悲惨な結果にならないためにも


私の住む長崎市では、今年も「ランタンフェスティバル」が開催さ
れました。9日に閉幕し来場者数は約56万人で、前年に比べて約42
万人減少。中国を中心に、新型コロナウイルスの感染が広がったこ
とが影響したとみられ、来場者数は過去10年間で最も少なかったと
のこと。

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結果的に外国依存が強まっている日本の観光サービスは、今回の新
型コロナウイルスの感染で打撃を受けることになりました。

観光に限らず、外需に依存することはリスクが高いのだとまざまざ
と見せつけられました



非常事態が起きるとこんなにも脆いものなのでしょうか?


三橋貴明さんが、「日本は内需(国民の所得と消費、投資)中心で
経済成長しなければならない。そのためには、最低限、デフレ脱却
が必要」
と訴え続けた意味をこんな形で理解するなんて・・・



新型肺炎と「国家の役割」「インバウンド」


以下引用。

(前略)

現実の日本政府は内需を棄て、デフレは放置し、国民が貧しくなっ
たことを利用して、「日本、安いよ、安いよ!」と、祖国を安く叩
き売る観光サービスを「成長戦略」などと言い張り、リスクを高め
ていった。結果が、今回なのです。

今回の非常事態を受けても、日本政府は、「国民の安全を犠牲にす
る緊縮財政、規制緩和、自由貿易」は続けるでしょう。

さらには。先祖からの遺産を叩き売る「インバウンド」もやめない
でしょう。(後略)


以上引用。



今回のランタンフェスティバルは例年に比べて明らかに人が少ない
と感じました。

その人とは、ズバリ中国人です。

長崎市は良くも悪くもアピールするものが観光しかありません。


日本政府の政策で中国人の観光ビザ取得が緩和されていった背景で、
ランタンフェスティバルが、毎年観光客増加を辿っただけなのでし
ょう。

中国人を好きとか嫌いの話ではなくて、やはり日本人が観光できる
ようになることを優先すべきだと思います


国内旅行にすら行くことが出来ない人が多いのではないでしょうか。


日本は、少子高齢などと言われ人口減少が叫ばれていますが、未だ
に1億2千万人以上の人口を誇っています。

人が少ないわけがないのです。


これだけの人口を未だに誇っているわけですから、外需主導から内
需主導に何故しないのかが理解できません。


デフレ脱却と叫びながら、消費税を簡単に増税する。

これで消費が落ち込むことがなければ奇跡でしかありません。

これでは益々消費が冷え込み内需縮小となるのは目に見えています。



日本の美容料金は安い


以下引用。


日本の美容料金は安い。高級美容サロンといわれる一流店の料金が
安い。定番メニューのカット&ブローの料金をみても、カミカリス
マで三ツ星に輝いた6人の美容師の料金は6500円から1万5千円だ。

老舗の高級美容室の料金も前述の範囲に収まる。この料金、幅はあ
るにしろ日本国内では安くはない。しかし世界の高級美容室と比べ
ると安い。

中国、香港、台湾、シンガポールなどの高級美容室は日本円に換算
すると2、3万円ぐらい、欧米の一流美容室は5万円ほどと聞く。
もっと高いという情報もある。

日本の高級美容室の安さは、中国版ツイッターといわれるウエイボ
ーで話題になっている。

言い回しはいろいろだが、要は「欧米の高級美容室より技術・サー
ビスはいいのに、料金は半分以下」というのだ。中国でも富裕層の
女性の話になるが、訪日の際には美容室に行かない手はないという
評判だ。

インバウンドに取り組む日本だが、爆買いから体験型へ、そして訪
日観光客の数より、富裕層の誘致へとシフトしている。高級美容室
を利用できるのは富裕層の女性になるだろうが、中国13億人のうち
3%が富裕層だとしても4千万人、女性はその半分の2千万人にな
る。

先般のカミカリスマ発表会で、麻生太郎副総理は日本の理美容につ
いて「世界に誇るキラーコンテツ」と評価し、外国人観光客誘致の
起爆剤として期待した。観光庁の長官も出席し同様に期待した。

資生堂は品質がよければ高料金でも売れる、として高級品の生産を
国内で行うことを先日発表した。国内のほうが優れた原材料が安定
して調達でき、良いものは高価格でも世界で売れる、という自信が
あるからだろう。

日本の理美容の技術・サービスは世界的にみても優れているという
のが定評だ。世界の水準、グローバル・スタンダードから判断すれ
ば、もう少し、といわず5割、10割アップしてもキラーコンテンツ
として十分通用するはずだ。

いまの日本の美容室の料金は低迷している。これはある意味、世界
的に見て安い高級美容室の料金が、重石になっている、という見方
もできる。高級美容店の料金が上昇すれば、それに続く美容室の料
金も上昇トレンドに変わる可能性があり、業界の生産性は大きく向
上する。そういう期待もある。


以上引用。


これに対して私は以下のツイートをしました。




日本は内需国なのに外需に成長戦略を求めている(インバウン
 ド)。そして、明らかに現在の日本は発展途上国化が進んでいる。
 だからこそ、日本の安さを求めて訪日外国人が多い。美容料金が
 上がることはない。




副総理自らが日本の理美容について「世界に誇るキラーコンテツ」
と評価し外国人観光客誘致の起爆剤として期待する・・・


日本の理美容が日本人に向けて「キラーコンテンツ」になり得てい
ないものを、どうして外国人向けになり得るのか


世界に目を向ける前に国内はどうなっているの?という話です。


私は別に外国人観光客向けを批判しているつもりはありません。


成長戦略としてのインバウンドの話と日本の理美容の安さは全く関
係ありません



日本の安さはやはりデフレによるところが大きいと思います。


しかし、現実的には、日本のGDPは世界第3位で、1980年からほぼ
右肩上がりを続けています



美容業界は2008年をピークに総売上が毎年減少傾向にあるわけです
から、回るお金が少なくなっているといえます。

政府の政策をどうこういっても個人レベルではどうしようもありま
せん。

ならば現状のデフレという条件下で、理美容の安さをどうにか打開
できないかを考えなければなりません。

美容業界では回るお金は少ないかもしれませんが、他業界では「多
いところは多い」はずです。


美容室のライバルはもはや美容室のみではありません

人が時間を費やす、すべてのものがライバルなのです


財布を開かせるから、時間をいかに使わせるか」の時代に今まで
の常識をもとに、同じような働き方をしていてはダメなのです



自らの働き方と生き方、そして考え方を改めなければ、デフレ下で
は更に悲惨な結果が待っていると思うのです。




堀江貴文さん「遊ぶが勝ち!」





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