毎度おなじみ美容室向け育毛講座

一般的に頭皮に関する悩みは誰に相談するものなのでしょうか？今
なら誰にも相談せずネット検索で良さそうなヘアケア商品を購入す
るのでしょうか。実際に薄毛であったり、脱毛症だったりすると今
では専門店か医者に相談だと思うのですが、あえて美容室に相談す
る人の方がむしろ珍しい存在だと個人的には考えております。

人気ブログランキングに参加しています。
応援クリックお願いします。




今回は、育毛、養毛、発毛の話題を二つ紹介します。

一つ目は、美容室を対象とする育毛ケア講座について。

美容室の「メディカルヘッドマッサージ」導入促進

以下引用。


BA東京美容コンソーシアム（東京都美容生活衛生同業組合・アデ
コ株式会社）は2020年8月18日、 9月1日の2日間、東京・代々木
の美容会館で、美容師のための「育毛ケア講座」を開講する。

同講座は、公益財団法人東京しごと財団からの受託事業「団体別採
用力スパイラルアップ事業」における二次支援の一環として、25社
の支援先サロンを対象に実施するもの。支援先サロンの美容師は無
料で参加できる。


理論と実技の両面から学ぶ「育毛ケア講座」

サロンでの「メディカルヘッドマッサージ」導入を促進


「育毛ケア講座」は、支援先サロンで働く美容師の皆さんに、薄毛
に関する最先端の医療知識を学んでいただくとともに、医学的な根
拠に基づくヘッドマッサージで、サロンとして取り組むことができ
る施術「メディカルヘッドマッサージ」の技術を習得していただく
ことを目的に実施するもの。

当日は、この「メディカルヘッドマッサージ」の監修者でもある東
京女子医科大学の川島眞名誉教授が、脱毛と育毛のメカニズムおよ
び最先端の薄毛治療について解説。さらに、巡活マッサージマスタ
ーインストラクターが「メディカルヘッドマッサージ」の実技指導
を行う。

BA東京美容コンソーシアムでは、支援先サロンの美容師が本講座
を受講することにより、それぞれのサロンにおいて、薄毛に悩む女
性をターゲットとした新しい美容サービスメニューの導入が促進さ
れ、高付加価値メニューの採用による新規客の獲得、新しい技術を
習得することで従業員の仕事のやりがい創出、ひいては従業員の離
職の防止につながるものと期待してる。


以上引用。


これに対して私は以下のツイートをしました。

レッドオーシャンにあえて飛び込むこのセンスの無さ・・#美容室
美容室の「メディカルヘッドマッサージ」導入促進https://t.co/YhlzXUR8go

— arusara (@arusara_jp) July 29, 2020

『レッドオーシャンにあえて飛び込むこのセンスの無さ・・』


今までも、そしてこれからもだと思いますが、このような育毛に関
する理論と技術を学ぶ講座は、永遠に続いていくことでしょう。

とくに勉強すること自体を否定するつもりはありませんし、紹介し
た記事も育毛講座に関する告知ですから、私もわざわざ突っ込む必
要もないのですが、そこを敢えて突っ込ませて頂きます。


技術者として自身の技術向上に取り組む姿勢を常に持ち続けること
は非常に大切なことです。

但し、美容室は育毛等の研究機関ではなく、あくまでも商売として
お客の髪に関する悩みやら手入れやら身だしなみやらオシャレやら
を叶える仕事をやっています。

その辺のところを誤解している美容室も多く、商売に徹して育毛に
取り組むことが出来ないところが殆どです。


絶対的に「髪の毛が生えるものがあればやる」という発想の美容室
が圧倒的に多く、お客の薄毛に関する悩みを解決することが髪の毛
を生やすことでしかできないと考えています。

なので、お客のニーズを掴むという発想は全くありません。

効果・効能・結果に拘るのが美容室であり美容師です。

効果・効能・結果がでれば商売は上手くいくと思い込んでいます。


つまり、「技術イコール経営」であり技術が上手ければ商売は成功
するという考え方です。


一方、かつらメーカーが考えていることは、何かというと、「確実
に髪の毛が生えるものが登場したらうちは潰れてしまう」と考えて
います。

どうですか、この違い分かります？


美容室は必ず生えるものを欲しがる。

かつらメーカーは必ず生えるものに怯える。


もし、必ず生えるものをあなたが持っていたとして、それをわざわ
ざ美容室に紹介して取り扱わないかと営業をかけますか？


薄毛、脱毛症で悩む人は、どうにかしたいと本気で考えていますが、
同時にどこでもどうにもならないことも知っています。

だから、その“気持ちを汲む”ことが商売では大切なのです。

これを「ニーズを掴む」といいます。

かつらメーカーで必ずしも髪の毛を生やすことが出来なくても、育
毛ケアをやったり、最終的にはかつらを購入するのは、お客に営業
をしているからです。


営業という概念がまったくないのが美容室なのです。

ですから、今後もありとあらゆる育毛ケア講座が開かれるでしょう
が、講座を開催するメーカーから搾取されるだけで、永遠に美容室
で育毛ケアが、新規顧客の獲得、付加価値メニューにはならないこ
とは私が保証します。

何故なら、結果ありきの考え方で、しかも相手の利益を想像できな
いからです。


二つ紹介しますと書きましたが、二つ目は明日ということで。





リファグレイス ヘッドスパ





パナソニック“頭皮エステ〈サロンタッチタイプ〉EH-HE9A”




スカルプDメカノバイオ





人気ブログランキングに参加しています。
応援クリックお願いします。




【関連記事】
「頭専門揉みほぐし店『悟空のきもち』」

『悟空のきもち』人気の秘密

「バーチャル行列」

「ヘアケアのニーズを捉える」

「頭皮ケアの関心とヘアケア市場」