コミュニティ運営で歪みが出るポイント
美容室は、もはやただ出店すればいいだけの時代はとっくに終了し
ました。以前であれば、ある程度技術を覚えて、ある程度お客がつ
いて、ある程度お店の回し方を覚えて、他人から使われるのが嫌に
なって、そして、独立するという感じでした。
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そんな独立も確かにアリかもしれませんが、時代の変化が激しくて、
ありきたりの美容室が通用しなくなっています。
これからは、「美容室を“どういう形”で打ち出していくか」を激
しく問われる時代に突入したと思うのです。
そんな事ばかり日々考えていると見えてきた形のひとつに、「コミ
ュニティ」の存在があります。
コミュニティには、「現代人の価値を感じる要素が詰まっている」
と言われています。
そして、どんな種類のビジネスにおいても外せない鍵になると。
私は昨年から美容室の「運営の在り方」を再定義することが大切で
あると説いてきました。
運営の在り方で考えるべきは、先程述べたコミュニティを含めて以
下の3つ。
・コミュニケーション
・コミュニティ
・来店理由をつくる
これは何も美容室に限った話ではありません。
当然、美容メーカーの営業マンである私自身にも同じことが言えて
いて、上記の3つを美容室に価値として提供できなければ今後はや
っていけないと思うのです。
さて、ここからが昨日のエントリー「美容室の取り組みは私の取り
組み」の続きです。
月に一回、定期的に顔を会わせると(私のお客である)美容室同士
が私の知らないところで色々な話がされるようになります。
そこでの会話には大目にみれる部分とみれない部分があります。
昨日は、大目にみれる部分でしたが、本日はみれない部分について。
大目にみれないのは、抽象的なのですが、「人間関係の歪み」の部
分です。
人が集まればそこにはそれぞれに関係性が出てきて、気にしなくて
もいいものを気にしなければいけないことが非常に多くなります。
それを一言でいうと、「人間関係」です。
人間関係で注意すべきポイントは?
何故、人間関係の歪みが出てしまうのか?
そもそも、その歪みに私が気づくことが出来るかどうか。
会社というか組織というかやはり人が中心ですから、人間関係に非
常に力を注ぐ必要があります。
会社(組織)でいうと、面白いもので仕事をしない人ほど文句をい
います。
さぼりたい、ラクをしたい、都合よく、の考えを持つ人といえばい
いのでしょうか?
つまり、人間関係で歪みが出る(出さないようにする)場合、
・自分も含めて会社(組織)や周りを良くしようとしている人
・自分だけが良くなりたいだけの人(自分中心)
の区別をハッキリと見極めなければなりません。
よく言われることで、「箱の中の腐ったみかんがひとつでもあれば
全て腐ってしまう」があります。
腐ったものを見極めて排除できなければ全てが腐ってしまうのです。
この腐った(表現が少しよろしくありませんが)みかんが、「自分
だけが良くなりたいだけの人(自分中心)」というわけです。
たとえ腐っていなくても腐ったみかんがあるだけで腐ってしまうわ
けですから、これは非常に厄介な問題なのです。
この“腐る”を私は、“汚す”と表現しています。
つまり、自分中心の人が良くしようとしている人を汚すわけです。
会社(組織)、コミュニティにおいては、「人間関係の歪み」、即
ち、汚す人をつくってはいけないし、汚す人を正して(注意)いか
なければなりません。
そして、私自身が汚す人に気づき、正していけるかどうかは、実は、
私が仕事を一生懸命にやっているかどうかなのです。
仕事を一生懸命やって、結果を出していれば、汚す人腐っている人
は、ぽっかり出てきます。
たとえどんなに強い会社(組織)でも、汚す・腐った人間が3割い
て、そこを指導改善できるトップでなければ、その会社(組織)は、
全てがダメになるといわれています。
美容室が集まりこちらの提供する内容をしっかりと実践してもらえ
ば、高確率でお店の売上が伸びる自信が私にはあります。
ですが、それはあくまでも教わったことを実践したならばです。
教わる姿勢も中途半端で実践も自分の都合に合わせたものばかりの
美容室は、伸びることはありません。
そういうお店に限って、自分の努力の無さを棚に上げて、こちらの
せいにしてきます。
直接こちら(私)に文句を言ってくる分には全く問題ないのですが、
その文句を同調してもらいがために勉強をしている他の美容室に言
ったりします。
この場合二つの事が起きます。
まずは、文句に同調してもらいたい他の美容室が、「自分も含めて
会社(組織)や周りを良くしようとしている人」ならば、その場で
正してくれたり、私に教えてくれます。
逆に、自分だけが良くなりたいだけの人(自分中心)がその話を聞
かされると同調して勉強を止めていきます。
これはホント迷惑な話です。
私からすると大切な顧客がなくなるのです。
つまり、汚す人を大目にみることはできないのです。
コミュニティ運営は、難しい。
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