物事に意味があるのではなく自分で意味をつけるかどうか
美容室向け新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドラインが発表さ
れました。基本的には三密を避けての美容室営業を強いられている
わけですが、とくにスタッフを抱える美容室は依然として神経を擦
り減らす営業が続いていると思います(もちろんコロナ禍以前は神経
を使っていないという意味ではありません)。
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さて、いつものように少し長めの記事を紹介します。
一人営業の理美容サロンに注目
以下引用。
日本経済に大きな影響を与えた新型コロナウイルス、これからは
「withコロナ」が常態化するという。理美容など美容系職種は、人
と「密」に接しなければ成り立たない仕事だけに、コロナ後は大き
く変容しそうだ。
コロナ後、想定されるのは緊急事態宣言期間中の「巣ごもり」で、
セルフを体験したことや景気回復に時間がかかることなどから
・利用率の低下
・来店頻度の長期化
・いままで以上の低価格志向
などが予想される。理美容サロン業界はすでに市場規模は縮小傾向
にあるが、いっそう縮小するとことが予想される。他の美容系サロ
ンの市場も縮小するだろう。
理美容をはじめ美容系サロン業界全体としては市場が縮小し、経営
難に直面するサロンが増えるなか、一人営業のサロンは、コロナが
追い風になる可能性がある。
国は、コロナ後の「新しい生活様式」を2020年5月に提示した。い
わゆる「3密」を避けるのを基本に手洗いの励行、マスクの着用な
ど具体的に実践例を示した。この生活様式が、これからの日常にな
るのだろう。
なぜ一人営業のサロンを注目するか、その理由は単純だ。
一つは、多くの椅子があり、多くのスタッフが働くサロンより「密」
でないからだ。
一人営業は、技術者1人、客1人で行なう。施術椅子が5台も6台
もあるようなサロンに比べれば「密」の具合は低い。それだけでも
を感染を回避できる可能性が高い。
二つ目は、コロナ後は在宅勤務が一定程度定着すると予想されてい
るからだ。
一人営業のサロンはじめ小規模サロンの多くは郊外の住宅街に立地
している。大半は住居併用型の店舗だ。在宅勤務をする会社員が増
えれば、居住地の近くのサロンを利用するケースが増えるだろう。
三つ目は、一人営業なら本人一人が感染に気をつけ、体調管理を徹
底すれば、サロンがクラスターになる可能性は低いが、中規模以上
のサロンではスタッフの健康管理も大変になる。
また、人との「密」な距離を保つのが「新しい常識」になるなかで、
「密」な距離で行う美容系の仕事は、逆に人と人とのほどよい関係
が提供できることから、すべての人ではないにしろ、貴重なひとと
きになるだろう。
このほかにも予約して来店する客の増加が見込まれる。国の「新し
い生活様式」でも「予約を利用して、ゆったりと」と予約をすすめ
ている。
予約してからサロンに行けば、他の客と接することはなく、客も安
心してサービスを受けられる。
また、サロンにとっては時間が管理でき、次の客の来店時間までの
間に、触れた設備や備品を入念に消毒することができる。
新型コロナウイルス感染を経験して消費者の防疫に対する意識は変
わった。この防疫意識の高まりは、一人営業のサロンにとって追い
風になるはずだ。
夫婦二人で営業しているサロンもほぼ同様だし、また最近注目され
ているフリーランス技術者も、ほぼ同様といえる。
店舗を構えて営業している場合は地域との密着性が、フリーランス
技術者はSNSを活用した情報発信が重要になるなど、集客の違いは
あるが、コロナ後はいづれも注目される。
以上引用。
これに対して私は以下のツイートをしました。
お客にとって、役立つサロンなのか、それとも意味のあるサロンなのか。立ち位置を変えることが出来ないサロンは厳しいでしょう。それは、コロナ云々の前から分かっていたことで、コロナが切っ掛けになったのは事実。#美容室
— arusara (@arusara_jp) June 3, 2020
一人営業の理美容サロンに注目 https://t.co/e7R7Reql3o
『お客にとって、役立つサロンなのか、それとも意味のあるサロン
なのか。立ち位置を変えることが出来ないサロンは厳しいでしょ
う。それは、コロナ云々の前から分かっていたことで、コロナが
切っ掛けになったのは事実。』
紹介した記事はあくまでも「コロナ禍」という条件がつくのではな
いかと思います。
別に間違ってはいないけれど正しくもない感じがします。
誰しも三密を避けようとするのでスタッフの人数が多かったり、他
のお客との接触を極力避けようとはするでしょう。
だからと言って、一人サロンが有利だとは決して思わないのです。
ただ、普段から通っているお店が自宅から遠い場合、近所の美容室
に来店している話を割と聞くようになりました。
新規客が来店してくれるのは有難いことですが、コロナ禍が収束す
れば、来店しなくなるのでしょうか?
まあ、カットしたりヘアカラーをしたりするのが、絶対に“そこし
かダメ”という方が現実にはそんなに多くないのかもしれません。
殆どの方が惰性で来店しているだけなのでしょう。
だからこそ、こういうアクシデントがある時がある意味勝負だなと
私は思うのです。
言い換えると、失客してからが本当の勝負。
ある程度通いなれたお店以外にたまたま行った時に違いが明確に分
かるというものです。
お客からしてみて、「やっぱりいつもの所がいい」なのか「ここの
方が遥かにいい」なのか「やっぱりどこも大して変わらない」なの
かでは、出てくる答えが大きく違ってきます。
どうせならば、「いつも通っていたところは、やっぱりよかったん
だな」と思わせたいものです。
ただ、お客に対して“何をもって”よかったと思わせられるか。
値段なのか技術なのかお店の雰囲気なのか接客なのか?
その何をもってが最初から分かれば誰も苦労はしません。
日頃からお客をいかに満足するように接客を心掛けてきたかの結果
が、現在の状況でしかないわけですから、今回のコロナ禍は、今ま
でのお店の在り方、接客の在り方を見つめ直すいい機会になったの
ではないでしょうか。
とはいうものの、「コロナ禍を切っ掛けに」と言える美容室(美容
師)が一体どれだけいるのだろうかと正直なところ冷ややかに見て
います。
物事(今回でいえばコロナ)には何でも意味があるといいます。
確かにそうなのかもしれませんが、私の考えはこれとは違っていて、
基本的には何も意味などないと思っています。
どういうことかといえば、物事に意味があるのではなく、物事に自
分が意味をいかにつけていくかが大切だと思うのです。
コロナ禍を切っ掛けに、潰れるお店もあれば、逆に繁盛するお店も
あるでしょう。
そうなると、コロナ禍に対する意味のつけ方は、それぞれに違って
きて当然です。
いい意味で切っ掛けにできるかどうかは、日頃からのその人間の意
味の持ち方だったり、つけ方だったりすると思います。
どうせなら私は、楽しく生きていきたいので、いい意味で切っ掛け
と言えるようにしたいと思います。
しかしながら、このコロナ禍ですが、いい加減どうにかならないだ
ろうかというのが正直なところであります。
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