今年もサンマが不漁らしい


いきなりですが、モノやサービスの価格を決める材料は何があるで
しょうか?それには、ありとあらゆる事柄が材料になり得ます。例
えば、同じモノでも種類によって価格は多様ですし、買う場所によ
っても違う。そして、他のモノの価格とも密接につながりがあり、
ありとあらゆる理由が複雑にからみ合っているものです。

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サンマ続く不漁、今年も高騰か
初競り1匹5980円


以下引用。


サンマ漁のシーズンが到来する。北海道では7月、店頭で1匹5980
円の高値を付けた。「初競りのご祝儀相場だ」(水産関係者)との
声が多いものの、近年は深刻な不漁が続いており、今年も価格高騰
が懸念される。漁が本格化するのは8月。新型コロナウイルス流行
に伴い、資源管理に関する国際会合が延期となったこともあり、日
本の秋の味覚を代表するサンマの漁獲動向には不透明感が強い。

北海道釧路市の地方卸売市場で7月15日、サンマの初競りが行われ、
1キロ当たり4万1040円と過去最高を更新した。このサンマは北海
道東部、太平洋沿岸の「流し網漁」で取られた。


以上引用。


これに対して私は以下のツイートをしました。




需要と供給
 味で価格が決まらず、価値で価格が決まる。』




モノの価格、値段が決まる仕組みはいくつもあるでしょうが、とく
に重要なのが「需要と供給」の関係です


需要が高く供給が低ければ、価格は上がります。逆に、需要が低く
供給が高ければ、価格は下がります。


需要と供給に限って考えれば、サンマの“味”は、価格に反映され
ません


つまり、味は価値としては捉えられないのです。

不漁で味がイマイチであっても需要に対して供給が追いつていいな
ければ、価格は高くなります。

豊漁で味が良くても、逆に価格は安くなる。


当たり前の事かもしれませんが、勘違いしている人も多いような気
がします


美味しいから高い、不味いから安いは、需要と供給で考えると成立
しません。


美容業界の流行が「技術の安売り」なのは、単純に供給過剰だから
です


いくら「うちの技術力が高い」といっても、その技術自体に最も大
事な希少性が存在していない
ので、技術の“質”を売りにしても、
安売りにならざるを得ません


日本の現在の人口に対して、美容室の数が今の半分以下ならば技術
を出来る人間に希少性が生まれ、技術が安売りされることはないで
しょう。


つまり、需要に供給が追いついていない。


美容室のカット、ヘアカラー、パーマという技術メニューの質の高
さは、今の供給過剰な美容室では、残念ながら価格に反映される価
値にはなりません



サンマにしても美容室にしても、需要と供給の前では、味(技術の
質)で価格が決まらず、価値(技術出来る人の数)で価格が決まる

というわけです






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