行動と向き合うその時の力
昨日のエントリーで「理容業・美容業」の倒産件数が過去最高を更
新したという内容を取り上げました。これに関しては、様々な原因
が考えられますが、シンプルに考えて、今までの美容室の在り方、
そして、美容師の在り方が通用しなくなっているだけだと思うので
す。
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時代の流れが変わるように美容室に求められるニーズも変わります。
ならばそのニーズとやらを探り、そして、掴む努力をしなければな
りません。
従来通りの仕事をやるのは、何も考えなくていいのでラクと言えば
ラクです。
ですが、何も考えなくなると考えるという行為というか動作という
か、これが大変苦痛になります。
脳科学的に“どうのこうの”というつもりはありませんが、人間は、
考えるよりも行動した方がラクなのです。
この場合の行動とは、習慣の延長上での行動のことを指します。
ですから、「考えるクセを身に付ける」ことが大切だと痛感します。
美容室で勉強会をやっていて、私が「これからは○○が必要だから、
□□に対応できるようにしていきましょう」と新しい事に取り組む
ことを促すと、決まって言われることがあります。
「昔はこうやった」
「私はこうやってきた」
つまり、今までの考え方、やり方に囚われて(執着)、最も大切な
「考える」ことを放棄しているのです。
この「考える」を放棄することこそ、その人の習慣なのです。
「情報弱者」という言葉をご存知でしょうか?
知らない、面倒くさい、自分の知っているやり方を変えたくない、
こんなふうに思考停止してしまう人のことをそう呼びます。
情報弱者、つまり考えることを放棄している人は、何事においても
他人(自分以外の物事も含む)のせいにします。
美容室であれば、
「来店周期がぁ~」
「安売り店がぁ~」
「ホームカラーがぁ~」
「消費税がぁ~」
「頭が悪いから~」
挙げたらきりがありませんが、何かのせいばかりにして、現状をど
のように変えていこうかと行動を起こすようなことは一切しません。
周りのせいにばかりする人に限って、良い形を欲しがりますが、実
際には、それをモノにすることは出来ません。
何故ならば、いくら良い形を教わったとしても、教わる人の中身が
伴わなければ、何の意味もなさないからです。
良い形といわれるものは、心から良くしたいという思い(中身)が、
形になったものでしかありません。
ですから、一生懸命に良くしていこうと思って取り組めば、自然と
良い形になるのだと思うのです。
人は、常に習慣に支配されています。
この習慣を良い習慣(考えるクセ)に変えていけばいいのです。
がしかし、良い習慣を習慣化していくときの壁もまた、その人の悪
い習慣なのです。
習慣とは、日常的なもの。
つまり、「行動と向き合うその時の力」それが習慣なのです。
以上が私なりの、「理容業・美容業」の倒産件数が過去最高を更新
、を受けての分析と課題です。
何が問題で、何が重要なのかが分からなければ、何をスベキかも明
確にはなりません。
問題設定したならば、後は解決策を考えて行動あるのみです。
モノやサービスを売る仕事をしている方には是非とも読んで頂きた
い、西野亮廣さん「革命のファンファーレ 現代のお金と広告」
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