メンテナンスサロン躍進
昨年8月17日のエントリーで「メンテナンスサロン」を取り上げま
した。その中で私は、このメンテナンスサロンについて『予約とか
も気にせずに通えるとなると、今後このメンテナンスサロンの需要
は益々高まるかと予想できます。』と述べておりましたが、どうや
ら予想以上に高まっているようです。
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「チョキペタ」 9年間で売上100倍の急成長
以下引用。
ジャスダック上場の大手美容サロン、アルテ サロン ホールディン
グス傘下で、「ChokiPeta (以下、チョキペタ)」を展開する株式
会社C&P(置塩圭太社長)は、2020年2月21日、東京・大田区鵜の
木駅に「エトモ鵜の木店」をオープンする。同店として60店舗目。
チョキペタは2011年7月に第一号店をオープンしてから、9年間で
60店を達成、売上は100倍。1店あたりの売上は67%増の計算にな
る急成長だ。
チョキペタは、メニューをカットとカラーに絞りこみ、リーズナブ
ルな料金で提供するメンテナンスサロン。利用者の多くは40代後半
~60代の女性で、利便性を考慮し、普段の生活の導線上にあるスー
パーの店内に主に出店している。
予約は不要、会計は券売機で事前精算、オートシャンプー機による
シャンプーやセルフブローブースを設置するなど、美容店としては
独特の仕組みを取り入れている。安さを実現しながら高い満足度が
あることから、お値打ちサロンともいわれている。
積極的な店舗展開を可能にしているのは、休眠美容師の活用にある。
同店では全体の約48%のスタッフが元・休眠美容師。休眠美容師を
復帰させるための技術教育(写真)で、早期育成をはかっている。
さらに動画マニュアルを取り入れた教育にも力を入れ、150種以上
のチョキペタ教育コンテンツを揃え、技術や接客に関する様々なノ
ウハウをタイムリーに全店に共有し、常時サービスの改善に取り組
んでいるという。
ちなみに60店舗目となる、「チョキペタ エトモ鵜の木店」の
メニューと料金は
・カット&ドライ・・・・・・・・¥1,300(税込)
・カラー[根元染め]・・・・・・・¥1,900(税込)
以上引用。
これに対して私は以下のツイートをしました。
カット、ヘアカラー専門店を含めて、最大は個人経営美容室から相当のお客が流れたのでしょうね。#美容室
— arusara (@arusara_jp) February 10, 2020
「チョキペタ」 9年間で売上100倍の急成長https://t.co/jwOAvNd6hv
『カット、ヘアカラー専門店を含めて、最大は個人経営美容室から
相当のお客が流れたのでしょうね。』
予約不要の利便性もさることながら、やはり技術料金の安さと美容
室滞在時間の短さが消費者にとっては、大きな来店理由になってい
ると思われます。
記事中に「利用者の多くは40代後半~60代の女性」とあります。
この年齢層こそが美容室に来店してくれるボリュームゾーンに他な
りません。
既に、低料金美容室は以前のイメージ「安かろう悪かろう」がなく
なり、利用する人も一部の人間ではなくなりました。
安く早く仕上がり、そして、今まで通っていた美容室と何ら“差”
を感じないからこそ、一度利用してしまえば低料金美容室を選んで
しまう。
いつも書いているように、従来の技術メニューだけでは、美容室を
やっていくのはかなり厳しくなることでしょう。
何故ならば、「カット、カラー、パーマ」の差別化・付加価値を一
般の美容室が、どれだけやろうとしても、美容室の供給過剰状態を
考えれば意味をなさないことは明白です。
ならばどうするか?
これすら考えない美容室は、今後淘汰されていくことでしょう。
確かに美容室は、専門分野の知識が求められるわけですが、それは
美容師が美容の仕事をする上での話でしかありません。
美容の仕事さえできれば経営が上手くいくという、「経営イコール
技術」の考え方から脱却できなければ、消費者のニーズに応えると
うい至極当たり前の理屈を押さえることさえも出来ないでしょう。
改めて、「美容室経営はどうあるべきか」というシンプルな問いを
自分自身に問いかけなければ、美容室として今後生き残っていくこ
とは厳しいものになると私は思います。
さて、こういった流れは、業界に関係なく、仕事の在り方や仕事に
求められるものは変わっていくでしょう。
そのような内容の本を以下に紹介します。
堀江貴文さん「僕たちはもう働かなくていい」
加谷珪一さん「ポスト新産業革命 「人口減少」×「AI」が変える
経済と仕事の教科書」
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