失客イコール来店サイクルの長期化
昨年10月の消費税増税により民需は激減しており、その最中でのコ
ロナ禍。景気が悪くならない理由がどこにも見当たりません。今月
は、キャッシュレス決済によるポイント還元措置も終了します。そ
して、7月1日より消費税が実質的には再増税になります。
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女性が美容室に支払う金額は年間3万0670円
以下引用。
美容センサス2020上期より
「ホットペッパービューティーアカデミー」(リクルートライフス
タイル)が2020年6月11日に発表した「美容センサス2020年上期」
によると、女性は美容室をはじめエステ、ネイルなど美容系サロン
の利用回数(年間)・1回あたりの支払金額について極端な差はな
く、年間の支払金額は2万3千円から3万1千円におさまる。
美容系サロンのなかでも市場規模は美容室が他のサロンを圧倒して
いるが、その差は、利用率(年間1回以上の利用者)の違いにある。
女性の美容系サロンの利用回数と支払金額は上表の通り。利用回数
ではリラクゼーションサロン(着衣)の5.61回が最多。2ヶ月に1
回近く利用している。逆に脱衣でのリラクゼーションサロンの利用
は3.54回で最小だった。支払金額では脱毛エステサロンが7597円で
最高だった。
美容室は、利用回数4.48回、支払金額6846円で、客一人あたり年間
3万0670円を支払っている。利用回数は2年連続で微増したが、
2016年以降4.50近くで推移している。支払金額は前年より169円
(2.5%)増。2016年には6413円だったものが毎年上昇している。
ヘアカラーの利用回数が4年連続して増えていることが、支払金額
が増えた要因になっている。
以上引用。
緊急事態宣言全面解除から徐々に客足も戻ってきている美容室。
実際のところは、緊急事態宣言発令前後から来店していないお客が
一時的に集中して来店しており忙しそうに見えているだけです。
所詮は、毎月来店する人が少数派になってしまっている美容室です
から、来店してしまえばまた来店しなくなります。
記事中の『美容室は、利用回数4.48回、支払金額6846円で、客一人
あたり年間3万0670円を支払っている。』とあるように、あくまで
も平均的な話だと思いますが、二ヵ月に一回も来店しないのが美容
室の現実です。
もう以前の話ですからあくまでも参考程度にしかならないのですが、
ヘアカラー専門店が「全体染め2500円(税抜)」だった時ですら、
平均来店サイクルが“一ヶ月半”だったのです。
少子高齢社会である日本ですが、依然として1億2千万人以上の人
口を誇っています。
都市部に人口が集中しているとはいえ、人口減を実際に感じている
人はそれほどいないはずです。
田舎は田舎だし地方は地方だし都市部は都市部です。
場所の問題を言い出せばきりがありません。
場所が問題だと思うならば場所を変えればいいだけです。
二階に店舗を構える美容室を営業で回ると、よく言われることがあ
ります。
「二階だから目立たない(一階の店舗に比べて不利)」
もちろん場所にもよりますが、一階の方が家賃は高くなります。
二階にある美容室が一階に引っ越した例を知っていますが、何も変
わりません。逆に、二階でも繁盛店はあります。
結局は、その美容室のオーナー次第です。
人口流出ナンバーワンである長崎市。
人口減を嘆くならば人口が集中している九州であれば福岡市で美容
室をやってみればどうでしょうか?
日本の人口減を持ち出して美容室の顧客減少を語る人もいたりしま
すが、その相関性は限りなくゼロに近いと私は思います。
集客と失客予防に力を常に入れなければ、お客は簡単にいなくなり
ます。
来店サイクルの長期化は、お客の数が滅茶苦茶多いならば気にもな
らないかもしれませんが、失客と同時に来店サイクルの長期化が起
こると売上が激減していきます。
来店サイクルが一ヶ月に一回が、二ヵ月に一回になると実質的には、
6人失客したことと同じ意味を持つ事になります。
来店サイクルを短期化する努力もせず、ましてや集客と失客予防に
も取り組まなければ、それこそコロナ禍で潰れないとなるとそれこ
そ奇跡でしかありません。
来店が集中した6月。
7月からは消費税再増税。
来店サイクルの長期化。
国、県、市の経済支援策を上手く活用し、まずはコロナ禍を乗り切
らなければなりません。
それと同時に「集客と失客そして来店サイクルの長期化」の問題を
解いていくしかありません。
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