男性の美容意識
団塊ジュニア世代である私(男性)。今でこそ美容業界に携わり美
容室に(客として)通うことに抵抗を感じませんが、私たちの年代
以上は今でも理容室(床屋)に通う人が圧倒的に多いのではないで
しょうか。
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今の若い子という表現しかできませんが、今の若い子は、子供の頃
から、男の子も女の子も、母親と一緒に付き添ってもらって美容室
に来店していたのではないでしょうか。
だから、そのまま中学、高校、大学、社会人となっても、そのまま
美容室に通うのだと思います。
私が子供の頃連れていかれたのは、床屋でした。
そのまま美容業界に入るまでは、ずっと床屋。
少なくとも団塊ジュニア世代よりも下の世代の男性であっても、子
供の頃から美容室に通っている人が圧倒的に多いと思います。
高まる、男性の美容意識
以下引用。
「2020年メンズ美容意識調査」20~30代男性4273名に聞く!『男性
の美容意識』アンケート調査の結果が2020年2月12日発表された。
20~39歳の男性4273名が回答し、「美容に関心アリ(57.5%)」と回
答、「関心ナシ(42.5%)」を上回った。
「美容男子」や「メイク男子」と呼ばれる美容意識の高い男性が増
えているのを背景に、さらに他人への配慮、自分自身のQOL(生活
の質)向上を意識する男性も増え、男子の美容意識は一段と高まり
をみせているようだ。
身体のパーツで気になっているところを尋ねた質問の回答は下記の
と通りだが、悩みもいろいろある。
◎あなた自身、「外見で気になっていること(コンプレックス)」
は何ですか?(複数回答)
①ヒゲ 30.9%
②肌荒れ 27.4%
③歯並び・口臭 26.3%
④ニキビ(跡) 23.6%
⑤体毛 21.3%
⑥乾燥肌 20.7%
⑦毛穴 18.0%
⑧肥満 17.8%
⑨筋肉がない 15.9%
⑩薄毛 11.7%
⑪体臭 11.3%
⑫シミそばかす 11.0%
⑬アンダーヘア 10.7%
⑭多汗症 10.2%
⑮シワ・たるみ 7.6%
⑯クマ・くすみ 7.2%
⑰ほくろ 6.6%
⑱目鼻立ち 6.0%
⑲老け顔 5.3%
⑳輪郭 4.9%
この調査、男性専門の総合美容クリニック「ゴリラクリニック」
(医療法人社団十二会)が行ったもので、髪関係の設問が少なかっ
たようで、髪に関する悩みは10位の薄毛しかない。
男性の美容市場規模が年々拡大しており、理美容店でも男性向けの
髪や頭皮、肌のケアなどのメニューやカウンセリングを充実させる
のが求められる。
【調査概要】
対象:20~39歳の男性4273名
実施時期:2020年1月31日
調査方法:インターネット
以上引用。
これに対して私は以下のツイートをしました。
まあ、美容室には関係ない話だな。だって、ニーズ掴めないから。#美容室
— arusara (@arusara_jp) February 15, 2020
高まる、男性の美容意識https://t.co/YxrUFBBdj6
『まあ、美容室には関係ない話だな。だって、ニーズ掴めないか
ら。』
記事中に『男性の美容市場規模が年々拡大しており、理美容店でも
男性向けの髪や頭皮、肌のケアなどのメニューやカウンセリングを
充実させるのが求められる』とありました。
これってホント“的外れ”な意見です。
全然わかっていません。
メニューやカウンセリングをいくら充実させたところで一体何にな
るのでしょうか?
記事中のニーズは、もはや美容室以外の美容を提供できるところが
すべて掴んでしまっています。
薄毛にしても専門店である「かつらメーカー」ですら苦戦している
はずです。
何故ならば、今では薬を処方してもらって薄毛を病院で治療する時
代ですから。
効果効能に拘るのが理美容業界の特徴です。
これだけ世の中に溢れる美容商材。
どれもこれも良くも悪くも「どんぐりの背比べ」だと思います。
何がその差を分けるのかといえば、それはお客のニーズを掴む努力
をしているかどうか。
これを一言で言えば、営業力の問題です。
どんな禿げ頭でも髪の毛が生える育毛剤が仮に登場したら、それこ
そ試合終了でしょう。
どんな人間でもその育毛剤を使うことになるからです。
しかし、現実にはそうはなっていない。
どこのメーカーも何やらもっともらしい内容をうまく広告している
にしか過ぎません。
理美容室は、生える育毛剤があれば儲かると考えます。
しかし、かつらメーカーは、生える育毛剤がないから儲かると考え
ます。
これってとてつもなく大きな差です。
差というよりも、もはや溝ですね。
必ず生える育毛剤が無いからこそ、かつらメーカーはかつらを販売
できるわけです。
要は、薄毛で悩む人の気持ちが痛いほど分かるかどうかなのです。
相手中心でお客の要望に応えようとするかどうか。
理美容室は、「生えるものがあればいいな」という自分中心の考え
方しかできていません。
結果が出るからニーズを掴めるのではありません。
ニーズを掴もうとするからニーズを掴めるのです。
つまりは、その姿勢があるかどうかの問題で、その姿勢すらなけれ
ば、メニューやカウンセリングをいくら充実させたところで何の意
味もないのです。
相手が困っている悩んでいることに敏感でなければ、ニーズを掴め
ることなどできはしないでしょう。
以下の西野亮廣さんの二冊の著書は、お店を運営されている方であ
れば是非読むべきだと思います。
現状、何かで行き詰っていると感じるならば、何らかしらのヒント
があると思います。
「革命のファンファーレ 現代のお金と広告」
「新・魔法のコンパス」
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