美容室向け新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン
5月25日に緊急事態宣言が全面解除されました。その直後に、北海
道、北九州でクラスターが発生したり、そして、東京アラート。相
変わらず、感染者とその数にスポットが当てられたニュースにうん
ざりする毎日ですが、一方では、感染者云々だけでいうと、リアル
タイム感染者数がゼロになる地域も確実に増えてきています。
人気ブログランキングに参加しています。
応援クリックお願いします。
今後もこの流れが急に変わることなく、日々感染者報告のニュース
が続くことでしょう。
ウイルスと共存して生きる「ウィズコロナ」という言葉があるよう
ですが、そもそもウイルスや細菌といったものが無くなることはな
いのに、何故これほどまでに騒ぐのかが全く意味不明です。
それでも世の中の流れとしては、コロナ、コロナ、コロナ。
「新しい生活様式」が打ち出されている以上は、各業界・業種で新
型コロナウイルス感染症拡大を防止する取り組みが当たり前化し、
新しいガイドライン作成に追われているようです。
理美容業界が感染予防のガイドライン発表
以下引用。
全理連と全美連は、理美容椅子の間隔を2メートル、最低でも1メ
ートル開けることなどを盛り込んだ「理容業における新型コロナウ
イルス感染拡大予防ガイドライン」「美容業における新型コロナウ
イルス感染拡大予防ガイドラインを2020年5月29日そろって発表し
た。5月4日に「新型コロナウイルス感染症対策専門家会議」が発
表した提言を受けて、理美容業界として作成したもの。
同ガイドラインは、専門家会議による「人との接触を8割減らす10
のポイント」や「新しい生活様式の実践例」をベースに、理美容店
の営業に即して理美容業界として独自の内容を取り入れ作成。
理美容椅子の配置や客待ちの「密」の回避、また予約で「密」を避
ける配慮をするなど多岐にわかり網羅している。
なお、同ガイドラインは最新の状況などを踏まえ、随時見直すとし
ている。
理容業における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン
http://www.riyo.or.jp/wp-content/uploads/2020/05/ilovepdf_merged.pdf
美容業における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン
http://www.biyo.or.jp/news/pdf/biyo_guildline.pdf
以上引用。
これに対して私は以下のツイートをしました。
そして、保健所の役割はどうなるのだろうか?#美容室#理容室
— arusara (@arusara_jp) June 3, 2020
理美容業界が感染予防のガイドライン発表 https://t.co/xE0oJtzJ9p
『そして、保健所の役割はどうなるのだろうか?』
このガイドラインに従い今後は、理美容室は営業をしなければなり
ません。
ガイドラインが感染拡大予防にどれだけ効果があるかという検証が
なされたのかは定かではありませんが、これだけ自粛要請をキッチ
リ守る人間が多いので、理美容室もガイドラインに沿った営業をす
ることでしょう。
美容室は保健所に開業届けを出し、そこで認可されて営業ができる
ようになります。
開業後も定期的に保健所の検査が入るそうですが、現実には全国に
25万軒以上ある美容室に保健所の手が回るはずもありません。
元々が衛生管理に厳しい美容室なのに改めてガイドライン作成とい
うのは、どうなんだろうって感じがします。
ガイドラインを読む限り、美容室の開業時に検査されるところより
も、「三密」を重視している感じがします。
さて、季節が梅雨から夏に向かっていきます。
室内の換気はどうしましょうか?
エアコンをつけ、換気を常に行い、マスクを着用したまま美容師は
接客を行っていくことになるのでしょうか?
お客もそうですエアコンがあまり効かずクロスを着けられ、長時間
の施術に耐えられるのでしょうか?
ガイドラインを守ることがすべてではないはずです。
私が言いたいのは、何が生命のリスクになるのかを常に考えるクセ
を持つべきであるはずだ、ということ。
先頃、厚労省が野外の作業で人との接触がない場合は、マスク着用
せずに作業をするように、といったアナウンスがありました。
極々普通に考えれば分かるようなことなのですが、意外に多くの人
間がルールを守ってしまいます。
今から暑くなる季節です。何も考えずにマスク着用したまま野外で
作業をする方が遥かに生命のリスクがあると思うのは私だけでしょ
うか?
マスクは、自分以外の人間に感染させないためのものです。
それが、ひょっとしたら自分も感染しているかもしれないからマス
クを着ける。
そして、誰もがマスクを着けるようになる。
ウイルスは何も新型コロナウイルスだけではありません。
これからの季節はノロウイルスにも注意が必要です。
こんなことばかり書いていると、いつも思うのが形だけのガイドラ
インを作るよりも、「ウイルスとは何か」「免疫とは何か」という
根本的な事を皆で共有したいものです。
医学、薬学、そして科学について深めていく。
それぞれの学問が、多くの犠牲の上に成り立ち、進歩したもの。
そして、最も大切な考え方と思うのが、「絶対はない」ということ
です。
つまり、リスクは必ずあるということ。
であるからこそ、リスクを最小限に抑える行動をとるべきなのです。
しかし、こんなことを言うと、「だらから自粛が必要なんだ」と言
われそうですが、今やっている自粛は、あまりにも科学的根拠がな
さすぎるものがあまりにも多い。
「科学的根拠がある」ということがすべてだとは言わないけれど、
科学と技術の進歩の恩恵を受けて生きてきたのもまた事実です。
ならば科学的根拠をベースにして対策を取っていくのがベターなの
ではないかと思う次第です。
伊藤穣一さん「教養としてのテクノロジー」
朽木誠一郎さん「健康を食い物にするメディアたち」
池内了さん「科学は、どこまで進化しているか」
人気ブログランキングに参加しています。
応援クリックお願いします。

【関連記事】
「科学リテラシーを上げろ」
「科学は、どこまで進化しているか」
「無知はもっと高くつく 」
コメント