知らせなければ売れようがない
営業をする上で、こちらがどれだけ素晴らしい商品(モノ・サービ
ス)と思ってもその価値が相手に伝わらなければ、全く意味があり
ません。商品の前に、その商品を売り込む“人”がそこには必ず存
在します。
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商品力や技術力がどんなに良くても、それを売り込む営業力が必要
なのです。
営業は、モノを売る前に、まず「自分を売れ」といいます。
商売というものは、「モノを売って利益をだすこと」そして、モノ
を売るためには、営業をしなければなりません。
しかし、殆どの人間が、「いいモノをつくってさえいれば、人は勝
手に集まってきてモノが売れる」と、本気で思い込んでしまってい
るのです。
どんなに、いい仕事ができる能力を持っていたとしても、その能力
を売り込むことができなければ、何も価値は生み出せません。
だからこそ、「自分を売れ」は凄く大事なこと。
商品が、勝手に売れていくことは、ありません。
それを、売る”人”が必ず存在します。
売るべき商品の価値が、相手に伝わってこそなのです。
実は、これはそんなに難しいことではなくて、家族や友人との日常
会話でも同じことがい言えます。
伝わるとか伝えたつもりとか小難しい言い方ですが、シンプルに相
手が商品の存在自体を知らないだけか、商品の価値を勝手に決めつ
けているかのどちらかだと思うのです。
先日のエントリー「売れるモノと売れないモノ」でも書いたばかり
でしたが、売れないモノだったものがマスコミで取り上げられると
途端に売れるようになる。
これは、商品が素晴らしい云々の前に、知られてない(認知不足)
だけなのです。
たまたま知る切っ掛けがマスコミであって、これは何でも(人から
の話、広告、ネット記事等)構わないのです。
世の中には知らないだけで、楽しいこと、面白いこと、美味しいも
のだって沢山あるはず。
しかし、私達はシンプルに“それ”を知らないだけ。
私は、「本」にはそれを感じることが多々あります。
全く本を読まない人にいくら勧めても無駄ですが、多少読書する人
に「この本面白かったよ」なんて教えるたりすると、次会ったとき
には買って読んでいることが多いです。
「本」自体には売れる力はありません。変な言い方だけど。
いくら面白くてスゴイ本を書いたとしても、人が勝手に書店に集ま
ってその本を買ってくれることはありません。
あくまでも本は本でしかなくて、本を“売る”には営業をしなけれ
ばならない。
営業でなくても、知っている人から勧められると読んでみたくなる
ものです。
面白い本は山ほどあるけど知られていないだけで、その本がいかに
面白いかをネット記事なんかでいくら書いてもその本を買おうとは
あまり思いません。
何故なら、そのネット記事を書いた人のことを知らないからです。
記事を書いた人を知っていれば話は別です。
結局は、「人から人」なんです。
以前のエントリー「ノリと勢い」では、私の体験談として些細な会
話から本の購入に至った事を書いています。
同じような事が西野亮廣さんの「革命のファンファーレ 現代のお
金と広告」でも書かれています。
『お客さんは、お金を持ってないわけではなく、
お金を出す「キッカケ」がないだけだ。』 西野亮廣
西野さんが番組スタッフに、前田裕二さんの「人生の勝算」の魅力
を熱弁したところ、その話を聞いたスタッフが、その場でアマゾン
をポチったと。
西野さんだからとかは、実はあまり関係がなく、知っている人(こ
の場合あくまでもこちらから好意があるのが前提)から勧められる
というのがポイントなのです。
やっぱり人は常に「情報を欲しがっている」のだと思います。
だからこそ売れないモノは存在しないのだと。
前田裕二さん「人生の勝算」
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