福岡で感じたインフォデミック
私の仕事の拠点は長崎市が中心なのですが、福岡市と熊本市に毎月
2回程度、取引先の美容室に訪問と店内勉強会のために出張するこ
とがあります。先日も福岡に出張し、現在のお店の状況やら新型コ
ロナウイルスの影響について伺っておりました。
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3月29日(日曜日)9時現在で、福岡県内において22名の感染者が報
告されているようです。
ちなみに私の地元長崎は、2名(ホントだろうか?)。
福岡の美容室オーナーが口々に言っていたのが、「もっと(感染者
は)いるはず」でした。
それからこれから書かせてもらうことは、ミクロで伺った話をマク
ロで語ることはよくないのかもしれませんが、ご了承ください。
約一ヶ月前に福岡出張したときには、ちょうど初の感染者が確認さ
れた時で、街を歩く人が皆マスクをしている状況が異様でした。
感染を恐れて行動しており、どこかしら歩く人も少ないような、い
つも入る飲食店も客はまばら。
それから約一ヶ月が経ってみると、マスクをしている人は相変わら
ず多いのですが、街を歩く人や飲食店もいつものような賑わいに戻
っていました。
一ヶ月前にはマスクをして営業をしていた美容室が、マスクなしで
営業をしていたのが印象的でした。
マスクはしておりませんでしたが、「換気をしないと」といってド
アを開けの営業に変化しておりました。
美容室で話を聞いていくと、さっきも書きましたが「感染者はもっ
といるはず」ということ、そして、「誰も自分が感染していても病
院に行かないのでは?」ということでした。
もし、それらしく病院に入るところでも見られたらウワサになって
面倒くさい。
街を歩いていても、花粉症なのにクシャミ一つできないような状況
になっているとか。
例えば、会社であれば、風邪であったとしても病院には行かずに自
宅で待機を要請するそうで・・・
ですから、私が感じたのは、「福岡は新型コロナウイルスに感染す
るリスクから風評被害のリスクがかなり高くなっている」というこ
とでした。
もちろん、感染リスクも警戒していましたが、なんというか疑心暗
鬼というか、非常に疲れた表情をされておりました。
「美容室で感染が確認されたら一発で営業停止ですよ」とも言って
いましたね。
もちろんそうでしょう。
県か市の方からその方面の方がいらっしゃって、除菌活動やら何や
らを行うのでしょうから。
そんなのが周りに知られて情報が拡散されてとなると営業どころで
はないでしょう。
パンデミックの被害といよりもインフォデミックによる被害が今後
は(既に今でも)かなりありそうです。
ちなみにインフォデミックとは、デマや誤情報が急速に拡散する状
況を指します。
新型コロナウイルスの影響による一次被害、二次被害、どころか三
次被害と連鎖的に何が起こるかまったく想像できません。
しかし、そんな福岡の状況でしたが、一方では「このままでは経済
がマズイ」ということもあり、飲食店等にも足を運ぶ人は一時期よ
りも増えたそうです。
今後も続くであろう新型コロナウイルスの影響。
そして、同時に「新型コロナ疲れ」による様々なトラブル。
そこに陥らないようにするには、やはり“気持ち”の問題があると
思います。
こんな時こそ、一人で抱え込まず、いい意味で他人や行政を頼るこ
とが大事なのではないかと思うのです。
いつも書くように、人は一人では生きてはいけないのですから。
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