感染拡大防止をとるか経済を優先させるか


長崎市で例年開催されている「ランタンフェスティバル」が、中国
を中心に新型コロナウイルス感染拡大の影響により、過去10年間で
最も少なかった、なんて事を2月上旬にブログで書いていた頃には、
「なんか面倒くさい事になったなぁ~」「日本にも多少影響あるん
だろうなぁ~」ぐらいにしか正直考えていませんでした。

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新型コロナ 国内感染者 初の1日で200人超 計2229人


以下引用。


各地の自治体や厚生労働省などによりますと、31日は東京都で新た
に78人の感染が発表されるなど、全国の1日当たりの感染者数が初
めて200人を超え、1日午前5時30分時点で、日本で感染が確認さ
れた人は、空港の検疫で見つかった人やチャーター機で帰国した人
なども含めて2229人となっています。

このほか、クルーズ船の乗客・乗員が712人で、合わせると2941人
となります。

また、31日は東京都で新たに7人の死亡が発表され、死亡した人は、
▽国内で感染した人が66人、▽クルーズ船の乗船者が11人の合わせ
て77人となっています。(後略)


以上引用。


この二ヶ月余りで、新型コロナウイルスによって、日本のみならず
世界がとんでもない状況に陥っています。

現実は、余りにも残酷で、予測など全く当てにならないことを日々
が証明してくれています



結局は、どんな局面になろうともその時々で臨機応変に対応するし
かないようです。


いつも書いているように、「変化に対応できるもののみが生き残る」
であります。


物事は小さいことばかりに固執してしまうと全体が見えなくなって
しまいます


日々の感染者の状況、不要不急、自粛要請、ロックダウン、オーバ
ーシュート、クラスター、ソーシャル・ディスタンス、三密等々。


以上のようなワード、そして新たに登場するワードに振り回されな
いようにしなければなりません。


現在の状況、事態を「大きく見て、それから小さく見る」ようにし
なければなりません



つまり、「木を見て森を見ず」に陥らないようにするのです。


ということで、今一度現在の日本の状況を整理してみようと思いま
す(あくあでも私自身のためです)。


疫病恐慌曲線

『さて、現在の日本には、かつて経験したことがない「リスク」が
 二つ存在しています。すなわち、

 1.新型コロナウイルス感染症(COVID-19)という疫病
   (感染症)の蔓延による国民の死

 2.第二次世界恐慌という経済的事情による自殺、餓死の激増です。

 大変、深刻なことに、1と2はトレードオフの関係にあります

 感染症の蔓延を防ぐべく、自粛強化や生産活動の抑制をすると、
 経済時的事情による死が激増する。

 逆に、経済的事情を考慮し、自粛を緩和すると、感染症蔓延によ
 り死が激増する。(後略)』



トレードオフとは、何かを得ると、別の何かを失う、相容れない関
係のことです。


そんなに都合よくはいかないということなのです。


こういう状況においては政府の果たす役割が重要になるのでしょう
が、現在のところ自粛を要請するだけで、経済支援策としては、貸
付が中心となっています。


ただ良くも悪くも世の中には、空気感、つまり、雰囲気があって、
「空気読む」というやつですね、それを読むとどうやら、経済的事
情による自殺、餓死を止めることよりも、新型コロナウイルス感染
症拡大を食い止める方向に動いいるように私は感じます。


それが、政府の意図なのか、メディアの流すニュースの影響なのか
は、分かりませんが、いずれにしても、現実にはピークを低く抑え
て(医療崩壊しないように)長期戦になっています。

ハッキリとした新型コロナウイルス感染症の治療法が確立されるま
では、このような状況が続く
のだと思います。


感染者の数が劇的に増加しないながらも微増の状況がダラダラと続
き、その間は自粛せざるを得ない



そして経済は、ただただ停滞していく


長期戦になることを前提とすると、政府の経済支援策によって持ち
こたえら得る人が一体どれだけいるのか?



消耗戦であり精神的にもかなりきつくなっていくのではないかと思
う次第です。


世の中的には、感染症を抑え込むことが合意されている状況ですか
ら、「自粛要請に従わない人」や「過剰な自粛による経済的理由に
よる死の増加に警鐘を鳴らす人」を同じ日本人が攻撃するようにな
るのでしょう



これは、先日イベント開催を今後一切しないと宣言した堀江貴文さ
んが、そのいい例だと言えます。


これには絶句しました。残念でなりません。

まともな話が通用しない。

感情論のみで他人を批判する人が多い。

その辺のところは、以下の動画で語られています。


もう疲れたので今後一切イベントやりません

https://youtu.be/jrsb8-IyxT4



ということで、私自身も今年に入ってから講習会を任されていたの
ですが、3月4月は中止しました。

では、5月になったら開催できるのか?となると明確な回答を出す
ことは出来ません。

逐一状況を見て開催かどうかを決めるとしか言いようがありません。



さて、そんな状況の日本ですが、4月1日より新たに施行されたも
のが以下であります。

こちらも新型コロナウイルス程ではないにしても、影響がかなりあ
りそうです。


「同一労働同一賃金」の制度 きょうから大企業に適用


屋内禁煙スタート 老舗カフェも苦渋の灰皿撤去、売り上げ減懸念
 歓迎の声も







堀江貴文さん「雇用大崩壊」





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