コロナ禍で把握すべきは何か?
先日の西野亮廣さんのブログでも、現在のコロナ禍に対して『一つ
確かなことは「何も手を打たなかったら終わる」ということ。現在、
いろんな人がいろんな手を打っています。』ということが書かれて
いました。これは個人でも企業でもすべての人に共通することだと
思います。
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仕事でも何でもそうですが、先へ物事を進ませようとした場合、決
断する場面が訪れるかと思います。
その時に私が大切にしている考え方があります。
それは、徹底的に物事を「把握」する事です。
ですから思考する流れとして、
『把握 ⇒ 判断 ⇒ 決断』
となります。
「決断力がある」なんて言葉を耳にしますが、決めることなら誰に
でも出来てしまいます。
決めればいいだけですから。
判断するにしても何をどのように判断すればいいのか?
判断するにも材料が必要なわけです。
その材料ですが、言い方を変えると情報でもあります。
人によってその情報の量から質から何から何まですべてが違うわけ
ですから、判断からの決断が大きく異なるのです。
当然、結果の出方が違ってくる。
つまり、日頃から物事を把握することは、非常に大切な身に付ける
べき習慣の一つだと思うのです。
把握ができなければ、整理・整頓することも出来ません。
整理・整頓の重要性を知ることも大切で、整理(考え方も物事も)
しておけば、たとえその考え方や仕事が途中であったとしても常に
整理・整頓、つまり把握しているので次にスムーズに進めるのです。
これについても、西野亮廣さんのブログでは以下のように書かれて
ありました。
『打ち手を考える前に、絶対に整理しなきゃいけないことがありま
す。それは、「コロナによって何がどうなったのか?」「コロナ
が何を明らかにしたか?」という部分です。』
コロナ、コロナ、と慌てたところで、何がどのようになっているの
かを把握しなければ対策の打ちようがありません。
「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」ではありませんが、何も知
らないようでは負けて当然です。
ただ、コロナが起こることなど誰にも予想することなど出来ません。
だからこそ日頃からアンテナを張り巡らせておく必要があるのです。
どんな情報でも、その時には必要がないと感じたとしても後々必要
となる場面はいくらでも出てきます。
例えば、「Uberイーツ」「クラウドファンディング」「ZOOM会議」
といったものは実はコロナ禍以前よりありました。
コロナ禍が切っ掛けとなって知ることとなった人も多いはずです。
コロナ禍以前より使っていたという人もいれば、知っていたけど使
っていなかったという人もいる。
コロナ禍を切っ掛けに使うようになったという人もいる。
知らなかったが今回知ることとなった人もいる。
そして、それでもまだ知らない人もいる。
さあどうでしょうか?
差が生まれて当然ですよね。
別に使うべきという話ではなくて、知る知らないの壁は想像以上に
あるということです。
コロナ禍でZoomを使うからいい悪いの話ではありません。
要は、その人間のマインドの問題です。
コロナ禍で把握しておくべきは、自分自身のマインドなのではない
でしょうか!?
コロナ禍を切っ掛けに出来るのも出来ないのも、その人のマインド
がすべてですから。
改めるべきは、自分のマインドかと思います。
さて、急に話は飛びますが、企業の業績が酷い状況になっています。
とはいえ、コロナ禍を切っ掛けにシフトチェンジしている企業も多
いことも事実です。
ワコールが挑む「顧客データ起点」のデジタル戦略 コロナ禍で待
ったなし
以下引用。
新型コロナウイルスの影響で2021年3月期通期予想が創業以来初の
赤字になると発表したワコールホールディングス(HD)は、デジ
タルトランスフォーメーション(DX)に本腰を入れる。7月31日
に京都本社で開いた決算説明会で安原弘展社長は「直面している課
題のスケールは非常に大きいが、パンデミックによってもたらされ
た機会を冷静に受け止め、長期ビジョンの実現に向けて変革を加速
させる」と強調した。
他社にはない「膨大な女性の体形データ」
強みとする研究力や販売力などの組織能力をDXによって進化させ
る。オムニチャネル戦略や2020年度から導入した3Dボディスキャナ
ー、AI(人工知能)接客に加え、RFID(無線電子タグ)を活用した
省力化など「将来の成長に欠かせないデジタル革命への取り組みは
前進している。とどまることなく着実に進めていきたい」と話した。
特に国内のワコール事業では、顧客データの活用をベースとしたビ
ジネスモデルへの変革を加速する。中核事業会社であるワコールの
伊東知康社長は「この5年間でリアル店舗と自社EC、百貨店の顧
客を合わせると約300万人がワコールで買い物されている。顧客デ
ータをベースに新規顧客の拡大とロイヤルカスタマー化を図り、高
収益の経営体質を確立していきたい」と説明する。
具体的には顧客データを起点とした自主管理型ビジネスへの移行を
進める。同社は約300万人の購買データのほか、ワコール人間科学
研究所が蓄積してきた体の計測データ約4万5000人分と3Dボディス
キャナーのデータ約2万人分を保有する。
「これらのデータをセットで管理できるという特徴を生かし、研究
を起点とした従来のビジネスモデルから、顧客を起点に双方向のモ
ノ作りとマーケティングプロセスを実行するビジネスモデルへと進
化させる」(伊東社長)。
ビッグデータや新技術をオープンイノベーションで活用し、これま
で接点のなかった顧客の獲得にも積極的に取り組む。7月に伊勢丹
新宿本店で導入された、体形タイプと婦人服のマッチングサービス
「マッチパレット」もその一環だ。(後略)
以上引用。
これに対して私は以下のツイートをしました。
良くも悪くもコロナ禍がそうさせたのだと思う。くすぶっていたものが噴出した形。顧客データがすべての価値の源泉である時代、あらゆる企業がサービス業となっていく。
— arusara (@arusara_jp) August 3, 2020
RT @wwd_jp ワコールが挑む「顧客データ起点」のデジタル戦略 コロナ禍で待ったなし https://t.co/owOoXnBPaq
『良くも悪くもコロナ禍がそうさせたのだと思う。くすぶっていた
ものが噴出した形。顧客データがすべての価値の源泉である時代、
あらゆる企業がサービス業となっていく。』
コロナ禍もありますが、テクノロジーを駆使したサービス合戦にな
るのは予想のつくところでした。
世の中の流れを敏感に感じ取り先手先手を打つ企業が今後もあらゆ
るサービスを提供してくるでしょう。
山本康正さん「次のテクノロジーで世界はどう変わるのか」
齋藤和紀さん「シンギュラリティ・ビジネス AI時代に勝ち残る
企業と人の条件」
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