今後も美容室の安売りの流れは変わらない


昨年10月の消費増税に伴い、キャッシュレス決済によるポイント還
元措置も今月で終了します。7月1日からは、消費税は8%(食品・新
聞)、10%に実質的には再増税されることになります。そして、未だ
に収束しないコロナ禍。

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そんな中にあっても誰でも条件は同じであるので私の会社にしろ美
容室にしろ、やっていかなければなりません。


所得が減少しているわけですから、消費も停滞します。

先行き不透明な世の中にあっては、誰しも不安ですから、消費に関
してもシビアになる部分も出てくるでしょう。


消費増税前、コロナ以前のように同じように消費が戻るのも時間が
かかるはずです(果たして戻るのでしょうか?)。

となると、消費を全体的にしないわけですから、経済が潤うわけが
なく、必然的に所得も更に減少していきます。


美容室は、緊急事態宣言が発令されても休業要請が出されることは
ありませんでした。

最初こそ、「営業継続できてありがたい」という雰囲気はあったも
のの、各地で給付金や支援策が対象外となってからは、罰ゲーム化
してしまい、更には、自粛同調圧力もかかり、営業継続の許可があ
るにも関わらず、社会の空気感から白い目で見られるようになって
いきました



一口に美容室といっても実際には、あらゆる形態があります。

大きく分けてしまうと、低料金大型チェーン店と個人経営美容室
あります。

美容室は現状で全国に25万軒以上あって、軒数の増加に反比例して
総売上は減少傾向です


とはいえ、ミクロ的には繁盛店もあります。


今回のコロナ禍で美容室にも多大な影響が出ていますが、それでも
比較的軽症で済んだところを追っていくと、色んな気づきがありま
した。

その一つに、「客層」があります

どんな人間が、もっといえばどのような職業をしている人間が、お
客であったのか。


コロナの影響を受けないところはないと思うのですが、所得面だけ
で考えると、公務員と年金受給者には限りなく影響はないといえる
でしょう。


美容室のお客は、今でも女性が中心ですから、世の奥様方が中心な
のです


奥様自体が仕事をしているかどうかはわかりませんが、おそらくパ
ートをされている方が多いはずです。

問題は、その旦那様です

もちろん、パートに関しても今回辞めざるを得ない方も多かったと
思います。

ただし、奥様がパートを辞めても旦那様が公務員だったならばどう
でしょうか?


たしかに、世代的には、教育費、住宅ローン、両親の介護等の問題
はあるにせよ、公務員の強みは、民間企業に比べて安定して給料が
振り込まれる
ことなのではないでしょうか



それをいうと、年金受給者も安定して振り込まれますが、コロナ禍
では、お年寄りは外出しません、というよりも家族から外出を禁止
されていたりもします。


民間企業もボーナス云々のニュースを最近目にするようになりまし
たが、減額もしくは無しが増加、それよりも、会社自体が今後どう
なるかも分からない。


最初の美容室のお客の話に戻すと、つまり、お客の所得に左右され
るのは当たり前の事実なわけです


最初からどのようなお客を獲得したいかを狙ってやっている美容室
もあるとは思うのですが、所詮は、そこで働く人間の年齢層に近い
人間しか来店しません



ならば、20代といった若い世代はというと、所得が元々少ない。


こんな事を考えていくと、当分は、美容業界の安売りの流れは変わ
らない
のだろうと思います。

美容室の技術に関しては、もはや「体験する」という感覚でやって
いる人間はいないはずです。

もちろん、20代前半のパーマデビュー、カラーデビューはあるもの
の、それだけです。


殆どの人間は、身だしなみ程度でしか美容室を利用していないので、
そうなると、低料金で済ませておこうとなるのです



コロナ禍で益々今までのやり方が通用しないのだなと痛感している
今日この頃です。





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