないので、現状そのまま、という人も
きっといることでしょう。
ところが、自分が変化もしていないのに売上が下がることの方が、
実は多いのではないかと私は思います。
では、何故、売上が下がるのでしょうか?
それは、お客は、常に変化しているからです。
『人間の価値判断は、常に比較対照の中にある』
つまり、お客に“見切りをつけられた”わけです。
物事というのは、安定している状態を保つことが、実は最も難しい
と心得るべきです。
同じ状態をとどめておくには、それ相応のエネルギーが必要です。
例えば、冷凍庫の中の氷は溶けませんが、一旦外に出せば、すぐ溶
けてしまいます。
どれだけのエネルギーを使って水を凍らせていたかを知るべきです。
昨日のエントリーで、既存客の失客の原因は「信用を失ったから」
と書きました。
お客のためにも、そして自分のためにも、常に向上心は失いたくな
いものです。
オープンしたばかりのときは、向上心に満ち溢れていたのが、いつ
の間にか、お客への依存心に変わり、自分だけ良くなりたいという
欲だけになってしまい、何も本質が見えなくなってしまうのだと思
います。
「学問のすすめ 現代語訳」の中で以下のような一説があります。
以下引用
およそ世の中の物事は、進歩しない者は必ず退歩する。
退歩しない者は、必ず進歩する。
進歩も退歩もなく、そのままのところに留まる者はありえないのが
理屈である。
いま日本のようすを見ると、形としての文明は進歩しているように
見えるけれども、文明の精神である人民の気概は、日に日に退歩し
ている。
以上引用。
つまり、進歩するか退歩するかのどちらかであり、現状維持はあり
えないということだと思うのです(あくまで私の解釈)。
形をいかに変えたとしてもそれに見合う中身なのか。
お店を移転したり、改装したりするところがあります。
もちろん老朽化等にともないそれが必要です。
ただ、一番大事なことは、形の変化に合わせて、それ以上に自分自
身の中身を進歩させていくことだと思います。
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