美容室の仕事は常に狙われている


緊急事態宣言も解除され徐々にではありますが、美容室にも客足が
戻っているようです。ただ、来店される方の中には、今回初めてホ
ームカラーをした方も多いようです。カット以外の技術メニューを
自宅で出来てしまうという現実が美容室には重くのしかかります。
つまり、美容室は、他の美容室との差別化だけを考えればいいだけ
では済まされないのです。

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髪の悩みは手遅れになる前に!メンズこそ自宅で頭皮エステ 頭皮
マッサージ機3選


以下引用。


全国の緊急事態宣言が25日に解除されたが、外出自粛もしばらくは
続くことが予想される。そうした中でおうち時間が増えている今、
自宅でケアできる美容家電に注目が集まっている。

今回紹介するのは自宅で手軽に行える頭皮マッサージ機。頭皮ケア
ニーズの高まりを受け、近年男性美容市場でも盛り上がりを見せて
いるアイテムだ。「頭皮が硬い」「皮脂などの汚れが気になる」
「薄毛が目立つようになった」など、男性にとって髪に関すること
は悩みの上位に上がってくるのではないだろうか。髪の艶やコシが
原因で発生する負のスパイラルはとても危険。外に出る機会が少な
くなり、美容室でヘッドスパも受けられない今、家の中で頭皮マッ
サージ機を使ってケアしておくことも必要不可欠だ。


頭皮の状態を清潔にして薄毛予防!

男性の中では少数派かもしれないが、美容室でヘッドスパなどをし
てもらうと、いつもの髪とは見違えるほどサラサラ、かつボリュー
ムのある髪になったと実感したことはないだろうか。しかし月に1
回程度のケアでは、その実感を維持することは難しい。また、美容
室に行くこと自体に壁を感じる人も多いだろう。だからこそ、自宅
で誰でも扱える頭皮マッサージ機に注目してみてほしい。進化の止
まらない最新機器を3つ紹介する。(後略)


以上引用。


これに対して私は以下のツイートをしました。




人間の指の微妙な動きには勝てないだろうと高を括ると痛い目に
 あう。テクノロジー進化は止まらない。美容室の仕事がまた一つ
 消えていく
・・・』



記事には「男性向け」として書かれていますが、もちろんこれは女
性向けでもあります。

女性にしても年齢とともに髪が細くなりボリュームがなくなるのは
男性と同じですから。

若い人であれば、パーマをかける行為をオシャレと“だけ”捉える
かもしれませんが、それともう一つ大きな意味合いがあって、それ
は、ボリュームを出すため
でもあります。

前髪がペタッ~と額を隠していても若い頃には気になりませんが、
歳を取るとそれは年齢以上に年老いて見える
のです。


なので、額が見えるように前髪を立ち上げると非常に若々しく見え
ます。

前髪だけの問題ではなくて、全ての髪の毛がフワッとしているとよ
り若々しく見えます。

それを可能にするものがパーマでもあります。


ところが、このパーマをかける人がここ30年をかけて徐々に徐々に
減少しています。


30年前であれば二人に一人は、パーマをかけていたほどです。


まあ、パーマはかけなくなりましたが、この話を美容室ですると必
ず返ってくる返事が「カラーが多いから」です。


確かに相対的にはそうかもしれませんが、そのヘアカラーには、最
近であればヘアカラー専門店、そしてホームカラーという強敵が存
在する
のです。

ヘアカラーが美容室だけのモノではないのです。


で、記事にある「メンズこそ自宅で頭皮エステ(ヘッドスパ)」で
あります。


まあ、頭皮マッサージ機自体は以前から存在していました。

ヘアマニキュアのときもそうでしたが、ヘアマニキュアも最初は、
美容室だけのものでした。


ヘアダイと違って「染みない」「傷まない」「手触りがいい」「白
髪もキレイに染まる」等の謳い文句のもとにヘアマニキュアが美容
室を席巻しました。


その謳い文句が来店するお客に十分に知れ渡ったときに、一般向け
にドラックストアでヘアマニキュアが販売されるようになりました



プロである美容師の口を使ってヘアマニキュアを宣伝しているわけ
ですから、それがドラックストアで買えるとなると、そりゃ売れる
でしょう



「ヘッドスパ」「頭皮エステ」もヘアマニキュアとまではいかない
もののある程度はお客に浸透していると思います。

それを感じるのが失礼な言い方ですが、ちょっと寂れた美容室でも
店頭に「ヘッドスパ○○円」の貼り紙を目にするようになったから
です。


美容師は技術者ですから自分の技術には自信と誇りを持っています

ですから、頭皮マッサージ機など認めようとはしません。

人間の手による技術に勝るものはないのだと。


「手当て」という言葉もあるように、人の手に勝るものはないと私
も思います。

身体をプロからマッサージされたら、それはそれは、もうたまりま
せんよね。

しかしながら、最近発売されている自宅用マッサージチェアもそれ
はそれで、とんでもないです。


機械は機械ですし、人間は人間です。

どちらが上とか下とかは関係なくて、あくまでも利用する人間がど
ちらかを選ぶかだけです



以前であれば人間にしか出来なかった仕事であっても機械で出来る
ようになっていて、しかもクオリティーも相当に上がっている。

かといって人間の仕事がなくなるわけでもありません。


つまり、お客のニーズに合わせて、何をどのように、どのような形
で提供していくかだと思うのです


名の知れた企業が頭皮マッサージ機に力を入れているということは、
逆に考えればそれだけニーズがあるといえます。

美容室側からすれば、技術力の向上はもちろんのこと、ニーズを掴
む努力をすればいいだけの話です。

お客との接客(セールストーク)において、潜在ニーズを顕在ニー
ズへと掘り起こせるかが勝負の分かれ道だと思います


誰だって、人間の手によるマッサージを受けてみたいと思うのは私
だけでしょうか?




さて、記事中の「進化の止まらない最新機器3つ」は、以下になり
ます。


リファグレイス ヘッドスパ




パナソニック“頭皮エステ〈サロンタッチタイプ〉EH-HE9A”




スカルプDメカノバイオ





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