言うは易く行うは難し
コロナ禍で否応なしに店舗運営もそうですが会社自体も今までのや
り方が通用しなくなりました。内部からではなく外部環境に物凄く
左右され変化を求められています。そして、社会の変化に変化で対
応できなければ淘汰されていくことになるでしょう。
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コロナ禍対応の美容室がオープンしたことに先日のエントリーでも
触れましたが、このようなお店が出てくるのは当然の流れです。
もちろん、コロナ禍のみの対応だけを考えればいいわけではないの
で、その辺は工夫が必要です。
というような内容をある美容室のオーナーに話したところ、「一過
性のお店はその後生き残っていない。だから、継続してお店を運営
できなければ意味がない」というような主旨を言われました。
これを聞いたときには、「確かにそうだな」とは思いました。
しかし、その後よくよく考えたときに、サロン生存率の事を思い出
しました。
一般的に美容室の生存率は、1年で40%、3年で10%、10年で
5%といわれています。
つまり、95%の美容室は10年“もたない”ということになります。
「継続してお店を運営できなければ意味がない」と言われたのです
が、そもそも継続できているところが貴重な存在なのです。
このオーナーさんが言いたいことは理解できますし共感もします。
がしかし、その場しのぎ的であってもコロナ禍対応を店舗として施
していくことは当たり前だと思います。
ある意味では時間との戦いであるので、モタモタしていては先を越
されてしまいます。
周りがやり出してからコロナ禍対応などといっていては遅いのです。
しかも分かっておかなければならないのは、今回のコロナ禍は誰に
とっても初体験なのです。
先行事例など存在しません。
その先行事例が存在せず参考例も参考にならないからこそ、これだ
け人命にも経済にも大きな被害が出ているのです。
「変化には変化で対応する」とは、まさに「言うは易く行うは難し」
なのです。
コロナ禍の対応など本当の意味では誰にも正解は分かりません。
ましてや「新型コロナウイルス」についてもまだまだ未解明な部分
が多いですし、もっといえば「ウイルス」と「免疫」の関係も解っ
てない部分が相当にあるといいます。
店舗運営者であれば、世間の動向や空気感を自分なりに把握して、
判断して、決断をしなければなりません。
コロナ禍の対応はあくまでもコロナ禍の対応です。
コロナ禍の対応さえやっておけばいいわけではありません。
美容室に限っていえば、「美容業界の流行は技術の安売り」はコロ
ナ禍であろうと変わりはありません。
店舗ビジネスであれば、「集客と失客」が課題なわけですから、そ
の課題からは誰も避けられません。
ここに来て全国的に新型コロナウイルス新規感染者が増加している
ので、これから世の中の流れがどのような方向に流れていくかは誰
にも分かりません。
6月中は、4月5月の反動もあって多少なりとも忙しかった美容室
ですが、7月に入ってからの全国的な新規感染者の増加は、またお
客がお店への足を運びにくくさせるには十分すぎる理由になります。
そして、4月5月の反動で来店しているだけなので、しばらくは来
店しないくても構わないお客も少なくないはずです。
6月に来店したお客に「何を伝えていったのか」「何を取り組んで
いったのか」がわかる7月以降なのではないかと思います。
営業、販売、接客で悩んでいるなら、日本で一番モノを売っていた
であろう髙田明さんの「伝えることから始めよう」を読むことをお
勧めします。
西野亮廣さんの「新・魔法のコンパス」では、「集客」と「失客」
について説かれてあるので、お店を運営されている方は、絶対に読
むべき一冊です。
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