続 思考を身に付ける事は容易なことではない


楽器にしてもスポーツにしても「体が覚えている」という表現が出
てきます。つまり、無意識でも自然と出来るようになるほど訓練を
するわけです。これは何も体を使うことばかりではありません。考
え方や思考も同じことが言えます。

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昨日のエントリーでも書きましたが、「気配り」は頭では理解して
いるつもりですしやっているつもりです。

何も気配りに限った話だけではなくて、「笑顔」もその一つです。


営業マンにしろ美容室経営にしても、所詮は人との付き合い方が上
手いか下手かの問題です


もっといえば、相手から気に入られるかどうか。

極論すると好き嫌いで大体は決まってしまいます


わざわざ他人から嫌われようと思う人などいないのですが、好かれ
ようと思うがあまり嫌われる行動をとる人は少なくありません。


例えば、話をするという行為。

誰しも話をするのは好きですが、相手の話を聞くのは好きではあり
ません。

話を聞いてくれる人のことは大好きです。

だから、営業では、いかに相手の話を聞くかどうかなのですが、実
際に営業を展開すると一方的に話をするだけになってしまいます。

頭では「相手の話を聞こう」とは思っているのですが、それが現場
では中々出来ません



相手の話を聞くとか気配りとか笑顔といった一見すると簡単そうな
ことが実践においては非常に難しいのです。

頭では理解できることばかりなのですが、現場ではついついその人
のクセが優先してしまいます



教わったことでもそれが無意識で出来るようになるには、楽器やス
ポーツと同じで訓練するしかありません。


ところが、「笑顔」一つとってみても甘くみてやろうとする人はい
ません。

相手に与える印象を考えれば笑顔の人とそうでない人では、笑顔の
人の方が印象はいいに決まっています。


笑顔で一生懸命話す人と、淡々と話す人では、相手の心に話の入り
方がまったく違います。

実は、相手は話の内容など聞いているようで聞いていません


メラビアンの法則

『メッセージが送り手から受け手に伝達されるとき、言葉(言語)
 によって伝わるのは7%
 残りは、声のトーンや口調、ボディランゲージによって伝わると
 されている』



つまり、相手の話なんか何も聞いていないということです。

営業マンならば、伝え方は当然として、聞き方、リアクションも磨
かなければなりません。

雰囲気、態度、表情、目つき、顔つき、聞き方、リアクション、佇
まい等々。

挙げたら切りがありませんが、これらすべてにその人の人間性が現
れます。


確かにそうなのですが、現場では形にこだわってしまう営業マンが
殆どなのではないでしょうか?

形とは、セールストーク、パンフレット、パワーポイント等です。

形を充実させる人は多いのですが、実際に自分の雰囲気や笑顔とい
ったものに気を使う人はそういません。

何故なら、それが必要だとも感じていなければ、逆に出来ていると
すら思っているかもしれません。

必要と感じていなければ、それをしようとは思いませんよね。


メラビアンの法則を知っている人だからといって、それを実践して
いるかどうかは別問題
です。

とかく知っている事が理解出来ている事であり自分では出来ている
事であると勘違いしがちです。

知識として知っている事とそれが実践で出来るかどうかは、次元が
異なります


実践で出来るようになるには、楽器とスポーツと同じで訓練するし
かありません。


私も美容室向けに勉強会を行っていますが、メラビアンの法則を教
えたとしてもそれを現場で実践していこうとする人は殆どいません。

知識を教わったとしてもそれが使えるようになるには、訓練するし
かありません。

教わってしまえば何でも出来るようになるならば誰も苦労しません
よね。


自分の身体に身に付いている以上の事、即ちこれを習慣といいます

つまり、習慣以上の行動は無理だということです。


教わるだけの習慣なのか、それとも教わった事を実践していこうと
する習慣なのか。

一歩の差が百歩の差だったりします




セールスにおいて、どんな商品でも売れる人は、他人が考えない位
の深さを考えて、他人が考えない所を考えて、他人が大事にしない
所を大事にする人なのです。

その人と言えば私の中では、我社の社長と、元上司、そして、外部
の人間では、髙田明さんです。


「伝えることから始めよう」




「髙田明と読む世阿弥」





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