美容室の不安を取り除くという仕事


先日のエントリー「美容ディーラーが“なくなる”始まり」で取り
上げたように、テクノロジーの進化により今後、美容ディーラー、
メーカーの“営業マン”がいらなくなり、営業という仕事が何であ
るかが問われ、美容室側にもそれ相応に求められるものが変わっ
てくるだろうと思います。

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先日、「アマゾンが日本においても美容専売品を取り扱い、今後い
つの日かは、美容系営業マンは不要になる」という内容の勉強会を
美容室でいつものように行いました。

本日は、その勉強会での美容室とのやり取りや気づきを書きたいと
思います。



私が「美容ディーラーの営業マンはいなくなります」というと、美
容室のオーナーからこんなことを言われました。


「とはいえ(営業は)人がやる仕事だから、やっぱり(テクノロジ
ーの進化云々あるけど)人なんじゃないですか?」と言われました。

更に、「やっぱり人が残ると思います」と・・・

つまり、「人が行う仕事イコール営業」という発想なわけです。


なるほどなるほど、言いたいことは分かります。

「人⇒モノ⇒カネ」というぐらいですからね、もちろん人は大事
すよね。


確かに、人は大事ですが、人がわざわざやらなくても機械で出来る
ことは機械にさせた方が効率的です。


そこで私は、『今ある仕事の殆どで求められる仕事の内容やスキル
が変わっていく、という意味であって、働き方も変われば、働く人
に求められるものも、これからはドンドン変わっていく
』と付け加
えました



これには、納得した様子でした、がしかし。


今度は、「でも営業マンが回ってきてやっぱり情報は欲しいですね」
と・・・


「情報??」


「何の情報ですか?」と尋ねると、「美容室を回って気づくことと
かあるじゃないですか」「そこら辺ってやっぱり必要じゃないです
か」とのこと。


そこで私は以下のように逆質問しました。


淘汰されるような仕事をしている営業マンの情報にどれだけの価
値があると思いますか
?」と



流石にその質問には絶句したようで(攻めるつもりはなかったので
すが結果的に黙らせることを言ってしまい反省しております)。


この美容室のオーナーの発言には、気づきもありました


一つは、習慣と頼りグセです


営業マンとのやり取りで情報収集する美容室は多いと思います。

つまり、二つ目は、今後は自ら情報収集することをしない、出来な
い美容室は淘汰されていくのだろうなと感じました



もしアマゾンが美容専売品の販売を開始してくれたら、営業マンは
淘汰されますが、美容ディーラー、メーカー側はあらゆる面で効率
化が進むと思います。

美容室側は、好きなときに注文できて時間も省けていいこと尽くめ
のような気がしておりました(支払いの悪い美容室は良くないけど
も)。


デメリットと呼べるかどうかは分かりませんが、美容室側は、ネッ
トリテラシーが求められ、自らが能動的に情報収集しなければなり
ません



となると、そこを不安に感じる美容室が出てくるわけで、その不安
を取り除く仕事が誕生する
かもしれません。


淘汰される営業マンの情報には価値がないかもしれませんが、淘汰
されない生き残る営業マンは、今でも単に情報を届けるのではなく
て、不安を取り除く営業もやっている
はずです


私はそうしています。


そう考えるとカウンセラー的な仕事が重要な位置を占めるのかもし
れません。


情報も提供できて美容室経営の不安も取り除くことが出来る

なによりも美容室を伸ばすことができる、というより現代風にいう
美容室を応援する



以上のような営業を展開していなければ、生き残るのは厳しいので
はないかと思います。

もちろん美容室にも同じことが言えます。





三戸政和さん「営業はいらない」を読んだのですが、予想を遥かに
超えた「営業はいらない」でした。

営業マンに限らず、あらゆるビジネスマンを絶対に読むべきです。





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モノを売るということは

美容室と美容メーカー営業マンの関係性

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