あれからもう9年なのかまだ9年なのか
東日本大震災の発生より9年が経ちました。タイトルに書いたよう
に、もう9年なのかまだ9年なのか。時間の経過に比例して単純に
解決していくことなど何もなく、時間が経てば経つほどに教訓とす
べきことばかりのような気がして、震災に遭われた多くの方々が今
もなおどのような気持ちで日々を過ごしているか・・・
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地震についてですが、昨年の震度6以上、一昨年の震度6以上の地
震を覚えておられるでしょうか?
昨年は、台風の印象が強かったかもしれませんが、大きな地震も発
生しています。
2018年(平成30年)
2018年6月18日 大阪北部地震 最大震度6弱
2018年9月6日 北海道胆振東部地震 最大震度7
2019年(令和元年)
2019年1月3日 熊本県熊本地方地震 最大震度6弱
2019年2月21日 北海道胆振地方中東部地震 最大震度6弱
2019年6月18日 山形県沖地震 最大震度6強
たった2年でこれだけの地震が発生しており、災害に遭われた方に
おきましては今もなお苦しい生活をされていると思います。
政府主催の「東日本大震災九周年追悼式」は、新型コロナウイルス
の感染拡大を防止する措置として今回は見送られました。
内閣府の内閣総理大臣の談話「国民の皆様へ」の中で、
『相次ぐ自然災害の教訓を活かし、防災・減災、国土強靭化を進め、
災害に強い故郷を創り上げてまいります。』とあります。
日本は自然災害大国です。
必ずどこかで災害が起きます。
これは事実です。
昨年の台風被害の惨状を見ても、台風は九州に多く起きることがか
つてのことになり、2016年の熊本地震は地震が関東中心という考え
方を私に改めさせてくれました。
つまり、いつどこで何らかの災害が起こり、しかも予測不能です。
だからこそ、「災害に強い故郷を創る」ということなのでしょうが、
今の日本においては、予防、防災・減災を進めるにしても、それを
無駄と捉え、本来は無駄ではなく「余裕を持たせる」という考え方
を失くしてしまっているようです。
「100年に一度の災害に備えることなど無駄だ!」と言っていたら、
その100年に一度の災害が昨年関東圏に台風被害をもたらしました。
防災のためのインフラ整備はやはり必要で、しかも、そのインフラ
は無駄だったとしても機能しているとも言えます。
どうせなら災害は起こらない方がいいわけで、機能しないことが何
よりなのです。
しかし、現実には、機能もしないものを創って「無駄である」とい
う考え方が中心で、余裕を持つことが悪であるようにすら感じられ
ます。
今の日本は、新型コロナウイルス感染拡大を防ぐために、あらゆる
対策をとっています。
こんな時に不謹慎かもしれませんが、関東圏のどこかで地震が発生
したことを考えると・・・
今回の新型コロナウイルスもある意味では災害といっていいのでは
ないかと思います。
災害がいつ起こるかなど予測不能です。
ならば重要なのは、今までの災害から得られた知見を、災害が起こ
った場合にどれだけ防災活動に活かせるかだと思うのです。
内閣総理大臣の談話が言葉だけにならないことを願うばかりです。
落合陽一さん「日本再興戦略」
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