美容室は代替可能という現実
当ブログでは、美容業界においてアフターコロナ、ウィズコロナで
は“これから”必要な事は、“これまでも”必要な事でしかなかったこ
とばかりであるという内容を何度か書いてきました。そして、今回
もこれまでに必要だったことだなと感じた内容です。
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【動画】「オーシャントーキョー」の高木琢也代表が語る“ウィズ
コロナでこれからの美容師・美容室に必要なこと”
以下引用。
新型コロナウイルスは全国の美容室、美容師にも大きな影響を与え
た。緊急事態宣言が出され、営業を続ける美容室もあれば、自主的
に休業を選ぶところもあるなど、それぞれで対応も分かれた。この
ようなコロナ禍でこれからの美容室、美容師に必要なことは何か。
業界内外で注目を集める「オーシャントーキョー(OCEAN TOKYO)」
の高木琢也代表に語ってもらった。
新型コロナについて初めて取材に答えるという高木代表。「これか
らの美容師の在り方」や、「オーシャントーキョー」ではどのよう
な対策を行ってきたのか、新卒採用は行うのか――など、今気にな
ることを聞いた。「これからは本物の美容師しか選ばれない」「美
容師は原点に戻ろう」「美容室はパワースポットであるべき」など、
多くの美容師、美容学生に響く内容となっている。
以上引用。
これに対して私は以下のツイートをしました。
美容室に限らず、当たり前の事を当たり前に出来る事の難しさに気づけない人は淘汰される。#美容室
— arusara (@arusara_jp) June 3, 2020
RT @wwd_jp 【動画】「オーシャントーキョー」の高木琢也代表が語る“ウィズコロナでこれからの美容師・美容室に必要なこと” https://t.co/42hDLvBoyY
『美容室に限らず、当たり前の事を当たり前に出来る事の難しさに
気づけない人は淘汰される。』
美容師は「国家資格である」を前面に出してくる方がたまにいるの
ですが、こういう方の特徴は、妙に「資格や修行」を絶対視してい
ます。
それはそれで構わないのですが、資格自体に価値があるもと、そう
でないものがあるという現実を分かっているのだろうかと思うこと
があります。
例えば、合格率1%、社会的ニーズがかなりあるとか、単価が高い、
こういった、難しい資格であれば価値があると思います。
しかし、美容師資格は、高い学費はかかりはしますが、誰でも簡単
に取得できます。
しかも、資格を持っている人はどんどん増え続けています。
更には、資格保有者は代替可能です。
世の中の資格には、資格が必要なのかと疑問に思うものばかりです。
その誰でも簡単に取得できて代替可能である美容師の資格ですが、
資格自体に価値が無いとまではいいませんが、果たしてどれくらい
の価値があるというのでしょうか?
大事な事は、資格を取得したならばその資格を使って、他人と違う
何を出来るか(価値の創造と提供)、ということです。
今回取り上げた記事中の動画を見てもらえば分かりますが、高木さ
んという方、奇抜な格好こそしていますが、話す内容自体は極々当
たり前のことばかりです。
先月のエントリー「当たり前の事が当たり前に出来る難しさに気づ
けるか」でも書きましたが、当たり前の事を当たり前に出来る事が
実は最も難しいのです。
美容師として技術が出来ることと、お店の運営を発展させることは、
イコールの関係ではありません。
現在の美容業界の流行が「技術の安売り」である現実が、すべてを
物語っていて、簡単に取得できる資格だからこその当然の結果のよ
うな気がします。
この流れに気づき美容師の資格に依存するのではなく、その資格を
使って何をお客に提供できるかを考え行動に移さなければ、美容業
界の負のスパイラルに巻かれていくだけです。
今回取り上げた「オーシャントーキョー」のように、お客にとって
意味のある美容室が、技術の安売りという土俵から抜け出せること
ができるのでしょう。
さて、以下のような記事を目にすると、お客から選ばれなかった美
容室の現実を表しているようです。
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新型コロナウイルス関連 新型コロナの影響で売り上げが半減、世
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