美容系専門サロン利用実態と意識


美容室の技術メニューは、大きく分けると、カット、パーマ、ヘア
カラーの3つが主流だと思います。更に細かく見ていくと、3つの
主流の技術メニューから枝分かれして、今では様々な技術メニュー
があるように思います。

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美容室で全て出来たはずの技術メニューを細分化し、美容系専門店
が、今では乱立するようになっています。


カット専門店、ヘアカラー専門店、ヘッドスパ専門店、メンテナン
スサロン・・・等々、他にもあるようですが、これらは全て一つの
美容室で出来ることです。


「手を替え品を替え」美容業界は、今日も顧客獲得に励んでいるわ
けですが、乱立する専門店の利用実態と意識はどうなっているので
しょうか?


ということで以下の記事を紹介します。


美容系専門サロン利用者は年々増加


以下引用。


専門サロンに関する調査


カット専門店、カラー専門店はじめヘッドスパ専門店などなど美容
業界には多くの「専門店」が出現しているが、その利用実態などに
関する調査結果が2020年1月7日発表された。
「専門サロンに関する調査」。

ホットペッパービューティーアカデミー(リクルートライフスタイ
ル)が20代から40代の女性利用者、同未利用者を対象にした調査で、
調査結果についてはすでに発表されているが、今回は専門サロンの
マーケットボリュームの推計も実施して公表した。
今後の専門サロンの可能性を占う上でも参考になる。

調査は22の専門サロンを、効果改善系専門サロン、お値打ち系専門
サロン(メンテナンスサロン)、その他の専門サロンの3つのタイ
プに分けて集計。

直近10年の専門サロン利用状況から、専門サロンを利用する人の割
合は年々上昇傾向にある(推計)。
その他の専門サロンは横ばい、効果改善型サロンの伸長が鈍るなか
で、お値打ち系専門サロンの利用が増えているのがわかる。


(中略)


3専門サロンの利用実態・意識は?

・専門以外の美容サロンは「手間・時間の削減」が上位にあがるが、
 専門サロン(特に効果改善系)は「仕上がりの良さ」「専門的な
 アドバイス・提案」など、プロの専門スキルへの期待が利用理由
 になっている


・専門以外の美容サロンと専門サロンで上位にあがる不満はほぼ共
 通。専門サロン特有の不満では、「(期待よりも)効果がない」
 「普段のサロンとの差が分からない」といった仕上がりや、「予
 約が取りづらい」「サロンの選択肢が少ない」といった店舗数の
 少なさに関するものなどがあがった
(後略)


以上引用。


これに対して私は以下のツイートをしました。




複雑すぎてよくわからない。20代から40代の女性であれば、こう
 いう結果になるでしょう。これからの世代では、体験型を価値と
 する人は今から増えるはず。所謂美容室の高単価のお客の層は、
 あくまでも50代以上。



私が考える、この調査の一番のポイントは、「20代から40代の女性」
が調査対象であることです。


美容系専門店に関する調査ならば、この年齢層に必然的になってし
まうのでしょう。

何故ならば、「20代から40代の女性」は、所謂美容室にあまり通い
ません


だからと言って、専門店に通っているわけでもないようです(あく
までも個人的見解)。


美容室に来店する年齢層は、40代から60代が中心で、次いで、70代
以上となります


20代から30代は、来店はしているものの利用率が他の年齢層に比べ
ると低いはずです。


日本は、少子高齢社会ですから、40代以上の人間が多いわけです。


人口の瘤としては、団塊世代と団塊ジュニア世代があります。

美容室は、この世代に“刺さる”ような来店理由をつくれるかが勝
負の分かれ道だと思います



70代以上がパーマをかける世代であって、50代から60代は、今では
ギリギリ入るか入らないかだと思います。

パーマをかけないことが、高単価がとれない美容室の悩みです。

今後は、益々パーマをかける人が少なくなります。


お店にとって、メインの顧客年齢層が上であればあるほど、今後は
当然失客していくわけで、そこを補う(集客)ことに取り組まなけ
ればなりません。

20代から30代が、今何を考え、何に価値を感じ、どのようなライフ
スタイルなのかを押さえておく必要がある
はずです。


「顧客満足」という言葉があるように、お店に来店してもらい、い
かに満足してもらうかが本質です。


どのような専門店がヒットするのかも大事な事ですが、あくまでも
形と中身の問題ですから、良い形に対して良い中身があるかどうか



「顧客満足」があるかどうかです。


アマゾンの創業者ジェフ・ベゾス曰く

わが社よりも5%安く売るところが出てきても、何の心配もいら
 ない。私が気にしているのは、わが社よりも優れた経験を提供す
 る企業が現れることである



顧客満足には、安さではなく、「経験の提供」


そこでしか味わえない「楽しさ、経験、体験、エンタメ的要素」が、
顧客満足には重要ということ
なのでしょう。


美容系専門サロン利用実態と意識の記事から以上のような事を考え
てみました。




世の中の流れ、経済、科学、歴史等をちゃんと掴み、自分なりの考
え方を持ち合わせていなければ、世の中のあらゆる情報に踊らされ
るだけです。

そうならないためにも以下の二冊はお薦めです。


「ライフ・シフト 100年時代の人生戦略」




堀江貴文さん「僕たちはもう働かなくていい」





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