独立支援型シェアサロン
昨年くらいから美容業界でもシェアリングエコノミーの一環として、
「シェアサロン」という言葉を耳にするようになりました。美容室
の新たな形でもあり、美容師の新たな働き方でもあるこの「シェア
サロン」ですが、その市場にただ場所を提供するだけでなく独立支
援という付加価値をつけたシェアサロンが登場したようです。
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元銀行員が独立へのコンサルティングを行う〝独立支援型〟シェア
サロン『Reco hair』、初年度10店舗目指す
以下引用。
元銀行員による異業種参入のシェアサロン
近年、勢いを増すシェアサロン。
このビジネスモデルに着目した異業種参入が相次ぐ中、シェアサロ
ンを利用する美容師の将来的な「独立」を元銀行員によるコンサル
ティングで支援する〝独立支援型シェアサロン〟をうたう「Reco
hair(リコヘアー)」が誕生する。(後略)
以上引用。
これに対して私は以下のツイートをしました。
美容師向けのプラットフォームを元銀行員が行うという件。#美容室#美容師
— arusara (@arusara_jp) March 18, 2020
元銀行員が独立へのコンサルティングを行う〝独立支援型〟シェアサロン『Reco hair』、初年度10店舗目指す https://t.co/k71zX5l6QJ
記事よりReco hairの利用条件は次の通りとなっています。
◯セット面(個室ブース)3席、シャンプー3台
◯月額固定費6万円+技術売上15%の使用料
◯スポット利用は1時間1,100円~
◯24時間365日利用可能(スマートキー管理)
◯メニューについては初回は均一で、リピート客についてはスタイ
リストがそれぞれのメニューを案内する形式
◯オンラインで簡単予約
◯キャッシュレス推進
◯タオル・材料費は別途発生
レセプションや施錠、会計などの業務を、スマートキーの導入やキ
ャッシュレスの推進など、既存のITサービスを駆使することで美容
師ひとり当たりの業務効率を改善する考えのようです。
やはり、このReco hairの最大の特徴は、ただ美容師に場所を提供す
るだけではなくあくまでも独立支援にあります。
記事によりと、『大手銀行出身である代表の強みを生かし、シェア
サロンを利用する美容師の将来的な「独立」へ向け、財務分析や経
営戦略のコンサルティングを中心に支援』
そして、『独立支援型シェアサロンとして入居者と向き合うことで、
美容業界を取り巻く労働環境の改善方法、独立後の経営課題への取
り組み方など、多方面におけるサポートを実施する』とのこと。
今後Reco hairは、そこから独立した美容師がどれだけ活躍、成功
を治めていけるかが勝負の分かれ目なのではないでしょうか。
単純に独立支援という形は、ハッキリ言って誰にでも出来ることだ
と思うのです。
何故なら、独立支援をしてもらっていなくても成功している美容室
は山ほどあるからです。
独立支援型が本当の意味で価値を持つとすれば、それは独立してか
らが真価を問われることになる。
私も美容メーカーで働いておりますが、美容室であればどこかの美
容メーカーの商品を扱います。
以前のように、美容メーカー自体に価値があった時代はとっくに終
了しました。
現在、そしてこれからの時代において美容メーカーが価値を持つと
すれば、それは商品を扱う美容室が伸びることだと思うのです。
今後も新たな形のシェアサロンが登場するかもしれませんが、付加
価値をつけるだけでは足りなくて、付加価値をつけたその先の結果
が問われるのだと思います。
それは、美容メーカー、美容ディーラーも同じです。
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