美容室の市場規模と美容室の軒数


昨年11月3日のエントリー「美容室25万超える」で取り上げたまし
たが、今や美容室は、過去最多の25万1140店。従業美容師数は、
53万3814人。となっております。まあ、数が増えること自体は、別
に悪いことではないと思います。ただ、残念なのが、美容室全体の売
上の低迷です。

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美容室の女性客(コア)市場は1兆1359億円


以下引用。


美容室の中心顧客層である15歳から69歳までの女性が2019年に支払
った金額は1兆1359億円になる。
『サロンユーザー調査2020』(NBBA)から算出した。

該当年代層の女性人口は4077万人(総務省・2019年4月)で、同調
査によると、年3回以上美容室を利用している女性は66.8%、年間
平均利用回数は5.8回、1回あたりの平均支払金額は7134円。
これをもとに計算すると1兆1359億円になる。


年代別にみると(上表)、それぞれの年代によって特徴がある。
10代(15歳以上)は、利用率、利用回数、支払い額、いずれも平均
より少ない
30代は、支払い額が他の年代より多く、仕事をしていて金銭に余裕
のある女性が高額を支払っているのがうかがえる。

利用率は、高齢になるほど高まり、利用回数も増える。支払額は30
代を頂点に、高齢になるほど減少するが、その分、人口数、利用率、
利用回数が増え、美容サロン市場では40代以上の層が重要な顧客層
なのがわかる。

美容室の女性客市場 全体では1兆3000億程度
上記の計算は、利用回数が0回から2回の女性が含まれていない。
33.1%に該当する。0回は0円だが、1回、2回利用する女性の年
間支払額はおおよそ200億円程度。また14歳以下の女子については
100億円程度の規模があるものと見込める。

70歳以上の女性も上記表のコア層に含まれていない。
70歳以上については、近年出張美容や福祉美容などでの需要が多く、
しかも人口も多いことから、1400億円程度の市場規模はあるものと
思われる。これらの推計を勘案すると、女性の美容サロン市場は全
体で1兆3000億円程度の規模があると思われる



以上引用。


これに対して私は以下のツイートをしました。




記事にあるように『女性の美容サロン市場は全体で1兆3000億円程
度の規模』とあります。

冒頭に書いたように美容室は全国で25万軒を超えています。


単純に1兆3000億円を25万軒で割ると520万円です。

1店舗当たりの女性の美容サロン売上は520万円

ひと月当たり43万ちょっと(一人でやっていればこれぐらいの売上
でやっていける!)。


もちろん平均値の話なので、これがそのまま通用しないでしょう。

通用しないかもですが良くも悪くも平均値なのです。

1兆とかいわれるとスゴイなんて思いますが、冷静に考えると大し
たことありません。

現実には、スゴイどころか厳しいのです

しかも、この市場規模が年々減少傾向にあり人口も減少傾向。


さてどうしたものでしょうか?


美容室の多くは、個人経営であり個人事業主です。

それを考えると今回の数字は意外に当たっているような気がします。


年間の売上が1000万円に到達していないので、多くの美容室が当然
消費税がかかりません。

ただ、この1000万円ルールも所謂インボイス制度が導入されること
により、売上が1円でもあれば今後は消費税がかかることになるは
ずです
(間違っていたらごめんなさい)。


現在は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて経済クラッシュが
起ころうとしています(もう突入しているのでしょうけど)。


その前には消費増税もありました。


何が言いたいかというと、良くも悪くも新陳代謝が強制的に進む
かなと思う次第です



ならば昨日のエントリーでも書いたように、どんな状況でも臨機応
変に対応できるような能力を身に付けるしかありません






以下の西野亮廣さんの二冊の著書は、お店を運営されている方であ
れば是非読むべきだと思います。

現状、何かで行き詰っていると感じるならば、何らかしらのヒント
があると思います。


「革命のファンファーレ 現代のお金と広告」




「新・魔法のコンパス」





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