ある美容室専売品がネット販売を開始して思うこと
美容室では、クラウドファンディング、SNSなどオンラインを活用
し、コロナ禍をなんとか乗り切ろうとしているようです。それは美
容メーカーも同じことでオンラインを活用し新たなサービスの提供
が始まっているようです。
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ミルボン店販商品を消費者へ直送 オージュアなど主力そろえ
「milbon:iD」本格スタート
これに対して私は以下のツイートをしました。
「販売価格は、各店舗が自由に設定可能」
— arusara (@arusara_jp) May 30, 2020
というところが微妙な感じがするが。#美容室
ミルボン店販商品を消費者へ直送 オージュアなど主力そろえ「milbon:iD」本格スタート https://t.co/kQhC09KGWa
美容室専売品のヘアケアアイテムを2020年6月1日より、ミルボン
公式オンラインストア「milbon:iD」で販売。
美容メーカーによっては、美容室専売品をネット販売しないところ
もあります。
ミルボンが今回ネット販売に踏み切った理由として、美容室に来店
するお客の「美容室へ買いに行く不便さ」を解消する目的と、新型
コロナウイルス感染拡大にともなう理美容室の売上げ減少に対する
支援の一面もあるようです。
個人的には、Amazonを使った方が遥かに便利だと思うのですが、そ
うなると、美容室との兼ね合いがあるので、あくまでも来店してい
る美容室から商品を購入させることに意味があるのでしょう。
ECサイトを利用しても普段通っている美容室から商品を購入する
ことになり美容室側からすると売上にもつながる。
もちろん、美容メーカー側も売上となる。
ただ、記事中の気になるところが、「販売価格は、各店舗が自由に
設定可能」という部分。
これって、同じ商品でも販売価格が美容室単位で異なるということ
ですよね?
お客が商品購入するには、通っている美容室から発行される専用の
QRコードが必要なので、そのお店の設定する販売価格で購入する
ことになるわけで(安く設定するお店はラッキーってこと?)。
なんとも微妙な感じがしないわけでもありませんが、なんとなくド
ロップシッピングを彷彿させます。
お客側からすると便利になることは確かです。
ただ、便利になるから売上も上がるのかといえば、そうでもないわ
けで。
販売環境が整備され、そこをいかに上手く活用していくかが今後の
各美容室の課題になるでしょう。
冒頭にも書きましたが、美容室でもコロナ禍を乗り切るためにオン
ラインを活用しているところが少なくありません。
ただ、すべての店舗で上手くいっているわけではなく、ネットを使
えば上手くいく、なんとかなる的な発想で利用しても上手くいくこ
とはないでしょう。
やはり、オンラインでもある程度の成果を出している所を見てみる
と、コロナ禍以前より地道に取り組んでいます。
ですから、店販商品を日頃から売っているお店にとっては、更に売
上を伸ばすチャンスかもしれませんが、普段から店販商品をただ置
いているだけのお店では、ネット販売だからといって売れることは
ないと思います。
新しいサービスが提供されると期待してしまいますが、サービスと
いう形を使いこなすには、やはり中身、つまり人が大事です。
それは、美容室側だけの問題でもなく、美容メーカー側も同じこと
が言えます。
今回のECサイトによって、売上が伸びるようなことがあれば、そ
こに掛けていた人件費、つまり、営業マンが無駄だったということ
にもなります。
こちらも全く同じで、普段から売上を伸ばす営業マンならば、この
ECサイトを上手く活用して美容室に売り込んでいくことでしょう。
売れない営業マンは・・・もうお分かりですね。
私も営業マンですからうかうかしていられません。
三戸政和さん「営業はいらない」を読んだのですが、予想を遥かに
超えた「営業はいらない」でした。
営業マンに限らず、あらゆるビジネスマンを絶対に読むべきです。
山本康正さん「次のテクノロジーで世界はどう変わるのか」
山口周さん「ニュータイプの時代 新時代を生き抜く24の思考・行
動様式」
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