周りの声ではなく自分が気にしているだけ
美容室に従事している美容師の数は、50万人近くいるとされていま
す。美容師免許を取得した人間すべてが、必ずしも美容室に従事し
ているわけではありません。免許だけ取得した人、出産を機に辞め
た人、独立に失敗した人も大勢存在します。そして、コロナ禍。今
もこのまま業界に残るべきか、潔く別の道に行くべきかと悩んでい
る美容室があることでしょう。
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「男性は35歳まで、女性は35歳から」嘆く美容師たちの闇実態
以下引用。
美容師になると「自分の店を持つ」ことを目標にする人が多いもの
の、30歳時点の平均年収が300万円と、資金を貯めることは難しい
のが現実です。さらに感性・体力の両面から、40歳ごろになると若
い美容師とのジェネレーションギャップを感じ、美容室を辞める人
が多いのだといいます。今回は、「定年40歳」の後の選択肢や、女
性美容師のピークが35歳だといわれる理由について解説します。
ヘアスタイリストの寿命は40歳、どう生き残るべき?
美容師は「いずれは自分の店を持ちたい」という夢を持って働いて
いる人が多いでしょう。しかし、技術を身に付けても平均年収は
300万円。独立のための資金を貯めることも難しいのです。そのた
め「今よりも高い給料のサロンで働き、独立するための貯蓄をしよ
う」と転職を考える人も少なくありません。
一方で、独立の機会を逃したまま40歳くらいになると、サロンにい
づらくなってきます。40歳を過ぎると、感性・体力の両面から、若
い美容師とのジェネレーションギャップも感じるでしょう。ほとん
どのヘアスタイリストが独立してサロンを去っていくなか、「まだ
独立しないの?」という目で見られることもストレスになります。
(後略)
以上引用。
これに対して私は以下のツイートをしました。
あくまでも傾向の話。確かに美容室は過剰店舗ですが、実際に美容師として生き残って、しかも独立し、そして、10年以上営業継続することの方が珍しいものです。#美容室#美容師https://t.co/xlwBfFo2MI
— arusara (@arusara_jp) August 1, 2020
『あくまでも傾向の話。確かに美容室は過剰店舗ですが、実際に美
容師として生き残って、しかも独立し、そして、10年以上営業継
続することの方が珍しいものです。』
コロナ禍以前より美容室を取り巻く経営環境は厳しくなるばかりで、
人を雇うことが出来る美容室自体が、今後も少なくなっていくと思
います。
美容学校を卒業して、取り敢えずどこかの美容室に就職して、“出
来る人”ほど、ある程度仕事を覚えたら、独立してしまうのが美容
業界の縮図ではないでしょうか!?
技術も出来て、接客もこなせて、何よりもお客がつく美容師ならば、
美容室の回し方みたいなものを飲み込んだならば、早々に独立する
ことを考えるものです。
まあ、そんな人は、人から指図されるのは嫌でしょうし、もっと稼
ぎたいでしょうから・・・
しかしながら、このような感じの美容師はごく少数なのではないか
と思います。
変な言い方かもしれませんが、向上心の塊のような人はどの業界で
も希少な存在です。
多くの独立する美容師は、「そろそろここに居づらいな・・・」み
たいな感じだと思います。とくに男性美容師は。
独立する姿勢が人それぞれに違うのですから出てくる結果も違うの
は当然といえば当然です。
それ以前の問題として、美容業界の雇用環境を問題視するべきだと
私は思います。
「美容師なら独立して自分のお店を持つ」という考えが美容業界で
は当たり前なのです。
一つの美容室で一生とまでは言わないにしても、選択肢として「長
く働ける」が美容業界には用意されていないのです。
25万軒以上ある美容室の殆どが一人でやっているところばかりです。
というか、オープン当初から一人もあれば結果として一人になった
ところもあると言っておきましょう。
雇用できる体力のある美容室が少ないわけですから、美容師を続け
るならば独立するしか道がありません。
「ヘアスタイリストの寿命は40歳」と記事にもありましたが、リス
トラにしろ早期退職制度にしろ今では45歳以上となっています。
20歳で美容師になったとして、40歳でキャリア20年。
大卒22歳で大企業に就職して45歳でキャリア23年。
一つの事をずっと続けることが素晴らしいという価値観に縛られな
ければ、40歳から別の道に進むことの方が人生を楽しめるのかもし
れません。
ただ、20年も同じことしかやっていない、年齢も40歳という現実を
みたときに自分自身がどのように意味をつけていくのかが一番大切
な事だと思います。
周りの人間がどう言おうと、周りを気にすることなく、といいます
が、実際には、自分自身が周りからどのように思われているかばか
り気にする人は、新たな道を歩けないと思います。
つまり、承認欲求を否定するつもりはありませんが、周囲の声とい
うよりも自分自身の中から出てくる声が何と自分に言っているのか
を聴いて、そして、自分がどうしたいのかを自分の頭で考え、決め
て行動することがなりよりも大切なのです。
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