予約サイトは美容室の可視化
美容室でも飲食店でも予約をして来店する人が多いと思います。個
人的には、そのどちらも衝動的に行きたいので予約するのが面倒だ
ったりします。予約が面倒というよりも電話をかけるという行為が
面倒だったりします。しかし、スマホの登場により面倒なやり取り
をすることなく予約を入れらるようになりました。便利な予約サイ
トによって。
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ミニモが2年連続総合1位 オリコンのサロン予約サイト顧客満足
度調査
以下引用。
ミニモが2年連続の総合1位
オリコンの『サロン検索予約サイト』顧客満足度調査において、
「minimo(ミニモ)」が調査開始の2019年に続いて2年連続で総合
1位を獲得した。
総合ランキングは、1位ミニモ(74.38点)、2位ホットペッパービ
ューティー(74.29点)、3位オズモール(73.64点)、4位楽天ビュ
ーティ(72.15点)、5位EPARKビューティー(69.28点)。僅差では
あるものの、ミニモ(株式会社ミクシィ)が2年連続で1位となっ
た。
(中略)
利用者コメント
・「口コミが多く参考になるし、信用できる。写真が多くて親近感
があるし、お得にすぐ予約できるのも便利(30代・女性)」
・「口コミやその美容師が何が得意かなどの明記があったのがよか
った(20代・女性)」
・「予約がとてもしやすく、チャット式なので聞きたいことを聞け
る(画像付きで)(20代・女性)」
・「なにを得意にしている美容師なのかがわかりやすい(20代・女
性)」
(後略)
以上引用。
これに対して私は以下のツイートをしました。
本質的には、お客の「損をしたくない」をいかに満たせるか。つまり、美容室の可視化。#美容室
— arusara (@arusara_jp) June 2, 2020
ミニモが2年連続総合1位 オリコンのサロン予約サイト満足度調査 https://t.co/FNgFzUUq3M
『本質的には、お客の「損をしたくない」をいかに満たせるか。つ
まり、美容室の可視化。』
気になるのは、記事中の「利用者コメント」であります。
コメントの意味するところは、「損したらどうしよう」や「今まで
どこも変わりばえしなかった」といった心理が根底にはあるように
思います。
美容室を選ぶには選ぶ理由があって、来店するにも来店する理由が
あります。
その理由、つまり目的を満たすために美容室を選び来店する。
予約サイトを使い、通ったことのない美容室でもある程度の把握が
できるようになります。
予約サイトがなかった頃は、実際に通ったことのある親しい友人に、
どうだったかを尋ねていたはずです。
予約サイトの有無に関わらず、やっていることは、「行きたいであ
ろう美容室がどうか?」なのです。
つまり、確認作業を行い、自分の意図するところと合致すれば美容
室に来店する。
お客によって確認するポイントは様々ですが、確認するポイントが
多ければ、心理的には安心して来店できるようになると思います。
初めて来店するのに既に行ったことがあるかのような感じで安心し
て来店できる。
予約サイトが果たしているのは、美容室の「可視化」なのかなと思
います。
可視化がお客にとって何故必要かと言えば、「損したらどうしよう」
や「今までどこも変わりばえしなかった」という心理があるからで
はないでしょうか。
さて、先程「確認作業」と書きました。
これは、西野亮廣さんの「新・魔法のコンパス」からお借りしまし
た。
「新・魔法のコンパス」
以下引用。
人は「確認作業」でしか動かない。
「集客」の根幹にあるのは「人間は確認作業でしか動かない」とい
う現実だ。
ボクらは、すでに知っているものにしか、反応しないんだ。
旅行先を決める時だってそうだよね。
「20万円を払ってくれれば、とっても素敵な場所に連れてってあげ
る」という誘いには誰も乗らない。
ボクらは、テレビやネットやパンフレットで、“一度見た場所”を
旅行先として選ぶ。
『モナリザ』を観る時だってそう。
教科書で『モナリザ』を見たから、「本物を観てみたい」という
“確認作業”で、ルーヴル美術館に展示されている『モナリザ』を
観に行く。
「ルーヴル美術館の奥に、何かよく分からないでど有名な絵がある
よ」という誘い文句では、ボクらはルーヴル美術館には行かない。
つまり、ボクらはネタバレしているものにしか足を伸ばさない。
ときどき、「ネットで(無料で)見られたら、会場に来てもらえな
い」という理由からスマホ撮影やSNSの投稿を禁止しているイベン
トがあるけど、「集客」のことを考えるとまったく逆だね。
当たるかハズレるか分からない場所には誰も足を運ばない。
人は冒険に憧れて、冒険を避ける生き物だ。
ネタバレを恐れちゃダメだよ。
ネタバレから始まるから。
まとめ
☑ 人間は「確認作業」でしか動かない。
☑ 人は冒険に憧れるが、冒険を避ける生き物だ。
☑ 広告は積極的に「ネタバレ」させていこう。
以上引用。
予約サイトが単なる予約だけではなく、既に集客専用サイトに様変
わりしているわけです。
但し、美容室にとっては、集客してからが本当の勝負です。
つまり、失客をさせない取り組みは美容室次第。
いかに集客してもザルであればまったく意味がないので。
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