内容が読めることが重要
因果関係とは、「AだからB」という「原因(A)」と「結果(B)」
の関係のことです。簡単に言えば、「こうなったらこうなる」で、
根拠があることです。しかしながら、これを掴めていない人は意外
に多いのです。
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因果関係とくれば相関関係。
相関関係は、一見すると原因のように見えるものが再び起きても、
期待しているような結果は得られるとは限りません。
相関関係とは、あくまでも“傾向の話”のようなもの。
ですから、根拠はありません。
つまり、因果関係と相関関係をきちんと見分けることが重要です。
この二つの関係を混同してしまうと、誤った判断のもとになってし
まいます。
情報化社会に生きる者としては、日常生活の中でも、因果関係と相
関関係の違いを理解して、「本当に因果関係があるか」を考えるト
レーニングをしておけば、思い込みや根拠のない通説にとらわれる
ことなく、正しい判断ができるというもの。
「ビックデータ」が流行語になっている現代では、誰でも簡単にデ
ータ分析ができるようになっています。
しかし、これは必ずしもデータ分析の結果を正しく解釈できるよう
になったことを意味しません。
ビックデータ時代を生き抜くためには、データ分析だけでなく、デ
ータ分析の結果を解釈するスキルも身につけておく必要があります。
私なにり、「データ分析の結果を正しく解釈する」という意味で書
いてみた過去のエントリーが以下であります。
「メタボ健診のその後」
「データは分析して読み解く」
「関係がないものを関係があるように見せる」
データにしろ、本の内容にしろ、人の話にしろ、情報にしろ、内容
が“読める”ことが重要です。
つまりは、「何を云わんとしているのか?」という本質的な部分を
いかに理解できるかどうかだと思います。
ありとあらゆる情報が入り乱れる現代において、ある意味では自分
の身を自分で守らねばなりません。
そのためには、何事においても自分の頭で考えるというクセを身に
つけ、自分で答えを導きだす能力が必要だということです。
営業マンにしろ、美容室経営にしろ、「何をヤル」ではなく、「何
が問題で」「何が重要で」を自分自身で見つけなければなりません。
これからの時代は、「何をスベキカ」ではなく、「何が問題なのか」
を提起できることの方が遥かに大切だと思うのです。
データ分析の結果を正しく解釈し、更にそこから、課題を見つけ、
そして解決する道筋まで提案できなければならないのです。
結果的には、それが「替えがきかない人材」となっていくのだと、
私は思います。
今回登場した「因果関係と相関関係」ですが、それを正しく理解す
るための最適な入門書が以下であります。
中室牧子さん 津川友介さん
「原因と結果」の経済学―――データから真実を見抜く思考法
因果関係なのか相関関係なのかを正しく見分けるための方法論を、
「因果推論」と呼ぶそうです。
「原因と結果」の経済学は、因果推論の根底にある考えかたを徹底
的にわかりやすく説明するために書かれた本です。
因果推論の「入門の入門」のための本らしく、経済学の前提知識を
必要としませんし、数式なども一切用いられておりません。
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