外出自粛でホームカラーが人気!?


ヘアカラー専門店に来店するお客の殆どが白髪染めをします。所謂、
オシャレ染めをする人は殆どいません。グレイヘア(白髪のまま)
なる言葉を耳にしますが、実際には多くの女性が白髪染めをやって
います。このコロナ禍で、なくなく自宅でヘアカラーをされた方も
多くいたことでしょう。

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なくなく自宅で・・・とは書きましたが、実際のところ、ホームカ
ラーをされる人が圧倒的に多い
のです。

美容室に通ってしかヘアカラーをしないという人の方が少数派です。


一番多いのは、美容室とホームカラーを併用されている方だと思い
ます。

ヘアカラー専門店が登場したときは、ホームカラーをされている方
がターゲットだったのですが、実際に来店したのは、美容室とホー
ムカラーの併用の方
ばかりでした



その美容室というのが、個人経営美容室ですね。

個人経営美容室からお客がヘアカラー専門店に流れていきました。

もちろん企業サロンからも流れたはずです。


ですから、個人経営美容室にしても企業サロンにしてみても、パー
マ比率が減少まっしぐらですから、単価を上げるには、カット&カ
ラーでなければなりません。

ヘアカラーをするお客の取りこぼしは致命傷になりかねませんので。

ところが、このコロナ禍。


髪が伸びるのはいくらか我慢できたとしても、白髪が出てくるのは
避けたいのが女性というものでしょう。

コロナ禍で美容室でしかヘアカラーをしなかった方でも、人生初?
のホームカラーをされた方が多かったのではないでしょうか?


多かったからこそ以下のような記事が出てくるのでしょうね。

外出自粛で人気のセルフカラー 美容師が解説「絶対やらないでほ
しい3つの理由」


以下引用。


明日の見えない自粛期間から一旦の区切りが付いた今日この頃。

家族以外の人に会う事もできず、たまの外出もスーパーの行き来程
度で「どうせマスクするから」とメイクもせず、美容室に行けない
うちに美意識も低くなり、とうに根元の白髪やプリンは限界突破し
ている。web会議の四角に収まる自分の姿に辟易して、セルフカラ
ーをやろうか悩んでいる貴方へ。

私、東京の二子玉川の美容室に勤める30代美容師が、セルフカラー
についてのお話をさせていただきます。


「セルフカラーです」に美容師が渋い顔をする理由

自粛期間中に既にセルフカラーに目覚めた読者もいるかもしれませ
んが、美容室で「カラーは自分でしました」と言って、美容師さん
に渋い顔されたことはありませんか? 茶髪にしたい時(「おしゃ
れ染め」と呼びます)も白髪染めも、セルフカラーはデメリットが
多く、美容師的にはおすすめできることではありません。

 セルフカラーでは、以下の3つのことが起こってしまうからです。

・セルフはムラになる

・セルフはギシギシになる

・セルフでは狙い通りの色にならない

 なぜこのようなことが起こってしまうのか、解説します。

(後略)

以上引用。


これに対して私は以下のツイートをしました。




コロナ禍でこの内容は、お粗末すぎる。お客の心理を想像できな
 いのかな?そもそも、サロンでのカラーとホームカラーの違いを
 サロン側が価値として伝えきれていないだけ。伝えるのはいつも
 知識
。』




「絶対やらないでほしい」とタイトルにあるので、何なのかと思え
ば、技術的なことばかり。


いかにも美容師らしい


美容業界の超弱点が「技術」だけにしか集中できないことです

当ブログでもいつも書いているように、美容室は、「経営イコール
技術」ですから。

自分たちが技術の話をしていることすら気づかない。

お客からのクレームが出ないようにするために、「結果の出る技術」
を常に求めています。


記事中にあった、ホームカラーの難点3つ。

・セルフはムラになる

・セルフはギシギシになる

・セルフでは狙い通りの色にならない


これってすべて技術的なことばかりです。

つまり、以上の3つが美容室で起こらないようにヘアカラーという
技術をやっているわけです。

3つが揃えば「結果が出た技術」となり、美容師は無意識にクレー
ムなど出るはずがないと思っていたりします



技術的なことやヘアカラーの知識をお客に伝えれば、納得すると思
い込んでいる
のです



納得していないからこそヘアカラー専門店に価格が安いという理由
だけでお客が流れていったのがその最たるもの
と言えるでしょう。


お客をつなぎとめておくには、技術的な事でもなければ知識でもあ
りません。


伝えるべきは、「価値」です


美容室でヘアカラーをする意味、意義、重要性、つまり価値をいか
に伝えきれるかどうか。


この記事の最大の疑問は、「アレルギー」について何も語られてい
ないことです。

ヘアカラーをすることでカブレるまではいかないまでも、頭皮が染
みたり、痒くなるケースは非常に多いのです。


染みたり、痒くなったりするのは、ある日突然起きます

だからこそ、折角美容室に通っているのだから、コミュニケーショ
ンをとって、クレーム処理は常にやらなければなりません



いかにも美容師らしいポジショントーク満載の記事の内容でした。





以下の西野亮廣さんの二冊の著書は、お店を運営されている方であ
れば是非読むべきだと思います。

現状、何かで行き詰っていると感じるならば、何らかしらのヒント
があると思います。


「革命のファンファーレ 現代のお金と広告」




「新・魔法のコンパス」





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【関連記事】
ヘアカラーのニーズ

ヘアカラーとアレルギー

ヘアカラー専門店のネック

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