美容室で働くスタッフの採用と定着化の問題


ここ何日かはCOVID-19関連の内容でしたので、本日は、いつものよ
うに美容業界のニュースを取り上げます。今も昔も美容業界でつきま
とうのが、美容室で働くスタッフの採用と定着化の問題です。とにか
く、スタッフの移り変わりの激しい業界ですから。

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理美容従業者のモチベーションアップ



以下引用。


理美容業の「従業者の採用・定着化に向けた取り組み事例」

営業時間の短縮、休日の増加、セミナー参加、食事会などなど、理
美容店経営者は従業者のモチベーションアップに取り組んでいる。

日本政策金融公庫が2020年2月27日発表した「雇用動向に関するア
ンケート調査」・理美容業の「従業者の採用・定着化に向けた取り
組み事例」より。



美容業

・月1回の連休を2回に増やしたところ、リフレッシュ効果があり、
 仕事への意欲が向上した。(青森県)

・職場レクリエーションの実施や、休日の増加、営業時間の短縮な
 ど、メリハリのある働きやすい職場環境を整えた。(山梨県)

・出産・育児休暇の導入や、シフト勤務体制を整備した。また、定
 期的な食事会や研修旅行などの実施により、モチベーション向上
 に結びついている。(香川県)

・若手従業員を育成プログラムに沿って育成している。また、技術
 セミナーへの参加や練習などを勤務時間の中で実施しており、目
 標達成時には手当を支給している。(宮崎県)



理容業

・組合主催の理容競技大会等の各種コンテストに従業員を積極的に
 参加させ、技術の向上を通じてモチベーションを上げている。
 (群馬県)

・年2回の昇給・賞与や営業時間の短縮などを行っており、働く環
 境を改善している。(山梨県)

・他店スタッフとの合同施術実習や、有名な美容講師によるセミナ
 ーなどに参加させることで、技術や知識などが習得できるため、
 モチベーションの向上に繋がっている。(熊本県)


以上引用。


これに対して私は以下のツイートをしました。




美容業界というか美容室は、良くも悪くも(技術の)勉強好きです。


休みにはセミナーに通い、普段は営業時間外に技術練習の日々。

しかも、風潮として若い技術者ならばそれが当たり前的な。


所謂、辛い修行の先にこそ一人前の美容師になれるという感じです。

美容室はそうでもないかもしれませんが、理容室は旧態依然とした
徒弟制度の名残のようなものが未だにあるのかもしれません。


つまり、修行自体が目的化してしまっている


改めて、修行する目的を明確にしなければなりません。


修行自体を目的とするのではなく、美容師ならば「お客に喜んでも
らえる技術を提供する
」ためのものであるべきです


修行自体はあくまでも手段でしかありません。


ところが、美容室を営業で回っていると、口では「技術自体は、も
うどこも変わらないから」なんていいつつ、実際には技術にこだわ
っている美容室が少なくありません。


技術自体をお客が満足するかどうかが問題であって、それこそが、
修行する本来の目的に他なりません。


ここを履き違えているからこそ、雇用環境も中々変わらないのかも
しれません。


一緒の職場でもモチベーションは人それぞに違うものです。


そこを無理に同じようにさせるなど現代においては考えられません。

私が考えるのは、それぞれが自由に出来る枠組みが必要かと。


休みは誰だって休みたいかもしれない、でも休みを返上して仕事す
る人だっている。

営業時間外の技術練習にしても、自ら進んでやる人もいれば嫌々や
る人もいる。


営業時間外は、経営者の都合であって、その都合を逆手にとるスタ
ッフも出てくる。

営業時間外のことまで文句を言われる筋合いはない的な。


記事に、「休日の増加、営業時間の短縮など、メリハリのある働き
やすい職場環境を整えた」とありましたが、これすらも今まではな
かったのです。


人間は面白いもので、お金のために働いているけど、お金のために
働いていません



極々当たり前ですが、笑顔で働けるような職場環境をつくるしかな
いし、お客も笑顔で対応してくれるお店に行きたいもの
です






堀江貴文さん「堀江貴文VS.鮨職人 鮨屋に修業は必要か?」





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