言葉の意味を理解することも予防の一つ
新型コロナウイルス感染症という疫病は誰でも感染する可能性があ
ります。感染するしないの問題も大事ですが、もし感染したとして
も人間には「免疫」とういモノが備わっています。その免疫につい
てどの程度の理解と認識があるでしょうか?
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普段何気なく使っている言葉でも、その道の専門家に言わせると不
適切なものが多いといいます。
その一つに「免疫力」という言葉があるそうです。
結構、私の周りでも言葉の意味するところなどとくに気にせず使っ
ている人が多いのが「免疫力」です。
「免疫力」という言葉は、どうやら不適切なようです。
「免疫力」という言葉が不適切な理由…「トンデモ」健康情報に踊
らされないために
以下引用。
新型コロナウイルスの流行以降、「免疫力」という言葉をメディア
やネットなどでよく見聞きするようになりました。「免疫力」と言
う言葉を検索してみると、「免疫力を高める」「免疫力を高める食
べ物・飲み物」「免疫力低下」などいろいろ出てきます。
2020年7月5日現在、Yahoo!ニュースで「免疫力」で検索すると
1,912件も記事が出てきます。
出版物にも「免疫力」と言う言葉を使ったものが多く見られますし、
テレビ番組などでも「免疫力」を冠したものがあり、多くのコメン
テーターが「免疫力」と言う言葉を使っています。「免疫力」に対
し効果があるとうたう商品もたくさんありますね、健康食品などの
キャッチコピーでも見かけます。
さて、私は研究者の端くれとして病理学・ウイルス学・免疫学の研
究をしています。そういう立場から一言、お伺いしたいことがあり
ます。「免疫力」ってなんですか…?
学問の分野では「免疫力」という言葉は使われていません。むしろ、
この言葉は不適切であると言えるのです。
どういうことでしょうか。
本稿では「免疫力」なる言葉とそれを取り巻く様々なビジネスを含
む不適切な免疫に関する理解に簡単に触れるとともに、免疫とはそ
もそもどういったものであるかのごく基礎的な部分、そして、情報
リテラシーについても簡単に考えてみたいと思います。(後略)
以上引用。
3月21日のエントリー「改めて新型コロナウイルスについて」では、
新型コロナウイルスがどのようなものかを説明した動画を紹介させ
てもらいました。
その際登場したのが、米国国立衛生研究所(National Institutes
of Health :NIH) でウイルス学・免疫学の研究をしている峰宗太郎
先生です。
今回紹介した記事は、峰宗太郎先生によるものです。
多少長い記事ですが、読み応え十分でかなり勉強になります。
これだけ情報の氾濫した世の中では、ウソ情報をつかまされること
も十分に考えられて、ましてや発言そのものの内容よりも誰が発言
するかの“誰”を重視する現代では、益々、情報に踊らされる確率が
高くなります。
リテラシーの問題といってしまえばそれまでです。
今回紹介した記事ですが、正直誰でも理解できるものではありませ
んよね!?
つまり、ある程度の医学、薬学、細胞学を理解していなければ理解
できるものも理解できません。
最低限度の知識・教養は必要不可欠です。
記事にあるように「免疫力」を使っている人は怪しいと判断するだ
けでは意味がなくて、「免疫力」という言葉が何故不適切かを理解
しなければ、また別の言葉に騙されるだけでしょう。
テレビを見るだけで理解できてしまえば誰も苦労しません。
理解が難しいところを理解しようとする姿勢にこそ本当の理解力が
身に付いていきます。
人間の身体の生命維持に関わる「免疫」とういうシステム。
様々な外敵から身を守ってくれる免疫。
免疫を理解するということは、即ち予防医学を知ることであり、そ
して実践することに他なりません。
新型コロナウイルスと免疫の関係を理解することが、本当の意味で
の感染防止対策だと思う次第です。
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